龍虎の拳2をリョウ・サカザキでクリア

スーファミ版の龍虎の拳2をリョウ・サカザキでクリアしてみた。

カプコンストリートファイターIIを発売してからダッシュ、ターボ、スーパー、エックスと同じ絵で対戦バランスを煮詰めていって主に通信乱入対戦でのインカムを上げていたのに対して、SNK龍虎の拳餓狼伝説サムライスピリッツと絵柄の違う新タイトルを続々と発売していた。どれも対戦バランスは難ありだったけど、ひとり用として遊ぶとカプコン系が自キャラの操作に対してリアクションを起こすプログラムなのに対してSNKはじっと待っていると投げに来たり、飛び道具を撃ったりとコンピュータの動きが賢いものが多かったんだなと今になって振り返る。

賢いってのはストIIXや餓狼スペシャルのように理不尽に強いわけでなく、コンピュータをロジックでハメるのではなく、駆け引きを感じさせる擬人的な部分がある。

近所の駄菓子屋ゲーセン「キューピー堂」の兄ちゃんが柔道やっててプロレスが好きでストリートファイターIIの台を自分で買ったことからキューピー堂はおもちゃ屋から駄菓子屋ゲーセンになったんだけど、そこに一緒に通った中学の同級生も道場の息子とプロレスマニアと格闘技好きが2人いて、今から考えると相当に染められたなと。

当時のゲーメストに「格闘ゲームやシューティングはゲーセンで家ではRPGやシミュレーション」という記者がいて、格闘ゲームはゲーセンだと100円で遊べるし、飽きやすいから家ではじっくり長時間遊ぶタイトルをって考え方は(時間/プレイ料金)で考えると納得なんだけど、ちょっと裏話的に開発の話をすると、RPGというのは長時間遊んでいるようで実は1枚のモンスターグラフィックを単純な戦闘プログラムの繰り返しで長く見せているだけであって、アニメ絵の製作コストやコンピュータのロジックの複雑さで言うと格闘ゲームのほうが作るのによほどコストがかかるんよね。

だから、シナリオを一度楽しんだら飽きるRPGより、一度クリアしたら飽きるようで時間が経つとまた時々遊びたくなる格闘ゲームの面白さは実は作るのに手が込んでいるものだってことも知ってほしいなと。格闘ゲームを家庭用で大事に持っておくのは悪いことじゃないと思いますよ。中古は安くなりがちだけど、置いておいたらまた遊べるじゃん。色々のキャラを使ってみたりスコアを狙ってみたり。

古き良き2D格闘ゲームは20分の濃密な体験ってことなんですよ。

MacOS対MAME無料ゲーマーの戦いはまだまだ続きます

MacOSXのアップデートのたびにそれまで動いていたエミュレーターが非対応となり、どちらかというとそれは不具合ではなく著作権法侵害の対象となるのでハッカーとのイタチごっこが続いているといえる。素直にWindowsで遊べ的な。

しかし、Windowsマシンを3年に1回くらいのペースで買い換えるとゲーム機より高く、中古ゲーム機が尋常でないほど価格高騰して「なんでスーファミ版のキャプテンコマンドーが6000円もすんねん!」と事情を調べると、どうやらPS2でのリメイクが北米でしか発売されておらずキャプコマのために北米PS2を買う人や情弱なのでプレステやスーファミ版で懐かしむ人もいて、それに目をつけた転売ヤーがインフレを起こしている様子。まあ、この段落はどうでもよくて。

MacOSXのアップデートに負けじとエミュレータの最新版も出るので、SNES9Xの最新版を入れてキャプテンコマンドーをキーボードでプレイ。左右反対のキー操作で右手で十字、左手で攻撃とジャンプに手こずりながら7面でゲームオーバー。出来ればラスボスをキャプテンファイヤーハメしたかったけど、先に遊ぶ環境を整えなくては。

スーファミ版の餓狼伝説スペシャルも遊んでみて、これは流石にキーボードじゃ辛い。ネオジオ版ならノートパソコンでクリアできた時期もあるけど、タカラのスーファミ版の移植はコンピュータのロジックや技の判定など見た目以外は別物の仕上がりなので、ちゃんと攻略したい。

