久々に休日らしい日曜日を満喫した

 もうずいぶん経つが、ウチのテレビはNHK固定になっていた。朝ドラを見て、ニュースを見る。民放はTVCMが主な収入源だから商品広告が主業であり、モノを買わない暮らしになるならNHKのほうが有益であると思ってそうしてきた。

 何故チャンネルを変えようかと思ったかは久しぶりに仮面ライダーや戦隊モノを見たいという事で関西6チャンのABC(テレビ朝日)にしたからだった。

 仮面ライダーは初代からV3アマゾンスカイライダーくらいまで俺の幼少期だったが、俺が中学高校くらいでウチにビデオデッキが来て俺が居間にいるとき両親は店で弟が仮面ライダーをずっと見ていて俺がそれを聞き流しながら勉強していた記憶がある。

 高校くらいではサッカーJリーグ開設なども話題だったが、我が家のテレビは弟のビデオ専用機となり、家にいてもつまらない俺は下校時ゲーセンで過ごしていた。

 それはそれで置いておいて、ケミーが新要素の仮面ライダーは茶髪の弟君がライダーの仲間で兄が研究所で働いている話だった。悪者に変身するのは何と女性研究者。そうかやっぱり中野信子が犯人だったのだなと妙に納得して終わった。

 ブンブンジャーは最近EVやら省エネであおりを受けているクルマのタイヤホイールをかたどったヒーロー。悪者の着ぐるみに哀愁を感じ、声優さんのやり取りが面白かったので満足度は高かった。ヒーローたちの猿芝居のあとにちょっと入る悪者トーク

 こうして思うのはNHKの連ドラは続けてみないと話が入ってこないが、ライダーと戦隊は1話完結になっている部分があり、まあシンケンジャーあたりだったか、戦隊ものを50週くらい見たら結末として最終回でいつも復活する悪役が完全にやられて完結するのであるが、ああいう感動は1年見ないと分からないが、それでも1回こっきりと大差は無いように思える。良く出来ているなと思った。

 それからTVタックル。優木まおみは年を取らないが阿川佐和子と北野たけしは老けたなーと思った。若い編集者が金髪でテレビを見ながら同氏の所属するニュースサイトをナナメ読みした。

 それから何を見ていたか、今日は昼飯を食わずその後チャンネルを日テレにして「そこまで言って委員会」ひょっとすると関西ローカルなのかもだが、テレビ討論だ。最近は仕事でも趣味でもデータを中心に考えるようになってしまったので、数字もグラフも出ない政治討論てのに本当に意味などあるのだろうか、まあ娯楽として数字やグラフが出るよりは文句の言い合いの方がよいのだろうととりあえず見たが、コメントで毎日NHKを見ているだけでは知らない事を幾つか教わったので、それで良しとする。

 それからぼんやりと学歴社会とは言うもののそれは何ぞやと言葉の定義を探ると「学歴によってその後の地位が決まる高次の社会」であり、社会に高次とか低次を求めても、日本は戦争以外には平安時代も官職が学で決まっていたのではないのかなとNHKの大河など見て思うのであるが、左翼思想が平等を求めるのに対し「学歴によって決まるその後の地位」の特に「地位」の部分が何が平等なのかと考えたらおかしく、まあ昭和は良かったのだろうが平成を過ごした我々にとっては地位の授受のための受験戦争とその実権を握る教職員との戦いがあって、人生40年くらいに考えていると若い時に遊んで今を生きるほうが正しいのではないかと思っていたけど、46歳まで来て今更に学歴がよわよわなのを悔いることはあるが、若い時を忘れているだけだとは思う。地位ね。それは旧態依然と日本社会に存在している。学歴不問だったIT業界にも技術者と経営者の間に学歴組のプロマネとか言うのが入るようになってしまった件などを思う。

 あとはナイナイ岡村東野幸治の番組を見て、その後NHKの陸上。

 夕飯を食って今日の日を終えていまブログを書いている。

 チャンネルをポチポチ変えて見るテレビはこんなに楽しいものかと思った。

 その分、今日はテレビゲームは全くしなかったわけだが、インテリジェンスとしての市販の攻略本の価値について考えたりしていた。俺もブログにだらだらと攻略法を含んだ日記を書いているが、一覧性のあるデータで分かりよいものがよく読まれる。

