PS2でレイストームを遊びました

大人になるとゲームを楽しめないという話はよくありますが、楽しいです。

そもそもゲームのデザインは大雑把にアーケードとパソコンに分かれます。

アーケードはゲームをしないはじめての人にとっつきやすくシンプルです。

ただ、シンプルだからお金がかかっていないのかと言うと、お金を何とかして払ってもらうために100円もらえるなら短時間で楽しい体験をしてもらおうという「濃ゆさ」があります。

対してパソコンゲームは買ってもらったらずっとその人のものになるわけです。そうすると、ゲーセンのように座った客を立たすことは考えず、じっくり遊べるものが多いです。そして取扱説明書をよく読んで、いろいろな操作で楽しめるようになっています。

それから現代で一般的にテレビゲームと言うと任天堂ソニーの家電のようなものです。

少ないボタンでとっつきやすいものもあれば多少の複雑性を持っているものもある。そのなかでラインナップから自分に合うものを見つけて買わなくては楽しいものも楽しめません。

そこで邪魔になる考えが「お買い得」です。買ったのだからパソコンゲームのように長く遊びたいという消費者心理を持つなら、していることの中に我慢が含まれます。

そうでなく、楽しみたいならパーッと楽しく使っちゃえという余裕が必要かも知れません。

それでいても長く使えるものには間違いないのだから、飽きても人に譲るか持っておくかすれば良いのです。

そういうわけで、レイストームはゲーセンで100円のゲームだけど、今日は1回遊んで終わりました。ゲーセンで100円で遊ぶものが自分の持ち物になって得をしたければ、それだけ回数を遊ばねばならないみたいな損得勘定が無いわけではないです。俺の場合はゲーセンは徒歩圏には無いので、電車代とジュース代とかも計算して、家計と推計の作戦で買ったものです。

レイストームは1996年のゲームでアーケードから初代プレステに移植されましたが、俺は当時はサターン派で類似作品の蒼穹紅蓮隊で遊びました。そしてPS2でプレステも遊べるとなった時に欲しいと思ったソフトです。

色々の思い出は大和郡山市の徒歩で行けたゲーセン「アイ・オー」の店員ブースの脇に置かれ、そこで吉井と木村と森川で騒いで遊んでいたことまで記憶がつながっています。

さらにテレビが40インチになったことで臨場感が蘇って、また新鮮な気持ちで臨んでいます。

損得勘定で行くとゲーセンで遊ぶのは貸台制で損な気もするけど、みんなが家庭用で遊ぶようになるととっつきやすくて楽しめるゲーム会社の大盤振る舞いも受けられなくなった感じもしますよね。

そんな大盤振る舞いはしてもらわなくても名盤だけで満足できる部分もあるけど、ちょっと寂しくなったところもあるのかな。まあ、だから昨今はネットゲーやソシャゲーなんだろうけど。これはもうゲーム評というより年寄りの思い出がたりかもしれない。

楽しいことは良いことなので、それにお金の勘定もゲームと思って楽しむ近頃です。ゲームをプレイした時間と金額でコスト対効果を見るとカルドセプトやモンハンに軍配が上がるのも分かるけど、まあまあ楽しいのっぺりした時間ではなく、一瞬だけど感動して忘れられない花火みたいなものにもお金を使えるくらいの余裕があったら良いな。


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