たぶん原点のカプエス2(Cキム・テリー・ガイル)

カプエス2が出たスグにゲーセンに遊びに行くと川端ガイルという先輩がCキム・テリー・ガイルというチームで遊んでいた。学校や職場の先輩ではないが寝屋川ABCの常連で俺が中学の頃からストIIで対戦したことがあってお世話になっていた人が先にそのチームを取っていて自分の好きなキャラが3つとも入っているが「先輩とかぶるわけには」という遠慮でそのチームを取ったことはない。反対に年下が勝ってふんぞり返るとそのキャラを取ってやり返すことはある。何とも嫌なやつだが、中学から学校の先輩後輩の関係でゲームをするのに慣れていて縦社会的なルールを暗黙的にゲーセンに持ち込んでいた。のちに間違いだと気づくのだが。

ヴァンパイアが稼働したときにも高校の冴人先輩がアナカリスを取って「ミヤザワ!アナカリスは俺のだ!取るなよ」と言って2〜3週間くらい他のいろいろのキャラを試したが同級生に「なんでアナカリス取らないの?」「だって先輩が」「ちょっと待てよ?」と先輩を呼びに行って「えっ?ミヤザワまだそんなこと真に受けてんの?アナカリス、使って使って。どんどん使って」という事件があった。

というわけで、川端さんにも同じイタズラ食らっただけかもと思ってCキム・テリー・ガイルで遊んだら超おもしれー!「半月斬!」「バーンナックル!」「ソニックブーム!」こんだけ一気に繰り出せりゃ大満足だわ。

今日のカプエス2(ゲーム理論と格闘ゲームと)

しばらくやらないでいると、適度に下手になるのでまた新鮮に楽しめる。

最もやり込んでいた時期(その時はカプエス2でなくヴァンパイアハンターだったが)からしばらくして下手になると「もう2度とあの状態には戻れない」という心理プレッシャーに負けて「もうやりたくない」とすら思ったが、上達したりまた下手になったりの波があることに長期視点で気づく。上手くなっても凝り固まるし下手だとそれはもちろんダメだし、難しい。

フィギュアスケートなどの個人種目でもベストの成績を出すには波ある選手のアップダウンを見極めて一番いいところで大きな大会に臨めるように普段はのびのびさせておいて、時期を見て猛特訓するらしいな。テレビで見たことある。

それはそれで、今日は2チーム。C豪鬼・庵・ロレントとC豪鬼・テリー・ガイル。

C豪鬼は空中コンボが多彩なキャラなので使う人が上手く見えるキャラなのだが、それを見せてしまうと後から出てきたキャラが下手に見える。庵やロレントのほうが強キャラかもだが、テリーやガイルのほうが使いこなし度は高いし、自分からアクションを起こしていける。攻めたり守ったり頑張っているように見える。

ところで、俺は格闘ゲームゲーム理論を考えたときにインプットの組み合わせから8方向レバー*6ボタン(同時押しも考えると6*5*4*3*2*1)の2プレイヤーの秒間60フレームの99秒を全部掛けたら全ての組み合わせが出るというコンピュータ科学的な取っ掛かりで思考停止していたんだけど、将棋も手順ではなく盤面ごとに考えさせるのが現在の主流なので、ゲームの限局面は解像度640*480*色数の情報量で、キャラの位置関係だけでも640とジャンプ高の2プレイヤーなので将棋の限局面よりは多そうだなと考えをあらためた。

それに加えて人の捉え方はコンピュータが画面に出しているそのものとは違う。ドットごとのカクカクで捉えている人もいればもう少し目が悪くてぼやけているのが普通かもしれないし、有りもしないものが見えているのが先読みの状態だろう。相手の思考を想像している部分だってあるだろう。