 しかしまあ、対戦動画など見ていると、細かいところを読み取って分かってくれているのか、はたまた無関係に同じ戦い方になったという可能性も無くはないが、弾ジャンケンなどの分かりにくい思想系のブログは強豪プレイヤーにも影響していると思ってる。ただし、PVなどのアクセス指標的にはほとんど読まれていない。

 そうするとストIII3rdのアルカディア本で俺が最も再購入をしたいのはフレーム表だが、この本の出た当時はそれをネットにアップしたゴリバさんのサイトが人気だった。俺も後に「あ、そういうことしていいんや」と思って西村キヌのイラストをブログに貼り付けたりしたが、フレーム表という雑誌の肝の部分をネットで公表するのはあの頃にはためらいがあった。後悔先に立たずだ。

 その意味ではフレームと威力とキャンセルの付加などがデータ集として売られているが、リーチは見たら分かるというか、まあだいたい見た目通りなんだけど、これも例えばカプエス2ならダルシムのしゃがみ弱パンチを密着から打ってガードで少し離れるので、回数に転化してヨガ屈小P「X回」分というような尺度を作れば視認性としてラクな数値の表が作れそうだと思うんだけど、ブログでアクセスを集めて収入になるとしても、かなり歩合的に割に合わない仕事で、昔の自分も今の自分もカネで雑誌を買うのはカネをモノや衣食住に使って余ったカネでインテリジェンスを買って時短したいと思ってしまうんだけど、それによって余った時間を分の悪い労働に当てていたら本末転倒で、この自己矛盾を内包したままだから学歴と地位とかの主義の矛盾みたいなものにも気付けなかったんだと思う。物理数学で統一理論によって完全に説明される世界を望んでいたが、化学とか歴史とかもちゃんとやっている間に、統一理論ではなく個々の現象をまず肯定的に受け入れて、その上で行列などで同時的にふたつの数が存在する数学を認めて、その上で比較によって矛盾を洗い出すと、はなから信じる気のなかった学問領域を突っぱねるのではなく論破の形で排撃できそうではある。

 ただし、これ多くのエリートは恐らく勉強して矛盾点くらいは気付いても、先述の地位のためにウソをつき通している人間たちなのだとしたら、戦うにはより賢いウソに騙され洗脳された市民が敵になり、厄介なのだろうなとひるんでしまう。

 むずかしいこと言うより、偉い大学ですというほうが通りの良い世の中は構築されているわけだ。つまりそれが地位の持つ力なのだ。地位があってカネがあると貧乏な人の中にもカネでなびく人だって幾らでもいるだろうから、キビ団子くらいでは辛いのだ。

 しかし社交界に出るではなく、家でテレビをポチポチしていたら、少なくとも芸能人やテレビ局に属する人より俺の方が選択権を得ることになる。NHK一択ではなく選択肢を持ち、生殺与奪のリモコン攻撃をすると、自分に有利な番組に変えられる。

 その意味でいつしかから、と書いたが、俺にとって最も有利なテレビ局がNHKであった頃からそうしてきたわけだが、何年もNHKにしている間にその有利にもマンネリズムと退屈がやって来て、悪役でも民放を見てみようとすると、悪趣味に面白かったのである。

 まあ、選挙の話が近づいていて、投票というのは芸能人に「お前が出てたらリモコンでチャンネル変えるぞオラ!」くらいの効果はあると思うんですよね。政治家も選挙に通らないと仕事が始まらないわけで、実際の作戦はインテリジェンスが担うとしても顔くらいは変えられるわけです。

 そうすると、まあテレビの民放にも野党みたいな意味合いはあって、商品広告もただ宣伝するとほぼ同じ品質のものがブランドで高値で売れるという時代は過ぎて、良心も持った広告が打たれていると思うのは俺にその良悪含めて買うだけのお金があるからかもしれませんが、NHKの受信料すら払うのが惜しいというような極貧家庭よりは中流に近い。そこで戦う術はNHKのみからより民放も見た方が良いのかなという休日でした。テレビなんかじゃ何も変わらんと思う人もいるかもだけど、NHK縛り何年もやってから久しぶりに見た民放はある意味新情報満載の別世界だったんです。


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