そこで骨董物のQuickShot USB StrikePadというWindows95ゲームパッドを物置から出してきて、これWindowsなら全機種対応してんだけど、Macには非対応で試しにXBOX360用のゲームパッドドライバをインストールしてみたけどダメだった。

次にUSB OverDriveという情報の出回っている怪しいフリーウェアを試す。フリー言われてるけど、起動時とかコンフィグ時に事ある毎に「カネ払って使え」のポップアップが出るソフトなので昔に一度試してアンインストールした経験あるけど、もっかい最新版を入れた。そうするとゲームパッド認識してくれてコンフィグをいじりまわしたら行けた。Any Deviceでボタンを割り当てて、十字が使えずボタンだけの状態になり手こずったが、ちゃんと名前が認識されているゲームパッドに設定して使えば行けた。

WindowsでいうJoy to Key状態。

そうすると今度はSNES9XのキーボードがControl Option Commandあたりに割り振られているので、その設定で餓狼伝説スペシャルを遊んでいるとボタン同時押しした瞬間にダッシュボードのショートカットが起動したりとファッキンな状態になり、最初はそのたびにEscして画面に戻り遊んで3回目くらいでダッシュボードをオフに出来るかググった。

そして餓狼伝説スペシャルスーファミ版が無事にパッドで遊べるようになり、テリー・ボガードで始めてテリー同キャラで3回コンティニューしてビリー・カーンで1回コンティニューの500円相当でクリア。

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スーファミ版発売当時は移植度が悪いと思ってたけど、あれから色々のゲームをゲーセンの練習としてでなく、ひとりで遊ぶものと捉えるようになると敵のアルゴリズムが違うので別ゲームとして楽しく遊べるようになった。

キャプテンコマンドーのプレミアをブログで煽って値上げるのはいかがなものかと思うけど、餓狼伝説スペシャル龍虎の拳スーファミ版はまだ安いので今のうちに買っておいたら、これはこれでプレミア付くかもだぜ?まあ、ファミコンみたく一度上がってそのうちまた下がるやろとは思うけどねー。

次は誰かとネットプレイでキャプテンコマンドーの二人用を家でやりたいなと。キャプテンコマンドースーファミのスペックの制限でボウガンブランカが2匹同時に出てくるステージが2匹交代になってたり乗り物がなかったり武器が少なかったりするんだけど、2人用があるってことはひとり専用にすればもう少し敵を増やせた計算になるんだよな。だから、あのごちゃごちゃ感を楽しむためには2人プレイでないと。

任天堂Wiiバーチャルコンソールが付いてから大手ロムサイトが著作権侵害で閉鎖になって中古ゲームの価格がジワジワ上がってて、パソコン持ってればゲーム遊びたい放題って時代はきっと終わるんだろうな。そのうち月額いくらで遊び放題とかになるのかもしれんが。

今日のカプエス2釣果はGP3135

自分の限界が見えてきてる。

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死に物狂いで何かを成そうとせずに、どこか諦めて納得する感じ。例えば、Cリュウのしゃがみ小パンチ2回から中足払い真空波動拳のコンボはまあ出来る。それとてリズム感やレバガチャの速さがいるし、誰でもと言うわけではないけど。

オリコンの極まった型というのは制限時間の7秒間に何度も1フレの操作がある。ストZERO3が上手いやつはオリコン滅多にミスらないし、もしミスした時のフォローも上手い。ストIII3rdのブロッキングも俺は最大反撃の入る要所、例えばケンの疾風迅雷脚3段目赤ブロなら出来るが、エレナのブレイブダンス全段ブロッキングとか、そもそもやろうと思ったことすら無い。ビートマニアのグレートが猶予3フレーム目押しの400コンボとかで、120コンボくらいでクリアできる曲より上には挑戦して敗れて諦めた。

