ねたきもの



手紙を出してから文字を直したいと思う気持ち、平安時代も平成の現代も変わらないモノなんですね。


将棋のプログラムを組んで使い方が分からないと言われ、それでもコンソールを勉強して遊んでくれた友人、買ってくれた人、貶すだけの人、商売を始めようとした自分、色々なエピソードがあります。


そんでも、先日の将棋プログラムの画面公開の後にヤフーモバゲーの将棋がGoogle広告を打ってくれてこのサイトにも将棋の案内画面が出たんですよ。広告というのも半分は商売ですけど、無償でモバゲーの将棋で対戦出来る昨今にウインドウズ専用の通信機能もない将棋アプリを作り始めても商売にはならないんですよ。


それでも俺は将棋のプログラムに人生の結構な時間を割いてきたし、それは外注などせず全部自分で作ろうとしたからだし、作ったモノが食い扶持にならなくても、せめて遊んでもらえたら良いんじゃないかと操作部をフリーで公開してみます。


補足を書くと現在(2013年10月2日)アップロードしたバージョンβ4は乱数を使って毎回違う指し手で対局出来ます。思考は全くせずデタラメな分布の指し手するはずです。どのようにデタラメなのかは乱数のアルゴリズムによりますので簡単には説明できませんが、コンピュータの指し手が相手の指し手と1対1に対応していると言う理解をしている人には新鮮ではないでしょうか。


この乱数で指し手を選ぼ手法を推し進めたモノがモンテカルロ法というゲーム理論なのですが、そうではなく局面評価と言われる強い将棋のアルゴリズムと乱数を組み合わせて、最高評価の手ではなく高い評価の指し手候補から乱数で手を決めるという風にすると、電王戦のプログラムの改編をせずに事前に渡したプログラムと対局する棋士先生は困るのではないかと開発を始めました。


現実的にプログラムが11月の電王戦の予選に間に合いそうにないのと、そこまでの意地悪はするものではないという自戒からフリーウェアでの部分的な公開に踏み切りました。まだ棋譜の左右、寄り、上り、引きの省略が不完全です。これだけでも結構な面倒なのです。そして選手権の通信プロトコルも手続きの煩雑さで似たような障壁にぶつかっています。


川村雪歩 対 ロボ名人(ダウンロードは文字をクリック)


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