今日のマジックザギャザリング(心に盾を持つ)

 今までの俺は「攻撃は最大の防御」とでも言わんばかりにオフェンスに振り切ったデッキ構成をしていた。その中で、そうなる前にMTGが楽しかった頃、大会優勝とか上位入賞とか、プロとしてお金をどうにかしなきゃらならないみたいな焦りが生まれる前は「対抗呪文」でガッチリ守っていた。

 もちろん、勝率だけで見た大会成績では攻めている方が数字が大きいのだけど、MTGに臨む心づもりとしては、対抗呪文が心のお守りとなって「相手がどんな策で来ても対抗呪文で打ち消せる」という安心感があった。だから負けても平気でまた臨めた。

 そう、簡単に言って対抗呪文は「心の盾」だったのだ。

 そんな俺は呪文の打ち合いのMTGから、大会に攻めるようになり「闘争の学び手」を得た。まあ1/1の騎士を出してしばき始めるわけだ。ここからだ。

 その内に、最初に書いたように「攻撃は最大の防御」となり、とにかくクリーチャーのパワーとタフネスならパワーだけを重視したような戦略になって行った。攻め合って勝つ時は勝つし負けるときは負ける。それは「運」だとフラフラした。

 思い返すと対抗呪文は心の盾であった。そのように、今度は本当の盾を持つべきではないかと天啓が降りてきた。今の俺に必要なもの、不安を取り除くもの。

 俺は金持ちの坊ちゃんだが、20代に貧乏して、30代の終わりごろからあらためて蓄財して、部屋にいっぱいモノが貯まると、今度は泥棒が怖くなり野球のバットや木刀やナイフなど武器になる物を部屋に集め出した。中にはBB弾のピストルもある。

 その部屋で、今度は泥棒なんてものではなく、枕元の武器類で反対に自分が攻撃される不安で不眠になる事もあった。

 そこに昨夜は「盾だ!」と天啓が降り、台所の鍋の蓋、ハードカバーの本、小型のホワイトボードなど固そうなものを枕元に揃え、そして何故か夜中にMTGのデッキをいじりだした。

 求めたものは基本セット2021の1マナ1/3のドワーフからだった。そしてデッキをいじり回してエクソダスの青のアンコモン「心の守り手」をデッキに編入したあと、また再び安眠に辿り着けたのである。心の守り手は対抗呪文と同じ青マナふたつ、相手より2枚以上カードが少ない時に、1枚カードを引くことが出来る占い師だ。

 それで、結局こうなった。とにかく攻めるではなく、ハンマーもあるし、最初は守りを固めるところから出発しようとなった。もちろん、そこで勝ってしまうかもしれない。

 けどまあ、そう攻め急がずに盾を構えて、シールドアンドハンマーという事だ。さらに手札がもし相手より少なくとも、心の守り手という心の盾もある。けど対抗呪文はもう手放したし、代替の「否認」も採用しなかった。

この続きはcodocで購入


🄫1999-2025 id:karmen