俺のブログ活動も消耗や枯渇という言葉が近い

 正直、疲れてまでやることなのかと今更に自問している。一昨日ギターの稽古で左手の薬指の爪と指の間から血がにじんで、絆創膏を貼った。その状態で昨日は痛みが引いて絆創膏をしたままギターが弾けるかやってみると、そんなに問題は無かった。

 ぽちくりするか悩んでいたPS2のマクロスをポチってファミマまで支払いに行き、そうして夜が明けてから、集合論で世にある雑多な知識と受験勉強とオタク趣味について考え直した。世に無数にある知識からすると受験の出題範囲は小中高の授業内容から逸脱しないように計算して作られている。教えていない事からは出さない、というルールがあるからだ。しかし私学では平気で難しい問題が出たりする。そうすると国公立で試験範囲が定められていて教えられた内容で充分に解ける問題というのはある種公平で、それで俺は国公立に落ちたことは素直に受け入れ、専門学校を出ているわけだが、あのころ、そうフリーターを2年してから専門学校に通い始めた頃は周りのほとんどが坊ちゃん嬢ちゃんの2歳下で、入学から国家試験合格まで「何でそんなに勉強するの?」と言われる勢いで勉強した。フリーターの辛みが分かっていて、絶対に良い身分になってやると思って、そんで最近ではどうよというか当時からどうでもない公務員の情報処理技術者だったが、無事に就職するまでは良かった。その暮らしに3年で飽きて、甘んじている地位が我慢できなかった。社会人をしながら「もっと勉強してやる」と思ってプログラムの専門書など読み漁ったが、技師と管理職の違いや経済の仕組みや国家予算のおろし方などなーんにも知らず、専門卒でコンピュータのその中でもプログラミングの勉強ばっかりしていた。

 しかしまあ、たまには違う本も読み、その中で東大とその他の学校の違いは受験の難易度にその重きを置くわけだから東大に勝ちたかったら受験勉強で勝て!みたいな本も読まされた。そうしてくるっと回って、また受験勉強をしてみるのだ。

 だがここでもう一度集合論から世にある雑多な知識と受験の出題範囲が高校生までの勉強を公平にするために限られていることも併せて考えると、専門学校とは言えせっかく卒業して自由な勉強を選べるようになっているのに、また高校の出題範囲に巻き戻って勉強することは枷になっているということが、なんと今日の今迄かかって出した答えなのだ。

 まあそれでも、地理の教科書でイタリアを学ぶとジェノバの地名が出て来て、それから連想されるのが俺の場合「何かのRPGの地名だったな」となって、ネットで引くと会社名とかもいっぱい引っかかって、それで最後は地図帳で索引でジェノヴァを引いて地図で確かめるというようなことをしてみて、そう高校の出題範囲に限った勉強と言っても国語数学理科社会科英語と結構な量で、標本調査としてその範囲内で勉強を測るのもことさらに偏っているわけでもないなとも思った。実測したわけではないよ?

 では高校の範囲から飛び出した勉強はというと、俺の場合プログラミングの実技があるわけだが、それ以外にもオカルトが結構あって、四国の八十八カ所のお参りが実は全部水銀の産地であったみたいな情報を本から得たとして、それを実地検分にせずネットで検索して裏を取ろうとすると検索AIがそのことを検索ログから覚えてしまう。

 せっかくネットではなく本から得られた知識なのに、裏取りとか記録にパソコンを使うとネットの共有知識になるのが勿体ない気がして、しかしそうなるとこのブログというのも知識の独占ではなく共有に異議を見出した時から始めたもので、自己矛盾する。

 というか、集合論の話がまだ終わっていない。広範な全知識、受験の出題範囲、オタ知識で金持ちのボンちゃん同士でオタ知識が中学時代の共通の話題だったが、受験で測りたいのが勉強量なら受験での標本調査に勝つことが受験前提の教育ではなく広範な勉強から自然に身に付いたものであるのが理想として、受験範囲内での標本調査でもって受験の勝者となっている学生の中で受験に特化した予備校などでの受験勉強と遊びで得たオタク知識でd再額に通っているものと比べて、オタク知識は無駄が多くないだろうか。けど勉強していないよりはオタク知識からでも幾分かは役立つことを覚えているということになる。

 さすれば大学生でも無いのにゴロツキが大学の近くの飲食店に出入りして、学情をスパイするというような事案について、そこでしている会話が他愛ないオタ知識であるからガンダムネタやゲームネタになんちゃって大学生が絡んで何か話題に混ざろうとするわけだが、そうではなく広範な知識の出所が実作業だと仕事に当たっている人の方が知識の豊富なところがあって、学生から実務に行くならその接点も大切になる。

 そうするとマクロスポチっている場合かと自問するのであるが、自分のかつての憧れがコンテンツ産業であったわけで、そこにマクロスは必修科目みたいな俺の勝手な思い込みとかロボットゲーム好きの人間関係とかもあるのはある。ただ、そのコンテンツ産業を就職如何でみると俺は外注プログラマーでコンテンツの企画や作画とは遠く、そしてその仕事は会社に就職しないと出来ないかというと、既にパソコンも持っていて、自分でも本を買って勉強していて、適性が無いと投げ出している分野であるのもマクロスをポチクリしたのと自己矛盾する。

 もうちょっと仕事になることを探さなきゃ、という焦りもあるが、そういえばギターを焦って速弾きしたら指が切れたのだなと思いだすのであった。もう治っている。早いものだ。しかし次は幾分演奏が慎重になり、目指す速弾きは焦っても出来ない。音楽関係も趣味ではあるがそれが仕事に出来たらと思った事のある分野のひとつで、実際にニコニコ動画で初月42円の奨励金を得たが、次月をもらう前に例のサイバー攻撃があった。収入が入っている分だけでも音楽の方が仕事の見込みはあるかもしれない。

 だけど、どこからやり直すのかというと、いちばん収入になっていたのはプログラマーで、そこに突っ切って勉強した期間があるのに、会社員としての昇給もあったのに、それでもだ。何だか仕事に対してやるせなさを感じていたし、転職を強く望んだ。でもこの辺りの事は業種や職種を超えても、実務的な雑誌の端々に「この仕事やってらんねぇ」という節は織り込まれているのではないかとも思う。

 そんな46歳の1ページなのです。絵を描いてギターを弾いてを続けるのが辛い。辛い時にパソコンに向かうとこのように不満をぶちまけるタイピングが捗ってそれが1日10円ちょっとになったりしている今日この頃です。

 


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