ウソがウソであると見抜く力

ネットの巨大匿名掲示板の創設者西村氏は

「ウソがウソであると見抜ける人でないと使うのは難しい」

と言った。

 

考えてみると簡単なウソなのであるが、純朴に育ったゆえだまされて、騙されたと気づくのに10年かかり、そこからウソを立証してみようと思ったらさらに12年で合計22年かかったウソがある。元のウソはマクドナルドで口頭でつかれたウソなので事実を調べて無根であることは分かったが、ついた当人を追い詰めるには至らない。

それは数学の問題で「京大の過去問にこんなのがあった。解けるか?」と試され、俺は当時高卒でバイトをしていたのだが、その場ですぐに解いてみせたことでそのグループでは一目置かれて作戦参謀のようなポジションに立った。

だが、その問題はトンチは効いているが京大とはちょっと違うのではと思ったのが12年前。過去問がすべてネットで見れるので虱潰しに探して「無い」と断定したのが今日2020年だ。

 

なぜその問題が出題されたかと言うと、俺がフリーターをしていた時に進学校の出身であることを誰かに話したのが伝わったから、誰かがそれを試そうとして実際に答えたことで身が守られたわけだが、囲われていたグループは博徒の集団でことごとく全員が経歴詐称であり、俺はその中で「京大生より頭がいい」と紹介されて、いちいちそれを正して「高卒です」と断っていた。

 

姪っ子が小学生のときに親や先生に「なんで?」責めをしていて「1+1=2なのは何故か」という問いに周囲の大人誰もが答えられず、俺のところに疑問が回ってきて「学校で習うからだよ」と答えると義兄さんが「ちょっとキョウスケくん、そんなホンマのこと言わんといてよ。もっと数学的な証明とか、そういうの教えて欲しいねん」と言われ「それなら」と得々と語ってやろうかと思ったら、俺の姉(つまり姪っ子のママ)が「もういいわよ、そうよ学校で習うからよ」と話を打ち切ったが、傍にあった飲食店のレジを指して「あのレジの会計も恐らく1+1=2になるようにプログラムされているぞ?」と言うと「レジもうそやの?」「そうよそうよ、お金なんてウソよ。書いた値段になるのよ」と経理をしている姉が言って、結局1+1=2は学校で習うウソであるというところが放置されたまま、最近ではその姪っ子がもう中学生で高校受験を控えている。ホンマに数学とか大丈夫なのかなと思うと色々と思い出すのである。

 

京大の過去問はもっと難しいし、基本的な算数のルールの上に積み立てられている。良問らしいが、それをどういう基準で判じるのかは俺には分かりづらい。やさしい設問で途中のパズルが難しく、式の最後が綺麗な形になるとかなのかな。

 

友達の中には人の言うことを頭ごなしに何でも「ウソだ!」とはねつけるところから入るのもいて、何でも信じるのが愚に見えるのはともかく、何でもはねつけるのも扱いづらくて人の輪からのけものにされ、まあだから俺と友達になるというか俺が友達だと思っていて。

 

ウソがウソであると見抜ける能力もいるけど、構築された世界の中で通じる会話ができるかと言うと嘘をつくルールやプロトコルつまり方法についても理解は必要だと考えるのだが。

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