今日のMTG(炎破のドラゴンを穿刺破にしたほうが強いっすよ)

ドラフトに於いてドラゴンはファーストピックである。

これを長年信じてきた。

だが本当にグッドドラフトでウィニーバーン(小型クリーチャ高速召喚&焼殺)がピックできれば、ドラゴンは実はデッキに入らないのではないか。

先のレシピでも赤マナ無理してドラゴン入れてたけど、そこを穿刺破にしたほうが勝率としては上がるというちょっと冷たい現実と向き合っていた。

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ちょっと沼を探してみて、黒に寄せて路線変更してデッキを見直してみた。

強いと思うカードはそのままに、炎破のドラゴンと願いのジンの夢を捨て、現実的な小型クリーチャーを探すと黒のレアカード「恐血鬼」を見つけて入れてみた。除去でコントロールするデッキへの対策としてはボガーダンの槌よりも恐血鬼のほうが現実的だ。

いきなり色変更したので土地バランスなどはまだザックリだけど、思い出したことがある。

プロショップアデプトでドラフトをして遊んでいた時に店ではプロプレイヤーもお接待に回っているのか、かなり勝って調子づいている時に杉村太蔵さん(仮名)がちょっと本気のドラフトで来て、ミラディンで赤青をピックする俺に対して白黒ウィニーでかなりの速攻を食らってやられたことがある。あの時のことを何となく覚えていて、思い出してきた。

まあ黒使いで有名な鈴木雅之さん(仮名)の白黒ウィニーに俺は熱狂のイフリート入りの青赤デッキで勝って青赤の使い手としてコミュの中では認められていたけど、まだ上に人がいてそこから認められるという年功序列の関係にちょっと嫌気もさしていた。「弟飽きた」のミキの漫才みたいなものである。

ただ、俺自身が結構なドラゴン好きでドラゴンでゲームを決めてきているので、自分がドラゴンを捨てると人のドラゴンに負かされないかという一抹の不安はある。俺がドラゴンを辞めると他のドラゴンを使う人などリアニメイト系デッキ以外で思い当たらないのだが、リアニメイト系は基本的にお金持ちの道楽であるので大会で当たることは有り得ても、巷のショップで遊ぶシーンを想定したら、多分遊び場がそもそも住み分けられているとも考えられる。

ひとりになってみると、コミュの中で認められていたという状態も決して悪くはなかったが、もっと多くの人に認められたいと思うと狭い世界の中でももっと大物捕りをしないといけないという気焦りのようなものに心を痛めてきた。

気分的な不安を解消するには、充分に納得できる理由が必要で、火力や対抗呪文で大型クリーチャーを召喚するお膳立てをするのは俺の勝ちパターンだった。そこを崩して、新しい価値パターンに持ち込むとき、実践で慣れるための場が見つからないのであれば、計算して、それがザックリ概算ならズレることも不安視されるがキッチリ煮詰めたら、勝つ理由足り得るはず。

絵柄的に好きとか、花形であるということを捨てて勝ちにこだわった先には多くのカードがゴミ同然に捨てられてゲーム自体も飽きられてきた。そしてドラゴンがゴミに見えるのは競技に特化しすぎてカードの強さの感覚が麻痺してしまっていると感じたがゆえにドラゴンを上手く使えないかと取り組んだのが青赤使いの俺のコミュでの立ち位置だ。

だからドラゴンが強いというのはゲームが速攻を狙うデッキとそれを追い越す速度のコンボデッキで残りはゴミカードという競技マジックの世界で、競技プレイヤーの中でゴミ扱いされているカードでも充分に勝ち目はあるという詐術こそが俺の出発点だったのだ。

実際、ドラゴンのアタックでゲームを決めていても、それを支えているのは稲妻、火葬、対抗呪文であって、ドラゴンが火の玉になっても大局にそこまで影響は出ない。それは俺がトーナメントに参加する以前にデッキ構築を語る人のほとんどがソーイングを持っていたと言うようなことと近く、スタンダードで久しぶりに禁止カードが発令されたと聞くと「またか」と思う。

ただ、手持ちのカードから沼がないかと探してみたり、色を変えて目線を変えてカードを繰っていると「ああでもない、こうでもない」と楽しんでいた感覚は思い出せた。あの頃はああでもこうでも「ない」だが、ここ最近に限ってああやこうで「ある」という思考法だ。

カードスリーブにも限りがあるので、炎破のドラゴンと願いのジンをスリーブから外す時、何らかの寂しさのような感情があったことは間違いないのだけれど。

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