だらだらと1日が過ぎてゆく

 「憎むことでいつまでもアイツに縛られないで」とは歌ってみたものの。

 そうさね、俺の心は結構憎しみで出来ているんですよね。スポーツとかケンカに強い方か弱い方かというと、まあ高校の時は体力無くて、ケンカも勝てなくて、ゲームにのめり込んで、んでゲームの世界でちょっと勝つことを覚えて、30代くらいに糖尿なりかけで太って、まあお医者さんから気休めに「なりかけ」言われて「そうなんだ」思ったけどその線引きが何処かも分からないと「なったのかな」くらいの感じで運動はじめて、そんで気が付いたらボウリング100くらいは取れて、昔のゲーム仲間にスポッチャ誘われて、まあ女の前で良いとこ見せるのに負け役を呼んだつもりだったんだろうけど、ちょっとイメージ変わって普通にこなして、んで誘われなくなって。それで自信付いちゃって、ケンカになった時にはいつもタジタジで竦んじゃってたのが殴るようになって、防犯カメラの付いてるところに誘い込まれて殴って警察呼ばれて。

 「何ヘマやってんだよ!」と警察に怒られてそれから身辺調査とかも受けたんだけど、まあ信じてもらえるかは分からないけど、そこまで悪いことはしていない。資格持っている技術者としての仕事をしていただけで、女遊びしたことを風営法がどうたらと自己弁護していた姿を取って風俗店経営者か何かと勘繰られたけど、まあ風俗が悪いことかどうかというと刑事罰では無いけど、軽蔑されてもおかしくはなくて。

 んで殴ってケンカになると弱かったくせに格闘ゲームが好きだった自分ってのは侮りやすい不良だったわけだけど、いつからか並み以上の給料もらう技術者が何故子供やチンピラと街機で100円玉の取り合いをしているのかって、俺の過去を知らない人から見たらずっと謎で、ずーっとセルフイメージが不良のままギャップが広がって行って。

 んでまあ、その技術者ってのも40歳から退職して年金暮らしだから、そろそろ自己紹介にしちゃいかんなとも思うんだけど、自室に引きこもって何やっているかというと大半はテレビ見るかSNSなんだけど、将棋とか麻雀とかインベーダーゲームとか作ったわけで、売っても見たわけで、技術者としての終わりごろから個人事業主として納税していたので、その流れで役所から再三脱税を疑われて、最近やっと厚生年金の事務所とお役所の国民年金の窓口がつながって、事情を分かってもらえたわけです。

 そういう意味で悪いこと、例えば風俗店経営とか脱税とかハッキングとか重大犯罪は犯していないわけですが、風俗行ったし殴ったし万引きと食い逃げもしました。それすら一度もしていない時にやたら疑われて「もうやってしまえ」みたいにヤケになって。あと麻雀とパチスロな。朱に交われば赤くなると、人のせいにしておきます。それを撥ね付ける、断る力とか最近ようやくついて、けどもうやっちまったら文化勲章とかの叙勲は確かもらえないんだよね。立派な人になって人生終わろうと思っても。

 まあそれでも、悪いことしなければそれで立派なのかというと、何か手柄が無いと勲章ももらえないわけで、悪いことしたからもらえなくなったじゃねぇかもうやらねぇ、というのをやらない言い訳にするではなく、文筆なり研究なり最近では音楽なんかでも何か出来ないかなぁって悩みはあって、30代から40代の前半は音楽に関しても「まず楽器が弾けないと」という課題があって練習に身は入ったわけですが、借り物の歌の弾き語りでもネットでいちど人が集まって、ささやかだけど良い時はあったんです。

 けど最近それももっと頑張る人とか若い人への入れ替わりとかでなくなって。んでまあ独白のように思えば悪いことも軽犯罪レベルだけどやっちまったなぁ、と思って。

 んで何でそうなるとなると、殴るにしたってプロボクサーとか空手とかムエタイとかプロレスくらいやるかというと、ファイナルファイトみたいに弱そうなチンピラ殴っちゃったくらいの事であって、近所で工事があってガタイの良い土方の兄さん方が積み荷を降ろしていてこっち見てにらみ合いになると「多分ケンカしたら負けるなぁ」と思いながらも、恐らく俺の人生ではそれはカネで勝つ予定であって、それがケンカに弱いことの予防線になっていて。何かやっちまった時は限界まで貧しさを背負っていたわけで。

