うわさのサラダチキンを試してみた

ファミマで肉まんふたつ200円が最強すぎるだろと思っていたのですが。

JRの駅のセブンイレブンまで散歩に行くと店が暇そうなのでカゴを持ってスーパーで買うような買いだめを、それでいてダイソーで買うようなコスパ重視の買い物をしたんですよ。

菓子パンとか洋菓子とか和菓子とか甘いものが好きですが、栄養価と値段から言うとお酒のおつまみ的なものが日持ちもよくコスパも高そうだとまずカゴに入るわけですが、カップヌードルサイズの担々麺を取った後に野菜タンメンを取ると店員さんが露骨に嫌そうな顔でこっちを見ていたので、いちど野菜タンメンを棚に戻してから生鮮品を買うことにしました。

生鮮品は日持ちが悪いので夕食の分だけにしようかなと思ったのですが、セブンの生鮮品は鮮度が高く賞味期限がちょっとスーパーより長い感じがします。うわさのサラダチキンとちくわをカゴに入れて、お弁当のコーナーでナポリタンとサンドイッチを取ると店員さんの嫌そうな表情が緩和されたのでそのままレジへ。

レジには揚げたサラダチキンや肉まんなどのホットスナックがあったのですが、ナポリタンとサブウェイ風のサンドイッチで夕食は充分だろうと思ったのでそのままお会計。2000円くらい行きました。

そしてナポリタンをあたためてもらって家に帰って食べてサンドイッチも食べて、ふだんの夕食は弁当ひとつか肉まんふたつなので今日は贅沢をしたなと思ったのですが、友人が鳥貴族で飲まないかとメールしてきたのを思い出して、サラダチキンを開封して缶ビールを飲んでみたんですね。

サラダチキンで缶ビール飲んだら鳥貴族で2000円分くらい300円で行けちゃうよ。これマジで。いま発泡酒で酔ってるけどビール2本でも400円でお釣りくる。俺酔っ払ってるけど大体の計算は間違ってない。

おかしいくらいおなかいっぱいなんですけど!

これ、もしかしたらファミマの肉まんよりコスパ高いかもしれない。

コスパも行き過ぎると奴隷労働になるって話からコンビニで肉まんやサラダチキンだけでなく弁当とか生鮮品を買うってのも筋としては分かるんだけど、衣食足りて礼節をしるじゃないけど自分のことも出来てないのに他人に気は使えないので、鳥貴族でおなかいっぱい食べるのが肉まんふたつの生活から羨ましいなと思った俺はセブンイレブンのサラダチキンのガーリックペッパー味で缶ビールを2本飲んでみたんだぜ。

まだ明日の分の買いだめが1000円分以上あって、今日の夕食はナポリタンとサンドイッチも食ってるから1000円近く行ってるけど満腹度合いは鳥貴族並み。

ネットやテレビでうわさのサラダチキン。人の話は聞いてみるもんだと思ったぜ!

インターネット時代の既得権益はプロバイダー使用料だったわけで

うちの親父が金魚電話ボックスで訴えられてテレビに出たと喜んでいて。

まあ、何とかいう芸術家先生は商店街から損害賠償を取ったらNTTに電話ボックスの著作利用料を払って金魚にエサをやったら反対に赤字になるんじゃないですかね?

音楽の専門学校で学生が既存の楽曲で練習したらその演奏から著作権を取るという利権問題が話題になりましたが、心斎橋の駅のそばとかでギターを弾いて歌っている野良ミュージシャンってまだいるんですかね?だいたい、いまどきみんなユーチューバーでしょ。そうするとユーチューブがAIで著作権管理をしていて、俺は2回くらい黄色信号を受け取ったわけですが、野良ミュージシャンが道路交通法とかで警察と仲が悪かったり、なかなかに売れないミュージシャンというのは肩が狭いようで。

それでもやるのって、1発売れたらデカいって夢見てるからだと思うんですよね。音楽が好きなだけなら広めに行かなくても室内楽で充分なわけで。

そんで、売れるとデカいなんてのはレコードの時代の話だと思うんですよね。カセットテープやコンパクトディスクもあったじゃねーかと言われるかもですが、CDの時代って既に有線やテレビに芸能事務所がガッチリ入り込んでメディアはレンタルでダビングされる。事務所に飼われないと1発当てても丸儲けとはいかないわけで。

