情報処理技術者なんだから計算という仕事はしなくちゃね

2008年の福島の水揚げ量って319億円だったらしいんですね。

そんで原発は国策的にどうなのというと地震での爆発は想定外だったとして、電気事業で年間319億円を上回る利益が出るのかどうかがリスクテイクのひとつの境界線だと考えます。

ここで俺はまあ関西人で技術者としてちっこい会社に所属しているけど、上は電機メーカに電力会社、電話会社なんです。だから直接的に電力会社で雇ってもらうとすると経済効果は原発のワットあたりの電気代とかになってくるんですけど、電力会社と漁港では冷凍とか漁船設備とかが接点ではありつつも経済波及効果でいうと干渉度が弱い。

簡単に言うと国策という大きな括りで考えると、GDPとか国益で水揚げと売電で比較して大きい方を取ればいいじゃないかと問題をある程度に単純化出来るんですよね。

だけど、国民に漁師さんもいれば電気技師もいて、食卓にはコメも肉も魚も野菜も並ぶ。そうすると、消費から逆算された食料と電気の充分量を想定する必要が出てきて、漁港も原発もある福島の方の住環境と広く日本で括った各家庭の家計問題を結びつけたときに決算での損得くらいしか数字では捕まえにくいんですよね。

んで夕方のニュースでコメンテータの若市さんが「福島では復興で建物は建つけど仕事がなくて生活保護を受ける人も多く日本経済を圧迫している」ということを問題視しておられてですね。やっぱそういう識者判断でも、結局は予算とそれを国民で割った家計くらいしか判断材料が無いものなんだなと思って見ていたんですよね。

俺はどちらかというとゲームからコンピュータに興味を持っているので、円という単位の数字で計算するより、画像とか音声という応用分野の消費利用が出発点になってる。だから公務員になって数字で根拠を示していく役職になっても、どちらかというと数字に着目するより計算システムそのものの機構に興味を示して周りに実力をアピール出来なかったんだよね。

病気してから、労災もらって暇になって、コンピュータ将棋とかも作って、しまいに弾き語りユーチューバーとか、もうコンピュータ技師と関係ないような生活をしているけど、お金もらっている以上は退職していても社会の一員ではあるわけで、それなら理研でするような計算をもちっと自分のパソコンでする、何を計算するか考える仕事に手をつけます。

本当に、家計計算みたいな仕事なんですよえ。大阪ガスでも関西電力でもNTTでも収益は各家庭の光熱費と通信量から出ているわけですから。福島でも離れているけどデータを見れば計算は出来るわけで。


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