朝から菓子パンとみかんを食った。みかんを食ったついで栄養学の本でみかんのページを引いてビタミンCや袋に含まれる食物繊維などの基本的なことをおさらいしながら、イチゴやブルーベリーに含まれるアントシアニンが目に良いという情報が気になる。そう、年を取ったせいか最近視力が下がって来ている。
それから、不意に今まで栄養と言うと三大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂質という体を作り動かすことが基本だったと振り返る。工学系だし、自動車とかロボットみたく食事がエネルギーで体が動く、たんぱく質やアミノ酸で体が出来ているからそれを取れば新陳代謝でまた体になるくらいの理解だったのだ。
そしてアントシアニンとは何か、目にどう効くのかと考えると、体とエネルギーがほとんどだったものから、目の内分泌が気になりだし、生化学の本が分厚く読むのがしんどいので置物と化しているのを「よっこらせ」と出して読むのだが、サッパリだ。そうして、高校化学の学参も読む。生化学の前に有機化学である。しかし、目の事は分からない。サッパリ分からないし何も載っていない。
ふと、頭痛がする。これは学生時代に数学の難問を解いた時に起こる頭痛と同じ痛みだ。だが数学を考えているわけではない。これから何を勉強したらいいのか、ということを考えて頭痛になるのだ。こんなことは今まで初めてである。
まあ、かかるとしたら眼科だな。去年いちど結膜炎にかかって目薬を処方してもらい、近所の薬局で出してもらった。売薬の胃腸薬くらいしか買った事のない薬局だったので目薬が出るか不安だったが大丈夫だった。店が隣との二件分の広さになっていた。そう、このあたりはお医者さんが多く、薬局も多い地域なのである。
今日は八時に起きたのだが、昼食にシーフードヌードルとオードブルの残りをレンジしたものを食った以外は本を読んでいて気付けば昼の二時半。何と6時間も経っている。そんなに読んだっけ?それとも数学頭痛と言った「何を勉強したら良いか」と考えている間にすごく時間が経ったのだろうか?脳とか、膵臓とかも勉強したよな。
何を食ったら良いのかとか、脳で何が起こっているか、考えてみたが、血管が通っていて内分泌されたものが動脈から脳に行って静脈から帰って来ているわけで、常識的には血中の糖質とかアミノ酸が消費されて帰って来るので、特別な物質で脳に効くというとアルコールが有名だが、まあ今お医者さんにかかって出してもらっている精神役ってやつも脳に作用するらしい。特に夜のお薬は不眠の俺に眠気が来たので効果覿面である。
しかしだ、昨晩はNHKでアニメ「火の鳥」を見てから就寝した。やねうらお師匠との話でマンガの話が出て、お笑い芸人カラテか矢部さんだったか、図書室で火の鳥読んで人生変わったみたいな話は聞いて、大体からして有名で、ファミコン版もあって、でも俺まだ読んでないんだよなーと思っていたのがアニメであるという話して起きていたら眠ってしまわず起きて見られた。大体からして楽しみにしていた紅白歌合戦なんかでも始まって歌がかかると「Mステと変わらんよなー」とふっと眠くなる俺が何故か起きていられたのであった。不思議だ。
まあ服薬以外には食事改善と勉強はだいぶやったつもりだ。もともとストリートファイターとかファミコン音楽で頭の半分以上使ってる感じの人だったので、それをちょっと勉強に当てたら、というのを本当に当てて、あとはテレビを見てタバコを吸って夜はお薬と缶ビール飲んで寝る生活を6年。コンピュータに偏った頭が少しはマシになったのではないだろうか。
まあ出来る人の使う本にあやかりたくて本を買う理由は分かるが、俺が本を紹介して売れるのかは疑問もあるってか自信はないが、俺はこの本を古本で400円で買って勉強をやり直した。高校の時から20年経っていて、本も良くなって分かりやすいと思う。載っている内容も多くなって充実している。
けど、高校の学参はあくまで高校の学参で受験のための色は強く、卒業してから読むような本でも無いとは思う。それでも俺は高校の時に明らかに物理化学生物の三教科のうち化学が特に悪かったから復習の必要があると思ってそうしたのだ。まあ、地学もあるにはあるが。
いろいろ勉強しても、なかなかそれぞれの科目が手を繋いでくれない。化学生物と医学、医学と栄養学と薬学などは段々と仲良くなるのだが、それでも化学と医学の間には共通項もありながら大きな壁もあるようにあらためて思う。黒魔術から毒薬、毒薬から魔法の薬、魔法の薬と東洋医学から一般的な薬理学と行きたいところではあるが、薬理学の前に栄養学をやっている。
そうさね、薬理学から目薬やって眼科をやればまたちょっと進むかもだな。メガネをかけるというのもひとつではあるが、これから目は悪くなってゆく一方通行なのかと思うと、ちょっとげんなりするものだ。
世の中にたくさんある薬の内どれほど自分で作れるだろうと思うと大して自力では出来ないだろうなと思うのだが、そういえばMTGの大会で遠征した先で風邪を患い藤田剛史師匠に連れられて薬局に行きその場で水をもらって飲んだ漢方薬の風邪薬が抜群に効いたことを何となく思い出してのであるが、そうさね日本の各地に薬局はあって、滅多に世話にならないとしても随分通ったゲームセンターより人の役に立つはずの薬局がひっそりと営まれていて、若い健康な日々の多くをゲームセンターに費やしたのだなと少し悔いるのであるが、そこでも後悔先に立たずで、今後は体や薬の勉強に移って行けば良いのではないだろうかとも思っている。
さんざやったはずのコンピュータの勉強でも結局は将棋とストIIや趣味領域で、実用的なところで何の役に立つのかと言うと、まだほんの序の口の数値計算機である電卓で何らかの手続きが自動になるくらいの役にしか立っていない気がする。手続きは官職が手数料を取るための計算式なので、コンピュータを使ったマイナンバー国民総背番号式で管理と納税と給付が為されるくらいで、それって役に立つより搾り取っていないかと。
そういうと国民健康保険とかも健康な人は払い損で病気になるともらい得だけど、お金で言えばそうだけど病気が得ってのもおかしな話で、健康が一番大事だと思う。
まあ、その意味で身体の健康とはじめの方に書いた三大栄養素は分かんだけど、目で見るとか考えるとか人を思うってのも、人の仕事だとは思うのよ。養老孟司先生は「人間って結局脳で考えて筋肉を動かすことしか出来ない」と至言を残されましたが、解剖学的にはそうだとしても、この思念ってやつをもっと深堀できないかと。
そうするとコンピュータ将棋ならびに本将棋の研究とかも面白いものですけどね。