ふたつの意見

 ニコ動とかYouTubeでの弾き語りでよくワンコーラス(1番のみ)をやってたんだけど、それで聴いてくれる方からフルコーラス(全曲)聴きたいという話はもらってた。

 用意しなきゃなぁ、とは思いながらギターの弾き語りの伴奏でフルコーラス行くと飽きないかなぁ、とも思っていた。

 そんで最近はSNSのアナリティクスで動画にした音楽の再生時間をグラフで見られるわけだけど、2割くらいの方が最後まで聴いてくれて、半分くらいは5秒で閉じて、歌い出しでも帰っていく人はいるみたいで。

 つまりこれは分析すると「イントロで閉じた」「歌声で閉じた」(途中で飽きたとか用事が出来たもあるかもだけど)「最後まで聴いた」に三分できると思うのね。

 歌によってはサビだけ聴きたいてのが再生時間の波で大体のものが左側の始まりが高くて右側の終わりが低いんだけど、中腹が波打って高いのとかもあって、面白い。

 まあ、帰っていく人と最後まで聴いてくれる人がいて、グラフでは一見反対に見えるけどイントロを作りこんで2番までやればまた展望はあるわけで。

 始めた頃はどんどん作ってプロの先生方から「もっと1曲を大事にして欲しい」という意見ももらった。彼是14年、本当にそうだなと身に染みて思う。

 ただまあ、再生数は30~100くらいでJASRACの使用許諾料の単価が4.5円とかなので120円~450円くらいを1曲で稼ぐとなると酒場で500円ワンコインで1曲歌わしてもらえるって結構高い相場だったんだなと思うし、カラオケが歌うのにお金払って料理も出てくる商売で当たっていることを考えると今時の世の中歌ってもらえる商売なんて稀有なわけで。

 ピアノを始めようと思ったすぐに150曲入り名曲選の楽譜本を初級中級上級と450曲まとめて買って3600円くらいでCD1枚と近い価格でお買い得?と思ったものだけど、その金額を自分で音楽やって取り返すとなると1曲4.5円で1回聴いて飽きられたら果て無く遠く。

 ただまあ、それらは著作気収入いわゆる印税であるわけで、積み立てれば働かなくても入って来る不労所得なわけで、業界として会社がたくさん持っていれば潤う道理も分かるわけで。

 音楽を無償にすると意気込んで始まったSoundCloudは倒産したみたいだし、俺も無償提供を始めたOKMusicがつぶれたときには無償と言っても登録しておいて売名を企てたわけで曲登録して潰れられたら感想は「金返せ曲返せ」だったなぁと。

 そうすると配信の流行の波には乗り遅れても著作権団体JASRACは生き残っているわけで世知辛いけどよーく考えようお金は大事だよってそれアフラックな。違う会社な。


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