カプエス2のハイスコアはコンピュータのランダム性が絡む20分のゲームで、それを繰り返し挑戦するのに疲れてるんだと思う。

自慢というか、ゲームが発売されてすぐに強い戦略を見つけて勝つようなスタートダッシュは割りと速いと思っている。そんで、追い抜かれるほうが努力が報われているわけだから、それはそれで良いと思うこともある。だから、自分も努力すれば大抵のことは出来るようになるだろうと思っていたが、その持続力や継続性において自分は短期集中型で長距離あっても走って休んでの繰り返しになり、月並みにウサギとカメでしょと言われるとそうなんだけどさ。世の中ウサギで走り続けるやつとかもいるんだよ。

これ以上やるなら録画環境を作ったほうが良いかなってゲームしながら考えた。

写真の記録を振り返ると2年前にGP2500で喜んでいる記録があった。その時はブロッキング草薙京・テリー・リョウでリョウがレシオ2だったよな。そこから2年でオリコンに変わった。ストZERO3オリコン豪鬼の起こし補正切りが見つかったのって発売2年以上経ってからだし、永久コンボはもっと後になるのかな。

そう考えるとウサギが寝て亀が歩いたのはせいぜい一晩。もっと、もっと、何年単位もの積み上げの差が開いているんだろうな。俺は格闘ゲームの勝敗は運が絡むと言っていて、それはどちらかというと負けた言い訳に分類されるかもだが、反対に俺が勝つのがおかしいくらい時間や情熱を注いでいるプレイヤーだっているわけで、彼らは俺のことを全然やっていないのに強いと褒めてくれる。毎日1時間とかは「全然やっていない」らしい。

カードゲーム仲間の藤田さんにその昔「ミヤザワ君最近何やってんの」「ストIII3rdちょっと触ってますよ」「ミヤザワ君のちょっとって、1日3時間とか?」「いやいやまさか」「あー、最近そうなんやー」と言われたエピソードから分かるように1日8時間以上やってないとゲーマーとは見做さないというオーラを昔は持ってた。

それが今は面白味を感じる部分だからと発展性のないことを漫然と繰り返しても上達は見込めないというような上達効率を考えるようになった。その前はもう、無心でやっていて、勝っても負けてもそれが実力だと。でも、1日8時間毎日20年やってる連中にもどうして自分が勝つかと考えると、自分のポテンシャルが高いと考えるのは烏滸がましくて、やはり勝敗の決め手の中に反復練習だけでは上達しない意思決定の組み合わせがあり、それらは論考では答えが出ないので客観視すると運であるってまとめたんだ。

でも、そうじゃないかもだよね。

俺の実力は指の器用さとか手続きの記憶とかじゃなくて、相手が何を考えてゲームをしているか考えるっていう見えないポイントに集約されていて、それでコンボ威力が相手の半分でも読み勝ち回数が多いから勝つ。藤田さんはバーチャ3が出た時に「今までの2D格闘は相手を無駄に固めている時間が長かった」と話していて、そん時は分からなかったけどバーチャ4をやるようになって、分かった。凝縮されてるって。

他にはマジックザギャザリングのブースタードラフトが面白いけど、俺はアレは麻雀みたいなものだと思っていて、1ゲーム1000円かかる上に交通費や仲間のスケジュールなどの調整も必要で、全部やめて麻雀に打ち込んだ。そして今ならきっとドラフトが昔より強くなっているんじゃないかという自信のようなものがある。

そうして、自分は万能かというと全然そんなことはなくて、人の悪口をストレートに言わずに何か関係のないことに当てこすって嫌味や皮肉を言う、その言葉の引き出しが全然ない。友達とおしゃべりばっかりしている人には話では勝てないわけだ。

その代わりにパソコンのキーボードで長文を打つ。そんなところかな。

この長文はつまりはカプエス2のハイスコア、今日のところはこのくらいで勘弁してやろうってことだ。気が向いたら、またやろう。なんか闇雲ではGP3400の壁を崩せそうな気がしないから。なんかもっと別の角度で。運に賭けてパチスロみたいに続けるんじゃなくて。少なくとも今の自分の状態じゃGP3500出るとしても、それは運だから。


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