原曲はファミコン「ワープマン」

 ブログをしていて、画像はアップロード出来るんだけど、音楽のアップロード環境が無いのよね。レンタルサーバに音楽ファイル放り込んでリンク貼るだけで良いんだけど、無料の音楽用サーバーサービスというのが無くて、自腹切るほどでもなく、また著作権等の問題で画像をアップ出来たら無料マンガサイト問題みたいのがあって、自作の音楽をアップしていた頃もそのサービスで他のアカウントから著作権アウト音源が大量に投下されて、サービスごと一時閉鎖になったとかあったのよ。俺の曲返せ!ってまだ音源自体は自分のパソコンに残ってるけど、聴かれたものは返ってこない。お金が。

 昨日のブログに「ギターとDTMが趣味として融合したら」という話をしたがどっちもプロ志望だったはずで、目指した頃と具現化した今で表現者の就業の在り方がちがうというだけで、いじけずに音楽は続けるべきという話で、DTMマガジンを1500円で書店で何となく取ると、俺の仕事が本のおまけのCDからコピーしたものである疑惑が知らない人レベルで沸き起こるのよね。専門学校行ってた頃に最初に職員室に入って先生の本を見てやろうと思ったら週刊アスキーくらいしか置いてなかった、みたいな話の裏返しで、俺がプロとして活動しているとアピールして身バレすると近所の書店で本を1冊買うにしてもスパイして同じ本を狙って買うって話は当然起こるわけで。

 反対に1500円のDTMマガジンから俺の仕事を真似ようとするとMacなりWindowsなりのパソコンが必要で、ベクターからフリーウェアをダウンロードする代わりに本の付録でやらないとパソコンがネットに繋がっていない可能性もまたあって。つながってて、ウチに来てたら反対にスパイ活動までされるようなこと何も無いんじゃないかって。

 だってこの自作ゲームでもGitHubで無料で公開しているんだよ!

 ただ、某将棋ソフトのパッケージ企画段階で「オープンソースにしているものをCD煮詰めてパッケージ販売したら本当に売れるのか」は技術者界隈からすごく疑問を持たれて、でも冷静になってよ。レッドハットリナックスをその時は例に挙げたけど、フロッピーの時代からゲームを1本だけ買ってあとはコピーするって言っても世界中の人に配るのは暇人でも財力と行動力があっても出来ないことで、買って知人にコピーして自慢する人みたいのが一定数いる以上「これが原本」てのを作って売る商売には一定の客がいるし、そもそも商品であるなら店の品揃えに買ってもらえたりもするって話した。

 まあ、このゲームの曲はファミコンの「ワープマン」という曲のBGMを聴き取ってピアノロールにして多分前にも書いたけどDominoからSSW7でMIDIからWavに書き出してさらにSazanamiというソフトでWavの無音部をカットとまあ、アプリ頼りでプログラマとしては働いておらず、作曲という意味では原曲がワープマンのBGMからなので聴き取りであって作曲ではなく、しかし音色とか音が鳴るテクノロジーは全然違うので、仕事をしていないわけではないとも思うんだけど、分かってくれる人はどれくらいいるのか良く分からない仕事だ。

 お客さんひとりから一度に取れるお金は音楽業界どこもみな配信の200円からCDの1000円。まあCDも500円から3000円まであるけど、レンタルとかコピーももちろんあるわけで。その中で3000円でも安いとか好きって言ってもらえる音楽が出来たらホントにプロフェッショナルなんだけど、齢40代にもなると若い時みたいに「どれもこれもキラキラして見えてファンになりまくる」ってことは無くなるのよ。

 反対に雑誌の抱き合わせで1500円の音源を作るのに色々な無料ソフトに高価なパソコンにおんぶにだっこで、どうにか数曲作りましたってのを書店でポーンと買っちゃう。

 それをスパイしてやろうとか誰かが思っていたら、そうじゃなくて書店のCDコーナーで好きなバンドのCDでも買えばいいのになって思うけど、俺の真似すんなら俺もDTMマガジン自分の分以外にもう1冊売れたって話だわ。


🄫1999-2023 id:karmen