読めたものじゃない

自分の古い記事を読み返すと読めたものじゃないものがあって。

それでも、読み取ってもらえて反応が返ってくると、読み手の読解力を舐めてはいけないと思いますよね。分かりやすい文章を心がけるというのは読み手を侮った考えかもしれません。

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ところで自分のマジックザギャザリング研究はこのレシピにたどり着いて一段落です。

白青緑ということで白単色の小型クリーチャデッキは分かるのですが、青と緑をどう上手く使おうかということで、緑のマナエルフ群と青の手札操作群について研究していました。

いろいろあるんですよ。似たような効果で大局的にどれでも良いというか。極楽鳥でもらノワールのエルフでも1マナで出るクリーチャからマナが出ると、土地は1ターンに1枚しか置けないので、土地を出してマナエルフを出して次のターンに土地を置くと3マナでて加速する。

対して青は3マナ払って予言で手札を2枚引いて、4ターン目から増えた手札で物事に対処してゆく。減速とも取れるけれど真綿で締めるようにゲームを有利にしていくもの。

そして緑と青それ自体は対抗色で仲が悪く、クリーチャーを展開するため土地をタップしてゆく緑と対抗呪文のように相手ターンでも効力を発揮するインスタントを構えて手札を持ってポーカーのように駆け引きする青というのは相容れない。ただし、どちらも白から見ると仲の良い友好色なわけです。

白を基調として、この緑と青の押し引き両面をうまく取り入れてデッキという形に納める。それが目標でした。

そして、押し引き両面あるため、ゲーム中に両方の手札が来て、押すべきか引くべきかの判断がゲームの分かれ目となる難しい局面に遭遇します。トーナメントマジックでも取り分けスタンダードは定型的なデッキ同士で手順がパターン化されて作業色を帯びてくると不満を漏らす人もいるのですが、その原因はそのデッキを採択している自分自身にも半分程度の責任があるわけです。

まあ、総じてひねくれた面がゲームに出て、ひねくれたデッキを作って遊んだわけです。

カードを買い集めてデッキを組んでト〜ナメントに参加して反省点を踏まえてまたデッキを改良する、そのサイクルにもっと安価に手軽に身近にミニマムに取り組めないかと思い始め、出来たら近所の子供と遊べれば交通費も時間もかからないと思ったのですが、最近ではスーパーに買い物に行って家計を自分の小遣いで支えるだけで充分に色々考えられて楽しいです。

家計としては問題なくても、10円ずつ節約して浮いたお金で鬼滅の刃シールガ入った味覚糖のお菓子を買うとか、そういう戦い方とカードをガンガン買って浪費して大会優勝の賞金で返してもらわないと貯金もないという対比をした上で、節約してコモンカードで遊んで貯金も出来てその上でゲーム大会に賞金目当てにどう臨むかとなると、昔読んだホビージャパンで優勝者の塚本俊樹の文章は分からないところがあったけど、執筆者の中村聡の文中にはゲームを楽しむための生活管理や健康管理やもっと言うと遊べる余裕が出来るまでよく勉強して心配事を先にやっつけておくべしみたいなことが書かれていたなと思い出すのでした。

そういう生活をしていると、デッキを組んでデュエルして実験しなくても計算上で似たようなカード群からどちらの方がお買い得か割り出せて、そういう基礎がデッキの大作戦ではなく小技として効いて来て、やがて小技の集合から大作戦すらあらたまったというのが答えです。


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