ブックの使用感がマジックザギャザリングの5CGみたいになってきた。
水属性から出発したが焼きに寄るとなると以前組んだ地風のオドラデク、ジャッカロープ、コーンフォークの12枚でカタストロフィを打つブックを見直した。あのブックは強かったがカタストロフィを打たないと勝てない事が多い。
普通の地走りに近いクリーチャー構成と、やや風変わりな焼きスペル。ブックワームによる手札コントロールと、カタストロフィやテンペストによるボードコントロールを両方備えている。基本通りクリーチャーを撒いてもコストが安く有利なゲームになる。
カルドセプトでテンペスト2枚打ちして勝つとはどういうことかと考えると、400ゲイン手札4枚よりも相手の損害が大きいときだという単純計算に行き着いた。
数学的というほど難しいわけでもないけど、場の状態や手札の枚数ひとつずつはやさしい算数でも関係性を俯瞰する絵的な想像力があればゲームをしなくてもゲームの成り行きを想像できる。それを考えながらやり込むと、だんだんとゲームの展開をゲームをしなくても読めるようになってきた。
今までの自分の勝ちパターンには領地をレベルアップして防具を構え、相手の侵略を防具で守って手札に防具が無くなるとフェイトやファインドで次の防具を手に入れるという筋があった。ケルピーブックなんかもこの道理で勝つ。
他にはチャリオットやスレイプニルでマップに出たクリーチャーを動かして侵略することも考えてきた。
対してこのブックではもしボードで負けてもカタストロフィーでリセットできる。ボード以外に何を考えるかというと魔力と手札だ。相手の手札をブックワームで壊して、こちらがレベルアップした領地を相手が侵略しようにもクリーチャーや武器がない状態を良しとする。
手札がない相手はクイックサンドでハメられるし、ジャッカロープにコロッサス援護で侵略も出来る。
MTGの話になるが貿易風ライダーでコントロールしてマローで蹂躙する5CGに似ている。強いだけでなく使っていて面白い。