今日のソニックウイングス(デジコン逝ってヨシ)

せっかくXBOX360PS2も持っているのに何故俺はソニックウイングスをやる?

と思って3DSスターフォックス64を久々に遊んでみると3面で死んだ。キャー!ハズカシス!もっかいやって5面まで行った。俺このゲーム買って初見でクリアできたんだぞ6年前に。記録が残ってた。これは何というか多分だけど33歳と39歳の差。

昔にテレビでやってた視力が回復するという目の体操をした。人差し指を立ててその先を見つめた状態で指を前後に動かす。テレビでやっていた当時は難なく指をじっと見たまま前後に動かして「コレが体操になんの?」と不思議だったが今やってみると指を近づけたり遠ざけたりするたびに景色が二重になって酔ったり指が2本に見えたりする。

横で見ていた親父が「お前ももう40歳だろ?」「まだもうちょっと39やけどな」「野球選手でも引退する年やぞ?王貞治は39歳で引退したんや」と話して。

そんで自分の部屋に戻ってソニックウイングスをしてみると・・・

イギリス面の安地合わせミスって2面で死亡。気を取り直して2回目は6面道中で。

スターフォックスはアナログパッドなので押し込みの強さで強弱があるがソニックウイングスはデジコンなのでオンとオフしか無く、オンに一瞬だけ押し込んですぐに離して自機をほんの少しだけ動かすという技術がいる。それら全て若い頃は感覚で出来ていたものだが「このUSBパッドはこの辺がオンやな」という感触を確かめながら、感覚ではなく思考でもって動かしている。だから反射神経でなく、パターンを覚えて予知している動きに対して正確にボタンを押せるかどうかという勝負。

まあ、6面でも子供の頃よりかは進めてる。けど最盛期は多分過ぎてるんだろな。何歳まで遊べるのか、最近は自分の劣化にガックリは来ないで無料でゲームがハードモードにアップデートされたようなもんだと思ってる。

今日のソニックウイングス(凡死の原因を探る)

シューティングとジャンルを絞ってもゲームは色々あって。

得意分野はケイヴの弾幕系というか、具体的に怒首領蜂エスプガルーダが得意で大往生とかエスプ2とかは違うのよね。だけどバツグンとかエスプレイド首領蜂に遡ると案外あっさり行けたりするの。んで古参シューターが「最近のは簡単だから」とか言って若い人に「昔のゲームは難しかったんだぞ」と騙して偉そうに見せているんだけど、それはまあシューティング業界に限らずの話だから置いとく。

じゃあ、どう難しかったのかというとさらに歴史を遡ってケイヴの前身である東亜プランの達人王とかになると後ろからいきなり敵が出てきたりするので、パターンを覚えないと進めない。弾幕系はね、そういう意味では弾避けという共通のスキルで要領を覚えると同じように越せるから簡単と言いたいのだろう。だけどその技術が確立される前はね「怒首領蜂の3面ボス初めて見たけど凄い弾だった」とか言ってる人たちね、ゲーセンに居ましたよ。稼働当初さ。

そんでですね、様々なジャンルを細分化して語りたいのでなく、ソニックウイングスってシューティング上手くなったつもりの俺でもどうして1面で凡死するの?下手なの?死んだ方がいいの?ということを真面目に考え始めたんですよ。

ここからが本題だけど本題は案外短いのよ。

まず、最初のステージがランダム。4国8キャラのゲームで、自国を選ぶとそれ以外の3国からランダムにステージが決まる。そして同じステージでもイギリス面のロシア風建物が8方向弾を撃ってきて、1ステージに来た場合はそれだけだけど2面か3面に来た時は天井から自機を狙ったマシンガンを撃ってくるのね。これは最初よく死ぬ。

そしてスーファミだから起動時の乱数は固定されていて、普通にキースで始めると大抵スウェーデンから始まるのね。だけど、このスウェーデンでも右端の3機編隊を撃って左端の3機編隊を撃ちに行く途中で真ん中に直進する戦闘機が出る場合と出ない場合があるのよ。1面からよ。そんで、それが出ないときには3機編隊を3回顧した後の5機くらいの自機に向かって軌道変化する特攻編隊が弾を撃つ時と撃たないときがあんの。

そしてね、そういう風にステージそのものが乱数で若干変化するのに加えて、パワーアップアイテムを出す敵を倒すタイミングによって射出の方向が変わって、安易にパワーアップを取りに行くと餌死にするのよ。これはまあ、気をつけたら大丈夫だけど。

