ギプスも包帯も取れてゲームが出来るわけだが

そういう気分でもない。

薬指の操縦感覚が変わってお箸でカップヌードルを食べると麺を掴みづらかった。

グーした時に指の付け根の骨の出っ張りが薬指だけ凹んでいる。右左見比べてめちゃ違和感あるけど、お医者さんに聞くと「プロボクサーやったらパンチ力落ちるけど普通に生活するんやったらこんでええやん」と。楽観するとすぐ慣れるのかな。少し不安だ。

それよか病院の待合室は足腰の悪いじーさんばーさんが大半で自分の老後ってか、これから老いてくまでに何をして過ごすのかみたいなことを見つめ直す機会になった。

なんかね、テレビの歌番組にハマるのって思春期の頃でさ。若いバンドに共感して、やがて大人になって仕事をするようになっても心に歌が残ってさ。働き盛りの人がたまに歌うカラオケって懐メロで、遊んでる人は流行にちゃんと付いていったりしてるみたいだけど、かなり良い年して俺は何やってんだろうって思う。それでも、自分のところにもアーティストはちゃんと気持ちに合った素敵な曲を届けてくれるんだ。

ラジオやテレビのリクエストなんてしたことないのに、なんか魔法みたいだなって思う時があるんだ。

スッキリ3000回記念GLAY結婚式ライブえがったよ

えがったえがった。

ところで「えがった」って「良かった」のなまりだけどどこの言葉?ウチは親父が今も俺が住んでいる大和郡山市の出身で名古屋の工場に勤めに出ている時にママと出会ったらしいんだよね。ママは滋賀県近江八幡の出身なの。

実は俺が二十歳になる成人式の時に大和郡山市GLAYのビデオを流してくれたんだよね。だけど、中学でほとんどみんな公立に進む時にひとりで私学に進んだ俺は、成人式のみんな出来上がってるムードに馴染めなくて途中で帰ったんだ。

大和郡山市の人からすると成人式ってもう結婚式みたいなイメージで、スッキリのサプライズみたく成人式でGLAYのビデオって何か思いがこもっていたんだろうけど、当時はなんかそんなわけないし自分のためだなんて思えなかったし「ああ、GLAYは人気バンドになったんだなぁ」って思っただけだったよね。

その時のことを思い出してほじくり返して色々と考えちゃうスッキリのサプライズだ。

もう半年も経ったのか・・・

今年の3月9日に出来なくて「来年こそは!」と誓ったこと。

忘れずに続けてきた。

まだあと3ヶ月以上あるけれど、形になってきたか。昔はもっとチョロそうだとナメていたことが近づくほどに遠い。そのもっと昔は自分には無理だと最初から諦めていたから、ナメていた時の方が調子が良いわけなんだけどさ。気付いたら5年とか過ぎてて成長していない自分がいて。ある人からはウサギとカメはカメが勝つけどあんたはカタツムリだと言われたほどの成長速度。

それでも出来るのは努力の方向性としてさ、苦手なことかもしれないけど、この方向なら確実に努力が実ると思えるから。何度もあきらめながらも蓄積を肌で感じてきた。

カタツムリだって進んでいるのかもしれない。こらそこ塩振らない。


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