憧れのデッキ「白色閃電旋風」

 読者の方がウンザリ来ているのを申し訳なく思いながらも趣味のデッキいじり。

 書籍ディープマジックの小型クリーチャー高速出現デッキがタイプ1、2ともに何か記憶と違うと思ってページをペラペラめくっていると、あった!白色閃電旋風デッキだ!これ土地税と変化の風で何かすごいことが起きそうだけど、イメージではすごくダイナミックなデッキでいちどそろえてみたかったんだ!だん!

 そんなわけで、紆余曲折の末に税収とトレイリアの風が1枚ずつの俺にどうしろととカードを漁りゴミ漁り、Windfallとか電線のもつれとかホンマに大丈夫なのかと思うようなカードの塊で作って回してみました。

 いける!これなら勝てる!俺の今までのデッキの中でも芸術点がかなり高い!

 プレイテストを経て、プリズマイトは3色事故に用心して入れたが白騎士で十分となった。写真ではまだプリズマイトが入ったままである。他にはオパールの女人像などの珍品が入っているが、これはまあサバンナライオンや勇丸を持っていないのでだ。

 また、このデッキをプレイしてみて、ディープマジックの神髄はデッキのサイドボードの解説がしっかりしているところだと再確認した。Fさんの持論では3本中2本先取だと負け勝ち勝ちでよく、サイド後のデッキの方がトーナメントを通して長く使用するということ。メインボードは目くらましでサイド後に本質がある。しかしそれはレシピのカタチではなく分割された形で書籍に活字で記されている。

 山を並べる焼殺デッキなら赤の防御円で守ればと思うけど、多色のわけわからんデッキのトドメが分解や火の玉だとして1ラウンド目をビートで負けた相手がサイドで防御円用意できるかみたいな読み合いはあるよな。そして著者はチャンピオンでそれを制してから執筆しているということになっている。

 じゅうぶん、ビートで勝てそうではある。缶ビールを晩酌で飲んだ勢いはあるのを否定しないが、こういう自信を持てるデッキが出来てきて、いまいちど首位を狙ってMTGの戦線に復帰できないかと思っている。時代の流れは速いし時の経つ速さは人によって体感が違う。本を1冊読みこんで試すのに20年以上いや30年近くかかったのは、実物を集める財力のせいにしてきたのもあるだろう。財力が付いて賞金など取るに足りない今でも、MTGの高価なカードは相応に高値が付けられおいそれとは買えない。

 そもそもだが、赤への対抗手段は赤の防御円が優秀だが俺が青赤でベスト8に入った時も単に焼殺ではなく青が入って相手の決め技を対抗呪文で防げたのも大きい。その意味では写真のデッキも元ネタの白色閃電旋風も攻めは良いが守りはどうかというと、ちゃんとサイドボードに赤の防御円が記されている。俺、いま手持ち黒の防御ルーン1枚だけなのよね。

 だが、巷での野試合がスパイされてデッキがコピーされたのなら、今のバージョンで持ち歩きデュエルを重ねて改良点を見つけることは悪くない。まあブログ読んでいる人の中からライバルが出る可能性も無いではないが。

 流行り遊びが好きすぎて、大会の頃に「まだそんなんで遊んでたん?」という自分たちの以前のデッキが流行りすたりで変化したデッキを負かして勝つこともある。

 ストZERO3がウメハラオオヌキなら、俺のMTGはチーム「ゲルマ座」のメンバーが相手だ!振り返ると強烈なオタクの部外者いじめだったが、しごかれて仕返しをしないまま終わるのが悔しいだけみたいになってる。

 缶ビールをもう1本飲めば忘れられそうなので、今日はこれからもう1本飲むことにする。


🄫1999-2023 id:karmen