餌死には日本面のビルの隙間に隠れて出て来るヘリコプターでも起こるし、本当にゲーム中の至る所でパワーアップアイテムの軌道に合わせて横から敵が来るんよね。

さらに、死なないで進むとゲーム中の難易度を示す隠れパラメータが上がっていって、ノーミスで進めば進むほど敵の弾が速くなって、死んで次の面に行くとリセットされる。他にはボーナスアイテムを取る度にもランクが上がる様子。だから、アイテム取らないように避けて進むことを「ランク下げ」と言ってそうするんだけど、ノーミスで4面まで行くとやっぱり最高ランクまで上がっちゃう。だからノーミスで進んでいても4面ボスとかで死ぬと5面までランクが下がらないから死んでからボンバーを今更打ちして弾が速くて避けれないから2機死んだりするわけ。そうするとなし崩し。

だけど、そのせいでランクは下がるから残った機体で5面6面ノーミスで7面まで行けちゃったりすることもあって。今日の研究はそこまで。

まあ、この絶妙な乱数を絡めた殺し方はゲーセンゲームのメーカーでも麻雀から入ったビデオシステムならではかなと。彩京になってもホットギミック作ってるからストライカーズ1945とかもやりこんでないけど多分そう。

やっぱね、ソニックウイングスの難しさって弾幕系でもなく、昔の東亜系でもなく、独特だなって分かったから、俺が凡死しても笑わないソコ。いやそこまで分かったらもう凡死するなよって思うかもだけど。

今日のウンチクはここまで。

昨日の自分に怖気づく

シューティングのスコアというマイナな趣味でも、長いことやっていると良いこともある。もう飽きてやり尽くしたと思っているようなゲームでも新しい発見をすることがあるし、いわゆる積みゲーという買って遊んでいないゲームの山が引き篭もっている間に全部クリアした達成感の勲章みたいに見えることもある。

そんで昨日は久しぶりにゲームで武者震いがした。戦争に出たことはないので本当に武者震いなのかは分からないけど、今まででいちばん残機とボンバーを残して最終面に到達した時に膝がガタガタして貧乏ゆすりみたいになって部屋が寒いのもあったけどかじかんでるわけでもなくて画面が何だかいつもよりクッキリ見えて、いつもやられるボスの攻撃を気付いたら避けられてる。ハイスコアが出た。

そう、昨日はそれで良かった。

だけど、その昨日にゲームを片付けてギターの練習もした。ゲームよりはと思って始めた趣味のひとつで、ちょっと弾けるようになったせいで自身がついた部分もあんだけど、ちょっと弾けるようになったから分かる高い壁みたいのが同時にあって、ギターを抱えると湧き上がるどうしようもない劣等感みたいなものが芽生えたんだ。

大抵のことは始めたすぐは上手くなって面白い。けど、今日はゲームをする気が起きない。昨日のスコアが高くて、運も気力も揃ってて今日何となく挑戦しても何も昨日の自分に勝てる気がしない。写真取ったので記録としては残せてるけど、今日の自分にはもう出せないスコアに思えるんだ。上手くなってさらに続けることで到達できるモノって普通の下手な人になって落ち着こうとする重力みたいなものに逆らって飛ぼうとするのに似てる気がする。

それ以前までと比べてみると、ちょっと高いところで安定してるかも。そんなに言うほど上手くなったわけじゃなくて、同じようなヘマをしたり上手く行ったところで大したことなかったりしながらもアベレージで見ると良くなってるかな、って程度のちょっとしたこと。

ドラクエみたいなゲームだと敵を倒せば倒すほどレベルアップして強くなってセーブも出来て下がるってことはないけど、やらなかったら鈍るしやり続けても疲れる。

その中で、武者震いがするほど上手く出来た後に昨日の自分に怖気づくようなこの感覚は安心感というか満足感みたいなものなんだよな。

そりゃまあ、満足しちゃったらそれ以上は伸びない。当たり前の話だ。ただ、1回上手く出来たってので満足しないで何度やってもブレずに上手く出来るってのは今よりもっともっと高いレベルに上がらないと出来ないだろうから、取り組み方から見直さないといけないかなって振り返って準備を始めるか、ここいらでもう休んじゃおうか、ただ何の準備もなしに「出来た」と思ってもう1回やると多分出来ないんだろうなって抵抗があるんだよな。

次にもっと上手く出来るのまで、満足を捨ててまた挑むっての、「ちょっと許してよ」って、思っちゃったんだ。

レコード聴きながらコーヒー飲んで、今日の気持ちだけブログに書いて残しとく。


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