ルイーダの酒場にいた遊び人のもとにも平和はやってくる

任天堂ファミリーコンピュータのヒットゲーム「ドラゴンクエストIII」の世界の話。

主人公は勇者オルテガの息子として王様の命で父の後を追い酒場で仲間を探し旅に出る。

もちろん少年時代の俺はすっかり勇者に成り切ったつもりで仲間は戦士と魔法使いに僧侶を選ぶ。酒場には商人や武闘家に遊び人までいるのだが、それらに興味を示すのは魔王を探す旅が退屈で飽き飽きしてきてからになる。ともすると遊び人はネタバレをすると成長した後に賢者に転職できるので、将来的に賢者にすると強いから遊び人は存在するとさえ考える人も居る。

だが、どうだろう。世界を考えた時に勇者にまつわる4人以外は変わらない暮らしをしており、モンスターから守られた街の中で暮らしているといつの間にか勇者の活躍で平和が訪れたのだ。もちろんこれは俺の私見ではなく流行った頃からその世界観への冷笑的な批判はゲームの宣伝を担う雑誌の誌面でも冗句として子供の目には留まった。

それがふと仕事を離れて3年、退職後の夢は遅咲きのシンガーソングライターという俺に大成功を収めたロックバンドMr Childrenミスチルの栄光の残滓とも言えるHEROという曲の歌詞とともに押し寄せてきた。

例えば誰かひとりの命と引き換えに世界が救えるとして

僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ

それを口ずさんで冷めたコーヒーをコップ半分ほど飲んで、次のタバコのために半分残す。そうしてまた机に向かってこのブログを書くわけだが。この代わり映えのない日々も悪くはないなと思うんだ。

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