今日はそこまで突き詰めて挑んだわけでなく、GP1400くらいの結果なので、また3000出せるレベルに仕上げ直すことはかったるいなと。かったるいことでもその先にインセンティブがあるように見えたのは若くて気力が有り、同時に貧乏だったから。自分が欲しいものの手に入れ方を知らなかったから。

とりあえずお金があれば買えそうだと思って目指してみて散財して、後悔して貯金して、また求めたものがお金で手に入らず気づけばカネがないを何度か繰り返した。確か3回くらい。最後の散財は飲み歩きだったが、荒れて食いだおれて最後に残った10万20万くらいのカネは使い切ってしまう前に楽器屋で小室哲哉と同じシンセサイザーを買って。

そっから道具は同じだが弾けないと何も始まらないなと思ってから無駄な出費を全部見直した。ゲームも負けた相手にスグまたもう一度挑むために100円を、本当に払うだけの価値があるのか考え直した。都会でゲームするために場代としてひいては台の価格と家賃や電気代などの経費が必要なのは分かるが、一部は店の儲けなわけで19歳の時にゲーセンでバイトしてゲーマーしていたのは色々と上手く回っていたのだけど、そこから復学して20年、今の俺はバイト辞めて学校行こうと思った頃と丁度似ている。

今のままでも暮らせているわけで外界と干渉して世界を組み替える必要はあまり無いのだけど、同じ暮らしに退屈して飽き飽きしている。

プレステのソフトを差し替える前に胃薬を飲んで調子が戻ったら冷蔵庫のペットボトルのコーラを飲んで、食事の後のコーヒーをココアにしてみたり。

今日のカプエス2もギルティギアと差し替え。久しぶりにゲーセン行きたいと思ったが、そのためには交通費と最低100円のゲーム代がいるので、漫画雑誌でも買うか、いやそれはもう買った、ダイソー行くか、昨日本買って、100円使ったんだからとプレステでギルティを1回頑張ろうと思い直し、今日もなぁ。

節制とマンネリは表裏一体だから、大げさに行くと断捨離とか、普通は部屋の掃除とか模様替えがそういう意味を持つ。季節の変わり目だし。秋。また冬が来る。

なんだか何もかもに飽きてきている。タイムウィルテル。時間が経てば分かる。喰らい合い。好きなミュージシャンがいて追っかけ回す人と、何かの追われるように流行の音楽をかけかえる人がいる。今の俺も何か変化を求めている。

ドラクエだったら、レベル20まで上がれば置いておけばまた続きの20から遊べるセーブという機能があるが、楽器でも格闘ゲームでも身体能力に関わるものは置いておくというかやらないでいるとまた出来なかった頃のようになる部分がある。しかし、不思議なことにキーボードは弾けなくなってもギターは体のいろいろの部分で覚えているせいかそこまで下手にならない。

そういう意味では波動拳とか昇龍拳を出せなくなるほど下手になるわけでもない。節約生活を始めるまえ、バイト時代に東京にゲーム遠征に行った時には「そこまで上手いやつは数えるほどだな」と思ったわけで、そうそう、ケーブルテレビでメジャーリーグのベースボールを見てると日本の野球はレベル高いのねーと思ったのよ。

またマジックザギャザリングやりたい熱も上がってきてるけど、この「退屈したらカネで何とかしようとする」気質を徹底的に抑えて1年くらい頑張ってみてる。今日もそういう意味で頑張りどころ。

よし、もう一杯コーラ飲もう。1.5リットルをちびちび行く作戦なのだ(カネ使ってる)

