歌はなぐさみ。片思いと別れ歌が華よ。

ラブソングってのは「いつか相手にこれを歌ってほしい」みたいな感じでバーチャルに楽しむものであって好き好き同士で歌い合うものでもない気はするよね。

鳥が鳴くのは求愛行動だから片恋を歌ったり失恋を歌う方が自然と熱が入る。

でも、なんだろうな。別れ歌ってものもあって。

ふっとミスチルの「Over」という曲が浮かんだ。

振られた男の歌なんだけど、一度恋して別れないとそのシチュエーションにはハマらないわけで、なかなか共感を生みにくいレアソングだと思うんだよね。

30歳からのアタック

何度でも何度でも僕は生まれ変わってみせる!

そしていつか捨ててきた夢の続きを・・・

テレビで久しぶりに聞いたこの曲は昔の目覚まし曲だったな。

ラジカセでアラームを起きる時間より1時間早くして

アルバム1枚全部布団の中で聞いてから起きてた。

まあでもアレだ。今時は自分がヒーローにってより

週末にヒーローに会いに行く!ってのが流行りか。

ちょうど39歳ってミスチル好きでいいのかもなって

悪い夢から目覚めた朝に不意に自分の過去何もかもが嫌になって。

この気持ちを全部ギターに乗っけて歌って吐き出したら・・・

誰のために、何のために俺は歌うんだろうって

その前に歯を磨いて朝食を取ってタバコを吸うと

その衝動はもう無くなっていたんだけど

そう、わめき散らしたっておさまる気持ちじゃないだろう

だけど、そんなに何でも悟ったようにジジ臭くなったって

かといって子供っぽく振る舞い続ける歳でもないのかな

ちょうど39歳ってどんなだろう

上の人も下の子もいちばんたくさんいる真ん中の年。

そして、そうだ。

やっぱり俺は今そういう歳だってことを世界中に喚き散らすんだ。


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