矛盾する強カードを両方入れた強いブックを

カルドセプト500勝達成しました。

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ブックに変更を加えて会心の出来に対しチェスで人間に初めて勝ったコンピュータ「ディープ・ブルー」の名をデッキに冠した。いや6文字だから「ディプブルー」になったが。

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ブックワームとテンペストは非常に強いカードだが、ネット対戦において使った瞬間に電源を切られた経験があり、自戒してきた。

また、ブックワームもテンペストも強いが、互いの作用としては矛盾する。ブックワームを置いてテンペストを打つと自分のブックワームをテンペストで殺してしまう。だがこれは厳密には矛盾でなく、ブックワームで手札を壊しても相手のほうが場で勝っていたら自分からテンペストを打って自分のブックワームが死ぬ以上のメリットを期待できるし、ブックワームとテンペストを手札に持って相手が先にブックワームを召喚するとテンペストで掃除してからブックワームを出すというような対戦になる可能性もある。

思考の上ではシミュレーションするが、実際の試合でそこまでやり合ったことはなく、自戒したカードを相手も使っていない状態で勝負が拮抗するところまでやり込んだが、電源を切られても何度も同じブックでログインするということだけは試したことがなかった。

 

思えばマジックザギャザリングで自分がNWOを組んだ時にはプロツアーの上位8人が全員NWOだったし、プロスブルーム、MOMA、ネクロドネイトなどのシーズンも怪物が出てきて殴り合うゲームではなく手札のやりとりだけで試合が決まるゲームだった。

思う存分に草野球的な普通のゲームを楽しんだこともなければ、強いデッキが出来たのにみんなが嫌な顔をして相手すらしてくれないということもあった。新しく始めた友人もマジックオンラインで「ここからが楽しいところなのに、というところでいつも投了されるんですよ」と愚痴をこぼしていた。

俺はこれが本当に相手がつまらないと思っているからでなく、商売としてゲームの相手をしている人間は相手を負かして強くなりたいとカードを買い足せば成功で、カードをそれ以上買わない強い状態になった人が持っているもので楽しく遊ぶと商売が成り立たないので遊んであげないという意地悪というか商売をしているのではないかと考えた。

カルドセプトも俺だけのたのめのゲームではないが、俺がランキングひとり勝ちになり始めた時にスペシャルサイトが閉鎖してリボルトが発売されるという経験をしたし、遊戯王ガラケー版もリーグあと少しで全勝というところでサービス終了した。

勝負で既に勝っている状態でも、好奇心とか探究心でもっと強くならないかと考えて相手をしてもらえないのにひとりで研究するというのは俺の歴史の中では日常である。そのほうが自分より強い相手を探して旅に出たりするより低コストでこじんまりと楽しめるから。

 

話をカルドセプトに戻すと、ブックワームは1枚だけでも強い手札破壊カードだ。

対してテンペストやカタストロフィーは2枚使うとほとんどのクリーチャーを破壊できる。そのため、ノンクリ系になるか、あるいは周回前に1回打って周回回復して2回目を打って自分はクリーチャーを残して相手だけ全部殺すという作戦がある。

この2枚打ち作戦は強力なので対抗したいが、自分のデッキにその路線を追加するとコンセプトが変わる。そこで、周回してのテンペストはターンをまたぐことに着目して手札にテンペストを1枚持ってにらみ合うと相手の方から打った時に周回させずに自分もテンペストを打って全滅とか周回して2発目を打った後でも相手のクリーチャーを全滅させたりで対抗できる。そう考えるとデッキに1枚のテンペストというのは全焼きブックに対してもブックワーム合戦にしても必要じゃないかと思うんだ。

オンラインマッチでそんな対戦になったことは1回もないんだけどさ。

 

テンペストを2枚にすると周回2枚打ちコンボを自発的に起こせるようになるし、ブックワームは2枚以上入れても良いから、まだもうちょっと強いブックになる可能性は残っている。誰を相手にするわけでなくそこまで極めるのも面白いかな。またやろう。

 

 


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