モリガン3択とバーチャ的ファジィガード

ダイソー100円実用書籍の「黒い心理学」が案外本格的。読むと魔法防御力アップ。

今日のギルティはアクセルさん。ガトリング前HSが何となくモリガンぽい。

格闘ゲームは突き詰めるとジャンケン運ゲーという持論の前にフロー理論とシーケンス理論がある。フローは2択3択のジャンケンを肯定しており、シーケンス理論はジャンケンを拒否していく。単純フローにはシーケンスが勝つが、シーケンスを理解したフローになると相手のシーケンスがフローを踏まえていないチューリングマシンだった場合に一方的に勝つ。そういう意味でジャンケンになるまでフローとシーケンスを両方極めてくる前段階で勝負がつくこともあるが、それで勝負がついてもまだ期待値とか考えることはあって、テレビ見てジャパネット買ってる人にはダイソー心理学が有効であるように簡単な説明をしたい。だけどジャパネットでも良い商品が安く買えることもある。

まあ、速いゲーム展開の中で気のせいレベルの攻略もしてきたが、残ったものもある。

2択とはバーチャでいうと投げと中段、返し方は暴れかガード。ふわっとしている。

しかししゃがみ状態は投げられないので、相手が来ると思ったタイミングでしゃがんでおき、投げは発生が早く打撃の肘は投げより若干発生が遅いので、来るタイミングが同じならしゃがんでおいて肘が当たるイメージを作って当たる直前で立ちガードに切り替えれば両者をしのげる。これは過去にはファジィと呼ばれたシーケンス。

ではシーケンスを踏まえたフローは投げと肘で2択を迫りたいなら、ファジィを見越して肘を出すタイミングで肘がヒットするタイミングに投げが発生するように一瞬待ってから投げる。これでファジィの立ちガードを投げられる。文章と理屈は簡単だが体得するのはファジィより難しい。

しかし、ファジィ崩しにシーケンス同期2択を迫るのは多少強引かもしれない。ファジィが読めている以上はローキックが安全に通る可能性が高く、シーケンスを先々まで展開させていくとローキックもずらししゃがみで安牌にされるが、遅らせ投げのリスクとファジィ見越しローとファジィ見越し中段で択るとファジィ読み切り後が一方的な2択、返すや返さざるでなく安全にダメージを狙えるジャンケンになるかもだ。

ファジィ読み切りならディレイ投げでダメージが取れるが投げ抜け可能性もあるし、読みに根拠や確証がある派はそこで1勝出来ても連戦は振り出しに戻る。読んでいるのに即ダメージ取り行動でなく相手の手を暴く次の行動につなげていくと言うレベルには俺は達せていないかもな。バーチャ1万試合越え動画とか見ると謎の動きがある。

何か狙っっているのかシケているのか演武で踊っているのかは見分けが付きにくい。

シーケンスがどんどん後ろに遷移しているところで浅い段階で強引な2択をされて「運ゲーじゃん」と愚痴ってしまったのは過去。強引な方法で勝ち星を取られるのは読みの深さの割に浅いところの読みが当たっていないだけなので、やはり読み負けの範疇。

その辺まで含めた完全勝利を目指す場合、キャラセレから見直す必要があると思うのだが、思考の迷路から抜け出してKS足払い鎌閃撃青キャンKジャンプHSDアクセルボンバー!ってノーガードの相手に決めるだけで「うわ~気持ちいい!」ってなったので、対戦ゲームで邪魔をしあって遊ぶのは好きな人に任せておこうと思いました。

ランダムにガードしたり食らったりするコンピュータ相手にコンボと固め連携維持をこなしているだけでメイドインワリオ程度には頭使うし、それ以上使うのは今はしんどい。セガの公式オンライン統計ダイヤグラムでベノムが最強なのはやっぱシーケンスが気づかないほど浅い段階から始まっていて、深いキャラだからと思うのね。ザトーワンやテスタメントとどう違うのか、みたいなことも併せて考えたい。でも俺はベノムは絵が好きじゃないのよ。ビリヤードは嗜み程度だし。

アクセルソルは受動的な状況からシーケンスぶったぎり昇竜ロマキャンという勝ち筋で、その発想自体から乱暴なんだよな。丁寧にアクセルをやるならベノムかエディにキャラ替えしたほうが良いのかもだけど、それ既に俺のやりたいギルティちゃう。


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