マヴカプ2をケーブル・ドゥーム・センチネルでクリア

 このゲーム(マヴカプ2/MVC2)出た頃はすごくつまらないと思ったんですよね。X-MENやマーヴルスーパーヒーローズから操作の子気味良さがどんどん無くなって、コンボゲーとしての最終系である永久コンボもかなり限定されていて。

 それでも稼働スグは対戦でやっている人が居て、特に「削りで殺す」みたいなケーブルドュームセンチネルで開始十数秒で捨てゲーされたみたいな伝説があり、対戦ゲームとしてコンボ威力はあるけどスーパージャンプ空中ガードも固く、面白がる人も結構いました。この頃からカプコン社はひとりで遊ぶゲームとしてだけではなく、みんなで遊ぶのが盛り上がる「ツール」を作るとか公式で偉い人が言ってたと思います。

 まあそれでマーヴルコミックスの本国である北米で流行ったという噂と海外の対戦動画が当時としてはハイスペックPCを持っている人の間で動画観戦というのも流行り出して、上手い人のプレイをパソコンで見てゲーセンで真似すると簡単に勝てるみたいな風潮がありましたよね。やり込まれている他のゲームではそうはいかなくとも、新作だったマヴカプ2ではそればっかり。

 特に対戦コミュが参加者同士での「キャラ立て」の仕合と言うか、かぶっちゃやーよをグループでやって、それぞれの人にキャラの役があって、新参者は余りを使うか、それともどれかのキャラで勝っている人に勝って「食うか」みたいな狭い界隈からすると、古参にクソゲーと言われても新しいゲームで遊ぶのは当然とも言えて。

 そうすると勝つために強いサッカーチームをビデオで見るみたいなのは将棋でもそうだけど、観戦して定跡を覚える。当たり前の事ですよね。けどオリジナリティというかキャラの立て合いという狭いコミュにいるとそれがあんまり分からなかったです。

 まあ総括するには早いにしても、いわゆる「強キャラ」に対して小中のキャラには小気味良さがあって、対戦バランスはどうとしても、どのキャラにも旨味はあると思います。それでも上手い人はキャンセル、アシスト、エリアルなどを使いこなして強キャラを「小気味良く」扱っているように勝つんですよね。

 けど実際には小回りの利かなくて、大振りなキャラが強キャラの特徴でもあるんです。まあ簡単な話、上手い人が使っているから勝っていて勝っているから強いキャラと思われているという所で、同じ海外の動画でも所謂「弱キャラ動画」が同じ試合展開に飽きた人の暇つぶしになっていって、やり込まれたキャラとマイナな新参キャラで上手い方が勝つという展開をたくさん見ると、まあ他の格闘ゲームと同じくらいのキャラバンスはあるのかなと考えを改めました。ストIIXでも北米ははじめスパサガばっかとか、そういう情報が来ていましたからね。勝ち負けを決めた後に序列が出来て安心すると遊びが始まる。平安貴族が過去に武力制定された政権を運用し始めてから蹴鞠を始めるような感じでしょうか。

 そんで、ドュームとか格闘アクションとしてはクッソ使いにくいけど、対空アシストの隕石群飛ばすのとか、出てきたら出てきたで8方向ビームとか、対戦格闘ゲームとして「どうすんの?」と思うようなシューティング技がいっぱい付いていて、ひとまず「強そう」で、そこからやり込み始めて勝ったら強キャラ認定という順番だと思うのですが、独りで遊ぶ分には中量級キャラが小気味良く動かせて爽快感あって、ドュームとかはちょっと退屈な感じもするんですが、やるとなると対戦を未来に見据えてしまう所があって、まだまだやるからには勝ちたいと思って練習してしまいます。

 まあ、ここら辺のキャラをしっかり使いこなせれば勝てるかなと言う所。そんでシークレットファクターをどんどん買うと相手のコンピュータが強くなっていって、独り用としてもコンボの小気味良さよりも相手として十分に感じるようになっていきます。

 とりま全キャラまではみんなやると思うけど、新色とかイラストコンプリートがウチまだなので、もうちょっと遊びこんでやろうかなとは思っている次第です。

 対戦は、まあ俺とやりたいという人がいれば遊びに来てくださいって感じです。


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