もっというと俺は物書きを目指していたけど、出版物の印税とかも大手出版社の歩合で著者にはすごく不利で、大作家先生みたいのは古いし、まあギリギリ存命のかたはいるかもだけど、サラリーマンみたいな作家の方も多いのかなと思うんですよ。しかも書作権益だけでなく本というのは思想として後世に残ると思っていても、たぶん活字がそこまで残らないんじゃないかと。活版印刷の発明に伴った既得権益だったと。

ではネットの時代の既得権益は何かと言うと電話料金とかプロバイダー使用量という利用者負担金ですよね。電話会社とか電力会社が儲かる以上に利用者の側から儲ける側に這い上がった例というのは無いわけで。

そういうわけで既得権益で儲かっている企業というのは体質的に暇人ばっかりで、次にどういう仕組にすれば自分たちが働かないで儲かる環境を維持して新しい流行を仕掛けられるかばかり考えているので、グーグル社というのはある意味で最初は革命児だったわけですけど、20年も経ってみると右傾化して今では安い賃金で50億人くらいを無形の「クリエイティブな労働」ってやつに従事させているんですよね。

「電話ボックスに金魚を入れる」というアイデアに330万円もの価値を認めろと言われるとそれって俺のサラリーマン時代の年収と全く同じなわけで、俺がおつとめに出て貯めたお金、俺が引きこもって商店街が金魚電話ボックスで儲かったとオッサンが勘違いして上前をハネに来てるんじゃないかと勘ぐってしまいますよね。

相場から言うと3000円くらいの著作権利用料が良いところじゃないかと思うんですけどね・・・。俺でも2000記事以上のブログを書いて他所に特許回避の如く言い回しを変えた微妙なパクリを繰り返されてネットに自分の言説が溶け広がって、グーグルからもらってるお金なんて言うと金魚鉢に泡ぽこマシーン付けたら赤字ですよ?

まあ、公式には親父をはじめ組合の人が書面でやり取りするようなので個人見解ですが。商店街の爺さんも若者も不測の事態にただただ困惑していますよ。親父はテレビに出たとか新聞に乗ったとかはしゃいでますけど。

なぜ見つめるほど行き違うのふたりの恋

ギター始めた頃はマイナーセブンスとかサスペンドフォーとかの難しいコードは死んだほうが良いと思っていた。なんでコードってこんないっぱいあんのギターの弦6本だし指5本しかないのに押さえ方の種類多すぎてわけわかんないとコードブックを読みながら投げそうになった。

だから俺はメジャーコード7種類だけを覚えてそれで弾ける曲ばっかり練習してみたら、それだけで結構行けるのでますますセブンスコードとか何のためにあるのか分からなくなっていった。

しかし、弾きたい曲に難しいコードがあるとあきらめるか、自分の知ってるコードに置き換えて無理やり弾くということをしている内に、いつまで経っても上達しない壁みたいなものも感じ始めていた。そりゃそうだ、新しいこと覚えたがらないんだから。

だけど、ふとヒステリックブルーの「なぜ・・・」を弾いてみたくなって、この曲はレコードで何度も聴いたのでオリジナルのようなカッコいいギターは俺には無理だとあきらめ半分だったがどうしてもこれを弾けないまま死ぬのは悔しいと思って楽譜を見たら、もうワケのわからないコードまみれである。

だからコードブックを別の出版社で読み比べて、一番簡単そうなやつを選んでみた。難しいやつはDm7から入っていて、簡単なやつはCから入っている。

それで自分で弾いて歌ってみるとDm7は「なぜ」という感じでイントロのイメージとバッチリ合うが、Cだと「はにゃ?」となる。楽譜には間違いなくCと書いてあるけど、なんか違う。

簡単なコードの楽譜でも「ふたりの恋」の「こーいー」にはEsus4が使われている。これはEsus4からEに弦を1本押さえて離すだけで、見事に「こーいー」になる。

それで弾き比べてみて、Dm7を頼りにDからCに下げて自分で探して押さえて見ると気持ちいい「なぜ」の響きになった。歌の音程とギターの音程の絡みでマイナーセブンスでないとレコードで聞き慣れた「なぜ」の「なーぜー」という感じにならないのだ。

覚えたての頃には「そんな細かいことどうでもいいやん」と思っていたことだけど、指使いなどの上達と違って、音楽理論の方もやっとちょっとだけわかった気がしたのだ。

四重奏のうちひとりが半音間違えるだけで音楽は全然別物になる。

死んだほうが良いとか言ってゴメンなマイナーセブンスとサスペンドフォー。お前らのおかげで俺の青春時代の音楽はメロディアスに彩られていたのだな。


🄫1999-2023 id:karmen