 芸能人という人気商売ではなく、純粋芸術として音楽を出来るかというと、どちらかというと芸能人への憧れが動機であるわけで、カラオケで良い普通の人でも良かった。ただまあ、15年もやっちゃうと、それで何とかならないかと考え出すのは、それはそれでも何ともならないと思っていたゲームでも同じことで、何とかなる人は何につけ何とかなる人がいるものだけど、並大抵では何ともならないのもまた厳しい現実で。

 けどまあ、重罪となることはしていないし、貯金もまあまああるし、両親ともに存命で元気だし、結婚はまだだけど、嫌になったくらいのことで自殺するのも早すぎる気もしていて、けど時々横向けに寝っ転がって「死にたい」とこぼす癖があって。

 それで何も楽しいことが無いと思ったら、京極夏彦の「魍魎の匣」をしおりから数ページ読んで閉じて、いよいよ死体バラバラ殺人の幕が開けたところであります。

 小説のネタじゃなくて、時々そういう事件ホントにあるけど、現実味を感じたことは一度も無くて、それより親が死んだとき葬式上げるカネ無くて自分で墓に埋めたとかいう死体遺棄の話の方がリアルだったよ。夏には怪談と云うけれども。

 そうさね、中学くらいでファンタジー、高校から純文学、20代森博嗣、30代で勉強やり直し、40代何やっただろう。もう7年も40代経ってるのに。カプエス2毎日したのとか、それ本当に大丈夫かと思うけど、これも恨みつらみがあって。

 自分の人生何も特技が無くてそれしかないと思い込んだのが格闘ゲームで、まあやっている間はウメハラとかプロゲーマーの活躍は光というか「ほの明かり」くらいのものだったけど、それを感じない程度には日常が明るくなって来ていて。

 関西、梅雨明けしましたね。ストレスたまると体のあちこちからかゆみが出て。

 何だかタバコも酒もそこまで旨くない、味のしない最近です。体調が悪いのか、酒が染みるほどの鬱憤がたまっていないのか、タバコもなんかくゆらせてもしっくり来ず。

 それは酒やタバコが旨いよりは中毒症状としては緩和されて健康によっているのかもだけど、嗜む基礎体力すらなくなっている披露状態かも知れず。朝のトーストとグラノーラは旨かったから、まあ食欲としては正常値ではあると思うんだが。

 親との付き合いも、年老いて衰えて死にゆくのを想像して憂うよりは、ただ日常的な所作の幾つかをただ「ムカつく」と思う程度にはお互い元気で。感謝とか悲しみを思うのはその時が来たらで良いと思う。先回りすると空回りする。

 そうすると、芸術とかも売れっ子芸能人にはならなくても、テレビ見てたらニュースの合間とかメジャーの大谷の活躍とか、至るシーンにBGMが織り込まれており、音楽の道に進むと言ってもそれくらいの仕事でも「超」が付くほど優等生だとすると、そこまで自分を卑下しなくても、ネットで人が来なくても「いてはいけない」ほどでもないとは思う。まあSNSで人間関係の摩擦があって、ムカつかれたとしてもだ。

 まあこのダラダラとした毎日の悩みというか実名だから軽犯罪とはいえやっちゃったことを露悪するのもダメだと思うけど、隠し事をしてモノを書くのも赤裸々に書いて読んで消化してもらって来たポリシーに反するので、書いてしまいました。

 まあでも、犯罪を何かしてもらわないと無実の人を取り調べたり通報したりしたことが悪くなるから、こっちが仕方なくやってしまったというか「やってあげた」みたいなことを本当に親鸞悪人正機で擁護して良いのかというような軸もまたあるんだけど、悪くもない人を追い詰めた側がこちらが悪になる事でまだ善の側だと思っていたら、それはそれで大きな間違いだとも思うんですよね。

 まあ尾崎豊とかZARD坂井泉水さんの死について「キラキラしすぎているのも民から見たら悪」みたいなところも理解できないわけではないけど同調はしてはいけなかったと思う。

 そんなわけで、堕落しながらもまだまだ元気で生きています。病気で厚生年金もらっていても8時間クスリで寝て16時間は起きているので、毎日過ごしています。クスリが無いととうに狂って死んでいるかもな人生、ゲームで言うと1UPで得た命で残機つぶしのスコア稼ぎをしている感じです。復活は難しすぎて、またフルパワーで面を進めるくらいのところまで軌道に乗れるかどうかは分かりません。

 親元で、友達とも語らいなども無く、恋もせず、この命は何に使えば良いかと思いながら、惰性と恨みでしていたゲームからふと我に返り、ささやかな希望であったギターの弾き語りも自撮りを見てその進歩の無さに絶望したり、ピアノの稽古は出すのが億劫だったり、モンスターハンター3Gのラギアクルスが強すぎたり、そんなんです。


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