今日のマジックザギャザリング(サイドボードとゲーム理論)

昨晩あたりから頭が冴えて、いままで考えたこと勉強したことがパズルのピースを入れ替えるように頭の中で一気に交錯して、やがって言葉になってスッキリしてゆく感覚を得た。

ストリートファイターIIゲーム理論で解いたときのことと何となく似ている。しかし、前回は失敗であった。それを持論として人気もない自分のブログで公開したからだ。

隠しておけば、ずっと勝てる。昨日は俺にとってマジックザギャザリングは遊びかガチかというので「真面目に遊ぶ」というのを答えとしたけど、それはガチの真髄が見えないからで、俺がガチでやろうとして出来なかったことの中には「ギターを弾きこなす」とか「コンピュータ将棋世界選手権で優勝する」みたいなことがあるんだけど、それはどちらかと言うと当初から自分に自信がなくて「ちょっとギター弾けて歌上手い兄ちゃんくらいでいいや」とか「選手権参加だけでも良い」と思っていたからそうなった気はする。

それに対してマジックザギャザリングは国内ベスト8とか地方で3位とか、あと一歩の足りなさが運であり出場回数を重ねれば1位も取れるかもだけどお金かかるからぁと思ってた。ただし、その運の掴み方つまり確率論での戦略に於いて手持ちの「黒の防御ルーン」をじっと眺めている間に実は強力なサイドボードやデッキ相性によるメタゲームだと既に分析されているゲームシーンでもそれはあくまで有利不利でしかなく、勝率最高のデッキが優勝するわけでもないが、8勝するためのポテンシャルとして藤田剛史師匠は「メインボードで戦うのは1戦だけど3戦するわけだからサイド後のほうが2戦ありサイドボードは重要」と言っていたものをあらためて言葉デバッグすると「メインボードで1勝出来ればサイド後は五分五分でも2戦の内片方取るだけで良くなるので、メインボードで勝てるデッキのほうが優勝確率は高い」と訂正した上で、さらにサイドボードもより強力なものを備える。これだ。

基本、趣味マジックの人はトーナメントルールでのサイドボードは持っておらず、メインボード同士の相性とゆるめに強力な対策カードの反則化をしている。格闘ゲームの投げハメ禁止みたいな感じで。ただ、それが投げハメ無しなのは待ちガイルも無しだからという遊ぶためのバランスのとり方であって、投げハメ有りで待ちがいるもアリだと本当に勝つのはどっちかというゲームをど真剣に付き合ってくれる人は少ない。

それで俺は結局格闘ゲームは思考実験を重ねてから優勝したあと、大会巡りをするでなく趣味人になる道を選びながら、しかし華々しく活躍するプロプレイヤへの憧れは残ったままだった。反対に、マジックザギャザリングの国内ベスト8のほうが1000人規模だったのと若くて始めた直ぐだったので、味の良い記憶として定着していた。けど藤田さんにはかなりキツイ言われ方をしていて、いつも心の弱いところを突かれて嫌な感じがしていた。

これは藤田さんが元々麻雀打ちの雀士で、喧嘩を売ったり弱みを握って挑発してゲームの土俵に引き込まないと相手にされなくなるとお金を取れなくなるからみたいなところが原因だろう。そして同じく藤田一味には藤田さんの口真似で攻撃してくる輩もいる。

そんな俺は先日の大会でも優勝した黒田組(黒田正城の一味)とつるんでいたこともあった。黒田組の最近のことは知らないし、黒田さんもいつの間にかショップ所属のプロになっているけど、俺がいた頃の黒田組というと安定した定職に付いて潤沢な資金でレアカードを買い占めて強いデッキをみんなで持って軍団で勝負するような戦い方だった。これは軍団なので大将の黒田さんは優勝経験はあるものの、誰の手柄ということは特になく海外プロツアーに人を押し上げることが本当の狙い目だったと振り返る。

ただ、それって普通のプロスポーツの運営団体みたいなもので、俺は藤田さんのマジック愛というかそれに打ち込んだ人としての「マジック観」みたいなものがいちばん優れていて、俺もその考え方を身に着けたい、運ゲーとして軍団でたくさん出れば誰かが勝つみたいなやさしい確率論ではなく、本当の理みたいなものに藤田さんは近いと思っていた。

そして昨日はそれに1歩近づいた、もしくは藤田さんにも無いかも知れないところの発見というか、自分がマジックのゲーム理論に於いて正しく筋を通せる。コンピュータで言うとソースが書けるくらいに頭が整理されてきた感覚を得た。

ただし、俺が研究した対象よりも現在のマジックはさらにルールが複雑化している。反転カードやソーサリーとして使えるクリーチャーなど、変わるルールに付いていかないと振り落とされる仕組みなのだ。戦略面でも金銭面でも。

それでも根っこから理解するという意味では、解決した。あとは応用と実践になる。黒田組としてどこからかお金を稼いできたらあとは確率論で誰かが勝つだろうみたいなザックリとした勘定ではなく、カード1枚1枚の関係性を読み解ける。

黒田組はシンプルな分、理解者が多くマジックを通じて他業種の人と交流できる場であった。ただ、藤田さんとか多分今の黒田さんももう「マジックの人」としてしか認識しようがない。だから俺の話も「マジックの人」かつ「ゲーム理論の人」にしか通じず、他者にそれを説いても得はないかなという気はしてる。

ここまで読ませて言う機会を逃してしまったが、黒田さん何度目か知らないけど優勝おめでとうございます。藤田さんも「黒田だけはない」と言わずせいぜい頑張って下さい。