まあ俺はセガサターンを持っているわけだから電脳戦記バーチャロンをやりたければ買えばいつでもできるし、そうするお金もあるけどしないのは興味が無いからなのだが、ゲーセンで格闘ゲームをやっている友達が皆バーチャロンに盛り上がり、そして俺も1回は遊んだが遊び方が全然わからなくて「ガンダムみたいにロボットが動くんだなー、何が面白いんだろう」程度に思っているところに確か1回200円だったんだよね。みんなワーッと集まってジャラジャラとお金を入れて群がって遊んでた、その輪に入れない寂しさみたいなのはよく覚えていて。
それでまあガンダム連ジのアーケード初プレイはジオン軍を取って負けだったわけだけど、ガンダムを臆面なく取って堂々と立ち向かえば1面くらいは勝てるようになっているゲームを戦争ゲームとして臆病に逃げ回って1面で負けたあたり、何やっているんだかという感じだけど、それはバーチャロンの必勝法でもってガンダムに臨んだから。
それからガンダム連ジをPS2で買ってクリアして「クリアした」というと結構びっくりされたのだけど、それでプレステ初代の時に人気だったアーマードコアも挑戦して、そしてガンダムとACをある程度勝てるようになってから、ふらっと入ったゲーセンでバーチャロンのひとり用を遊ぶとクリアしてしまった。それからアーマードコアネクサスも通し1周クリアして、それから遊ばなくなったんだけど、結局バーチャロンの時に感じた寂しさはそのままで、流行りものを流行っている時に輪の中に入る勇気がちょっと足りなかったのかななどと思うんだ。
そんだけの話。
ゲームを仕事にするってのもこうして遊んでモノ書いて写真や動画とって広告契約して、主業ではなくともお金にはなっているという意味でお金で測って仕事とすることも出来るんだけど、ちょっと理系脳で考えると中高で習う物理学のジュールという単位があって、1キログラムを1ニュートン動かせば1ジュールだっけか。
そんな単位でパソコン作業を考えたら、指でキーボード打ってばねで跳ね返って、電子をちょびっと動かすから、捉えるのも難しいほどジュールの単位をマイクロとかにした小さな仕事とするとパン屋さんとかにしたら「屁理屈だ」と怒る人もいるくらいなんだけど、まあ仕事しているのは指ではなく大部分がパソコンで電気が動いているわけだけど、それが送電線や光ファイバーでネットを通して地球の裏側のパソコンもマイクロに動いているとすると、通信料の総和にしたら立派にジュールに換算できるくらい電気は働いているのかもしれないなと思う。計算するとなると、ワットとジュールの換算をする必要があるんだけど。
そんな世界で、バーチャルのロボットを操って、そんで勝った負けたに転化するのはちょっともったいない気もするんだよな。
そこまで来て「ゲームを仕事にする」ということをもう一度考えると「考えるのが仕事」みたいな話で、それを今度はワットではなくカロリーとかで計算しなおすことになる。アツくなるなら燃焼しているし、クールな戦いなら省カロリーかもだ。
そこまで来てもう一度お金も持ち出すと、朝昼夜と三食食って、ゲームするのは30分くらいとしたら、三食1500円くらいで24時間の30分ゲームしてたら31円くらい分のカロリーをゲームに費やしている。いやしてない時も考えてたらもっと使ってんだけど、してる時間で言うとそうなる。
だからして31円儲かればゲームの収支はプラスになるのかもなぁ、とか思うんだけど、そうするとアフィの少額もバカには出来ないしゲーセンでバーチャロンが1回200円にはそりゃ尻込みしたけど、格闘ゲームでアツくなってもっと使ったことあるから、博打はアツくなっちゃダメって事も分かってんだけど、クールに勝っても楽しみという意味では寒い空気になる。温度管理に金銭管理とちょっとは理系思考になったか。
でもゲームって退屈な時間を楽しくするためなんだから、アツくなった方が面白いし体温上そうしたらカロリー使ったことになる。その意味で銃撃戦のようなゲームでアツくなれるのはバーチャル上でロボットが動いていて、負けて壊れても死なないけど感情移入していて、戦いに血がたぎっているからあの時みんなは夢中だったわけで、俺のアーマードコアというとスナイパー系なので、ゲームには参加していても主戦場からは離れて狙撃してるわけで、これはもう性格だなと。それでも「おまえずっこいぞ!」とか言って楽しそうに負けてくれる友達もいたように思うんだよね。学校だったらね。
まあスナイパーライフルではなくバズーカ砲とかレーザー刃でドカーン!ズバシュ!と行くのが楽しい時期は過ぎ去ってしまったのかなと。クリアまではやったけどね。