多次元データベースでも研究しようかと

専門的に尖りすぎているせいで中学生でも分かる他分野の基礎知識を学ぶと自分の分野では新発見だったということを、この数年ずっとよろこんでいました。25歳で俺はいちど自殺を試みて病院で目が覚めたのですが、なんとなく自殺に至った思考を思い出したのです。

コンピュータの会社で大阪の町工場と組んでボロクソ儲かっている時に同じく情報系の友達と飲み歩いてランチブログなどを作りながら「お金がギルに見えてきた」と発言したんですよね。ギルというのはゲーム「ファイナルファンタジー」の通貨単位で、ドラクエのゴールドは敵を倒して入手できる額と物価の相対関係において稼ぐのが大変なんですけど、FFのギルってのはレベルが上がって強い敵を倒すようになると級数的に増えていって、最初の村で苦労して買ったようなアイテムは持ち物の限度である99個でも楽勝で買えるんです。

そのときに「ネットはテレビを超えるメディアになる」と発言したホリエモンが毎日テレビに出ていて、それで俺はテレビを見ていなくて周りの人から「お前、いま大変なことになっているぞ」と言われたんですよ。なんだかどうやら世界でその時にいちばん悪いやつが自分であるという風に思い始めたんですよね。

確か川西能勢の製薬会社にHPのパソコンを1000台納入して、次はコマツ建設の計算部門を別会社にして江坂のビルに移転するところから、中国に工場を移しているキヤノンのコンピュータ部門から京大病院に電子カルテシステムを持っていくところで淀屋橋のキャノンの入っているビルの廊下でキャノンの偉いさんが整列して頭を下げているところをスーッと歩いて、そのあとくらいに自殺しようとしたんですよね。

それから病院からマンションに帰ってまだ思い出し切れない部分もあるけど、確か電話を切ってスーパーでカップラーメンやカロリーメイトを大量に買ってドアを締め切って自分の部屋に籠もりきって家賃が払いきれなくなるまでひとりで籠もってたような。

実家に帰ってからもひきこもり続けて入院もして、退院してからハロワに行ったらムトーの子会社で面接を受けてから面接官だった人から「会社を立ち上げるからウチに来てくれ」と電話がかかってきて、そっからシャープの工場で半年くらい働いて、また大阪に呼ばれて薬局用の機械制御やってから京都のNTTに呼ばれて、そこでまた怖くなって無断で引きこもろうとしたら「カネやるからしばらく来なくても良い」と言われて仕方がないからもらったお金でキャバクラとかで飲み歩いていたらその半年後くらいに飲み歩きに飽きて小室哲哉と同じシンセサイザーをどかっと買ったところで「ごめん、もう無理」と電話がかかってきて京都の喫茶店までNTTのビルの机のキャビネットを片付けて出てきた荷物を紙袋に詰めたものを渡されて、そんで最初に働いてた会社の社長から時々仕事をもらってシャープの工場に行ったり行かなかったり。

そう、なんか知らんけど子供の頃からファミコンばっかしてて、専門学校でプログラム覚えてから独学でプログラムをしていたら、大阪の色々の会社が抱えていたお金をかけて結局完成しなかったシステムのプログラムを解読できて、負債になっていたものが魔法のように現金化していったんだろうなと、もう現場でやっていたことといえばパソコンでプログラム解析してただけだからてんてこ舞いで何が起こったのか今でも分からないんだけど、テレビでリッチマン、プアウーマンを見た時はなんかズレてるけど懐かしい気持ちになりましたよ。俺の主観から観察される事案は電話で呼ばれてプログラム改造したら銀行口座にお金がドバっと入ってそれで遊んでまた電話してってだけだからな。

「どうやったらそんなに儲かるんだ?」とあちこちで絡まれて、そのたびに「オブジェクト指向のプログラムングがこれから来るからお前もC++の本を買って読んだほうが良い」みたいな話をして「ハア?それがどうカネになんねん?」と暗い部屋に連れ込まれて屈強な男に脅されてもずっとプログラムも話をして結局逃してくれたりという事案もあったけど、そうだな、近頃は理科より社会科の問題としてどうしてプログラムがカネになったのかそれを追いかけ回しているんだよな。

とりあえず携帯に入っている色々の会社の人に電話してみて「仕事ないっすかね」と言うとICロックとか指紋認証で防御されているコンピュータルームに顔パスで通してもらえて動いていないプログラムをみっけてデバッグして動くようにすると「ありがとう」と言って銀行に現金がぶち込まれるという状態から、いちどは会社をちゃんとした会社にしようと社会保険に加入したりもしたんですけど、国民年金になったり厚生年金になったりとつぎはぎだらけで年金事務所の人から「何の仕事してはったんですか?」「何回転職されているんですか?」と聞かれても覚えていないところも多くて。

いや、正直な感想を言うとタイムカードを押して時間給で何時間働いたらいくら貰えるという形態でソフトウェアの製造を任すと働かないで椅子に座ってパソコンを操作しているフリをするだけで毎日お給料がもらえるという風に社会を理解している人がたくさんいて、ソフトが完成したら成果単価で報酬をもらえると理解している人で限られたお金を取り合っていて、共産主義的に平等に分け合おうとしている人と、資本主義的に出来る人に全部集めようとしている人がケンカをしていて、だけど集めたお金は銀行に預けたら銀行員が融資して、株を買ったら株主になって、会社を自分で作れば社長になるという。

フリーウェアにしてばらまいたソフトがもし1本100円でも貰えていたら・・・。みたいなことは近頃はあんまり考えなくなりました。基本的に100円が惜しいんでなく、振込方法としてクレジットカードとかが必要になるとカード審査や番号入力という障壁が出来るから売れないだけで価値として100円が惜しいと思われているわけでは無いと思うってのが電話料金から自動でソフト代が引き落とされるスマートフォン市場の爆発的なヒットを生んだんですよね。

まあ、お金の話はいったん置いておいて、コンピュータの便利な利用法としての多次元データベースをこれから研究しようかと思っているところです。それが出来たら世の中どう変わるかも先に考えておけよって言われたのを思い出しましたよ。

単純に社会の法規とか何とかが爆発的に普及したネットの利便性に追い付いてないんでしょうね。それがもし追い付いたらってか、何がどうなったら追い付いたと言えるのかみたいな思想とか新しい社会のあり方みたいのを考える必要があんだけど、どちらかというと人々の現状の生活を急変させないように、急進的であった俺をとりまく環境だけが急変して、おかしくなったという。

つまり俺から見て社会のほうがおかしいということは多数決的に俺の頭のほうがおかしいでファイナルアンサーなわけだから、多次元データベースとか考える人は多分頭がどこかおかしくて、せいぜい三次元データベースまでしか理解されないけど、無意識的にみんなが使う道具として四次元以上の多次元データベースもどこかで活躍している。

そんな感じの落とし所になるんだろうなぁ。小学校の算数の宿題を電卓でやっちゃったら計算の出来ない子供に育っちゃいそうで不安だという親心みたいな問題が実現のいちばんの障壁になるんだろうなぁ。たぶんだけど。