諜報機関

 まあ俺はテレビとSNSを情報源としていて、SNSって友達同士の馴れ合いで果たして情報源と言って良いのかと長年疑ってきた。信用できる人とコンタクトが取れても、関係性がイーブンでないと損をしている陣営が仲を裂こうとする。何でもあげちゃって平気な人に人が集まるかというと、まあそうだろうが集金システムが無いことには金の切れ目が縁の切れ目というやつでお金がなくなったら人が離れていく。

 あの人たちは俺から金品を譲って欲しくて近寄ったのだと思うと残念だが、取り入って分けてもらうか、良くしてもらってお返しするというので、金銭出納というものは何かと付き纏う。俺はソフトを自作してアップロードすることでネットにつながるダウンローダに利益供与してきたつもりだが、売れて金になるならともかくタダでパソコンで遊べるのは元々なので、その選択肢にゲームがひとつ増えたからといって有難がられているとは思えなくなった。

 だが、俺がプロフィールなどの個人情報を全て消した時にはSNS上に「またクソゲーがひとつ消えた」という葬式のような投稿があちこちに見られた。

 推しているアイドルが居たら、SNSの外国人がその子の真似をしてからテーブルにピザをいっぱい乗せて「あーん」と食べている動画が投稿され、さらに別のアーティスト系の人が焼肉屋で白米の大盛りをモリモリ食ってビールを飲んでいる。最初にピザを出した人はガリガリに痩せていて、焼肉の人はふっくらしていた。俺にはテレビや新聞しか情報源がないと思っていたが、SNSで「なんでこの人たちと繋がったんだろう?」と思っていたたくさんの人が、一斉に俺に何かを伝えている時は鈍感な俺でも考えて、分かるまでヒントが来る。

 また、出世して名前が売れてから順番的に俺が後から生まれてよく知っているミュージシャンとかの若い頃の映像とかも知ってしまって、色々と誤解して生きてきたことを思い知る。

 XBOX360エースコンバットを3面ほど遊ぶと、既存のゲームが唯々諾々に無線指示に従っていれば進んだものが自衛隊監修になって、無線ジャックをされて無線に従うと戦地から遠く離れたところに進んでしまって自軍が負けてゲームオーバーみたいな展開もある。

 それを越すにはまず信頼する味方は出発点の仲間であって、自分はそこに援軍に向かうということを念頭に地図を覚えて敵を撃墜しなくてはならない。だが自分は傭兵だから、旧日本軍で特攻した人もいれば戦地から離れて生き残った人もいる。ゲームではゲームオーバーだが、無線ジャックは作戦本部的には敗戦だが、個人の人生と考えると、また問題は難しい。

 ロシア・ウクライナ情勢を受け、日本でもネットで情報交換をする以上は何らかの情報戦なのだろう。俺は自宅の端末で株式のチャートを見て、ATMで証券会社に入金して、電話注文で株の売買をしていた時があったが、ある日からまずチャートを見たら、その銘柄が先に動いて入金の事務手続きはデジタルだが時差があり、その間に狙った銘柄の価格が変動して損をするようになった。それで、今はトレードはしていない。

 ネット上の個人情報を消して回ったのも、完全にマークされてリークされてスパイされて嫌がらせも受けて、その状況に耐え切れず相談相手もいなかったが「ネットの情報消してみれば?」ということで、攻撃的というか利害の絡む証拠案件を取り下げれば落ち着いた。

 俺の周りは落ち着いたが、ケンカを売ろうとした相手には色々の力でネットの情報戦が現実社会に飛び火してねじ伏せられたわけだ。

 まずは我が身を守らなくては安全に生きていけない。ウクライナの人にはそれすら許されていないのだから、目立ちたがりの広告戦で負けておくくらいは我慢出来る。脅迫的だが。

 自分は何と戦おうとしているか、その主義信条を歴史の読み方を改めることで周囲から改められようとしているのだよな。敵と味方は永久不変の白黒に分かれるものでもないというか。

 今の所、承認欲求などの高次欲求には満たされないものもあるが生活と足回りを見直す。戦況が複雑になるとまず陣営を理解しないと攻撃も防御もない乱射事件のようなことになるのだろう。大人の分別というのと金銭的な損得というのが交錯していて判断が難しい。

 新聞やマスメディアは庶民の耳目足り得るかというのは政府と市民が対立している野党派的な考えで、右よりならばNHKでも見ていれば特に問題はない。しかし戦時中となるとNHKだけでは手が回りきらず、そんな折に置き去りにされがちな恋愛問題などの小さな問題が実は生存戦略としては大問題で、干渉する人も多くなっているという。


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