味とお金と栄養と。おにぎりよりもスナック菓子。

 このブログのアクセス統計はGoogleではストIIターボの攻略がトップヒット。

 しかしYahoo!で検索してくる人は「コンビニおにぎり 原価」とかで来る。

 猛省すると、趣味のゲームやサラリーマン時代のランチや喫茶店の食べ歩きでまあまあ楽しくやってきた30代に対して、40代は病気で引きこもり。トレンドの検索ワードを調べて、検索に掛かりやすい記事を書いてアクセスをアップして、広告収入でお小遣いをと思いました。

 それまで変人趣味と思われていたブログがお金になるとなると突然参入者が増えて、釣り記事が増えました。広告というのも結局のところ、商品に広告料を上乗せして収益の一部を受け取るわけですから、マスメディアが大手広告会社と契約して独占的にやってきたから大企業なわけで、中小零細が個人ブログで小振りに広告を打ってもスーパーのチラシ以下の効果。

 それでいて、皆がそのチラシ以下の広告代行業で競争すると、それぞれ商品価格が数パーセント上乗せされるわけだから、インフレ傾向で上がる収益以上に購買価格が高くなるんですよね。それでも会社で働いたお給料はほとんどが娯楽消費に消えていたので、そこを捕まえて生活費から少ない収益で見直したことは多くの知見を得ることにつながりました。

 原価が気になる、利益が気になる、お金を儲けたい、というのは結局のところ生活をお金でしているからであって、Yahoo界隈のネット民の多くが家も畑も持たず家賃や食費を何とかしないと生きていけないという構造の中にいるからだとは思うのですが、そこで選ぶ食料がコンビニおにぎりというのが小市民的でありながら、無知の現れなのだと思います。

 ロシア、ウクライナ情勢で小麦の高騰が始まり、円安も進み、食費がきついと嘆く時に食べているのがコンビニおにぎりというのは決して贅沢な食事とは言えないかもだけど、おにぎりではなくアルミパウチのスナック菓子を買って、半分食べて、ゴムバンドか何かで封をすれば湿らずに、おにぎりでいくと2個分以上の炭水化物が同じ値段で買えるんです。

 もちろん、近年のコンビニおにぎりの進化はすごくてシノブフーズのおにぎりQの時代からは想像しなかったほど美味しくなりました。お米も具も美味しいし、海苔もパリッと香ばしい。だけど、海苔が良いなら「のりしお」のポテトチップスでも良くないか?とか。

 ネットには貧しい人からさらに搾取するためのプロパガンダが張られています。コンビニおにぎりとスナック菓子を比較すると「太るから健康に良くない」という記事がトップヒットになるのです。

 しかし、考えてください。口から食料を食べて、胃腸で消化吸収されて、それが体になるのです。呼吸や運動をするとその体の栄養分が熱になるから体が温かくて生きているんです。その暖かさこそがカロリーという指標で表され、カロリーが高くて太るということは、体にとって生活維持以上の栄養を取れている、反対にそちらの方が健康なのです。

 まあ、スナック菓子はおにぎりより水分が少ないので、食べたすぐは物足りないかもしれません。しかし、炭水化物は水分を含むと腐りやすくなるので、おにぎりの形は消費期限が短くなり、廃棄コストがあるから陳列の数の管理も難しく、儲け以上に経費が高いことが価格を押し上げる要因なのです。アルミパウチされたスナック菓子は消費期限も長いので含まれる栄養価に対して価格は安いのです。

 だから、一袋で140円くらいでも、おにぎりより太るのは栄養価が高く良いことなのです。もし太るのが美醜の問題でイヤなら、半分食べてゴムバンドして残せばいいのです。


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