お正月にカプエス2ひとりプレイ

年もあらたになったところで思うところあってカプエス

倒すだけで必死だった神豪鬼ブロッキングでからかって遊ぶ。

やっとPダルシムで神豪鬼を出してクリアできた。

サガットなど強いキャラを取っていると余裕で勝てるので荒くなり、

荒っぽくて勝ててない試合をいつのまにかキャラのせいにしていた。

丁寧に。

 

夜中に見たアニメ「ツルネ」の主人公は弓道部で早気になっている。

早気とは弓を引いて矢を放つ時に集中しきれず離してしまうスランプ。

それを克服するため練習に打ち込んでいる主人公を周囲が助けていく。

同じスランプになった人の練習ノートを借りてきてひとつづつ試す。

全国大会優勝とかでなく、県大会に団体戦で出場するまでを丁寧に描く。

 

今になって思えば俺のダルシムが勝てなくなったのはスランプでなく、

ストIIからダッシュターボへのプログラムの修正のせいも大きかったが、

ダッシュでベガ、ターボでリュウサガットでなくダルシムを選んだ

その中での葛藤は誰かに共感してもらえるものでなくとも青春なんだ。

 

カプエス2まで来ると流石にキャラの性能変化に敏感で少し触って

「キャラバランスがこんなにされてやってられるか」と愚痴った。

それが周囲からしてプログラムを見抜いたように見えたわけではなく

「あんなに頑張っていたダルシムをやり込みもしないであきらめた」

という風に映って、田舎のゲーム仲間からはミヤザワどうしたの?と

 

そう言って、西大寺キャノンショットの大会ではチャン・コーハン

余すくらいの格好で代表を取ったわけだからダルシムでも良かったかも

年明け早々から変なテンションで練習に打ち込んで結果として後悔した

 

結局の所、ちょっとした顔見知りではある全国レベルの中に混ざっても

青春時代にチャリンコでゲーセンに集まった寄り合いほど親密でなく

ただ孤独の中で技を磨いた先には充実感よりも喪失感ばかり残るわけで

今年のお正月も誰かと楽しくワイワイとでなく独りでゲームをしている。

 

まあ、テレビゲームの大会にしては全国大会って大袈裟なんだよな。

上手くなってコンピュータをからかって遊ぶのは楽しいもんだけど、

人生のスパンで見るとカプコンとか新声社にからかわれたようなもの。

 

つまり打ち込んだ先にどうなりたいという未来の人間関係が描けない。

また、やった先に別のキャラクターが助けに来たり立ちはだかったり、

そういう物語性を無くしてただ独りでコンピュータを相手にしている。

 

もちろん、それに至るにも合コンでゲーセンに通っていることを笑われ、

「そんなもの家でプレステでコンピュータにも勝てないやつのすること」

と喧嘩を売られて

格闘ゲームの大会を目指しているやつはみんなコンピュータより強い」

「そんなことどうやって証明するんだ」

「コンピュータに勝つだけだったら何度でもやってやる」

というやり取りがあったわけだけど、それ以来その場の人間とは会わない

 

それまでの自分はただ自分軸で昨日の自分より上手くなったで充分だった

だけど、それを黙って見守ってくれる仲間を失って人に示したくなった

 

そしてブログを書いたり動画を撮ったりして人に示そうとしてみても

コンピュータの神豪鬼相手にまだ甘い所があるところが自分で許せない

アニメに惹かれたのは誰に見せるでもなく無心に1万遍弓を引く姿だった

それだけでは、満足できないものか。

 

黙ったままでは分からないので書いた文句は残しておく。

格闘ゲームの「間合い」とは

太極拳で「気を練る」技があるんだけど、手品師の手付きで占い師が水晶玉を撫でるように手をそこに球があるかのように撫でる手つきを繰り返すと、何もない空に球があるかのように錯覚してしまう。

これと格闘ゲームの極まった対戦は似ていて、ジャンケン的な一触即発に踏み込む前の動きがあって、東京で対戦をしている人がそれを見て「演舞」とヒトコトで終えてしまったのだけど、ゲーム理論的には無意味でもキャラクターのアニメーションで見せている画面としては「そこに何かがある」ように見える動きが関西の極まった対戦。

だから、そういう風に動きあっている状態をギャンブル性の高い技でアニメーションを楽しまずにぶっ壊してしまう攻め方と守り方はつまらないんだよね。それをつまらないと感じるのはあくまで俺の主観だから、ルールで禁止にしたいってのは筋が違う。そういう事が分からずに「ダメな動きだからそれをすると上手くならない」みたいに言ってた時期もあるので、それについては今は譲歩できる。

それで、ストIII3rdでリュウケン戦をやっていて、中足払いでの間合いのはかり合いでリュウ側が中足灼熱と中足大竜巻のノーゲージ安定コンボがあって、ケン側は中足立ちくらい反撃迅雷と中足波動ヒット確認迅雷があって、リュウが先に中足を空振ってしまうとケンの中足が確定するのでケン中足にリュウのミスが画面に出ているとヒット確認より早いタイミングで迅雷が確定する中足迅雷があって、それは結局お互いに確定反撃が怖いから控える大足払いでも同じことで、確定要素がないのに大足払いを振っていると飛び込みが刺さってコンボで半分持って行かれる。

このへん、気をつけている人は自分からは中足までしか振らず、下手な中足には大足でお釣りを入れ、それを見てお釣りでない大足をぶっ放していると飛び込で終わってしまう。大足ぶっぱするくらい甘いと判じる前に飛び込むと空中ブロを仕込んでジャンプしてもジャブで落として仕切り直しになるんだけど、空中ブロと対空ブロの合意が成立する前にジャブ対空をするとジャンプ強キックをモロに受けてやはりコンボで死ぬ。

そして、両者文句なしになるまで探り合いをしているさまが、まるで2人のキャラで気を練っているが如しなんだよな。本当に水晶玉にあたる読み合いや駆け引きがあるかどうかは分からないけど、同じ動きをなぞっていると、そこにそれがあるように見える。そして実際に対戦をすると、なぞっているだけか本当にそれを破るとどうなるかを知っているかが分かる。俺なりの実技試験があるんだよな。

そこの基準が他人に示せないと「ミヤザワさんに気に入られてるかどうかでしょ」となってしまうから、俺がどう考えているかはずっと形にしたいと思ってたけど、言葉にするとこういうことなんですよ。それを傍から見て、暴れん坊将軍がスタントマンに文句を言っているように見えてしまったというのは残念。