開発中の将棋ベーシック改に定跡を搭載!

 将棋ベーシック改の開発を数カ月ぶりに進めてみました。進んだ!奇跡!

 先日の電竜戦4期は不参加で「水匠」の応援に回っていました。

 第1期には参戦したのですが、負けのいくつかが切れ負けなので、5分将棋とか10分将棋には耐えられないと思っていたのですが「水匠」対「dl shogi」などは秒で80手とか進むので、これは何事かというと定跡なんですよね。

 いやそんな定跡の実装はC言語から入っている俺としてはクッソ手間かかりそうと思っていたのですが、現環境はVisualBasicということでDictionaryとFileStreamをAIに教えてもらって1日でプログラミング出来てしまいました。ビバ生成系AI!

 出来たら出来たでよそ様の機械学習系でよく言われる「定跡掘り」をどうしようか、とりま平手で自分と元々の将棋ベーシック改の三手読みの対局を学習させてみると、考えてアンポンタンな手を指していた将棋ベーシックが瞬殺でアンポンタンな手を指すようになりました。お試ししたい方はGitHubから最新版をどうぞ!

 ちな川村雪歩ちゃんの顔の下の評価値の下の細いボタン左が定跡学習セーブ右がロードですがロードは起動時に自動です。プロジェクト下 JD\book.txtが定跡ファイルです。

 なんで今までこれやんなかったのと思うくらい劇的に速くなりましたが、それが出来たら次に行くための研究はもっと難儀になる気はしています。もうちょっと研究を追試してBonanzaくらいの強さには持って行けるかもなぁ、くらい。

 あとは参戦要件としてUSIプロトコルと通信を自動化しないと、開発者の皆さん退会時に接続して放っておくだけで良くなってるの俺だけマシンに貼り付いて毎回手オペはださいなー、というのが正直なところです。ダサいのは嫌だけど参加のために面倒な通信の勉強もめんどいなーって。

 ただまあ、学習と定跡が脳みそのブレイクスルーとペアになるAIの進化で1日になったから、通信ももうちょっと頭をひねってAIさんにも頑張ってもらった案外楽なのかも。富士通のWin10ノートでも頑張るよー!


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