最高傑作のフレンチを敢えてマトモに調整するテスト

 昨日の最高傑作でも山ばかり引いて天望の騎士を手札に抱えて頓死するということは起こってしまう。

 そもそも、

 ・ただでさえ使えるカードであるはずの1マナ1/1にマナ能力が付いている

 ・ただでさえ使えるカードであるはずの大気の精霊にマナ能力が付いている

 ・ただでさえ劣化稲妻である3マナ3点のボガーダンの槌に回収能力が付いている

 このうち、願いのジンのマナ能力とボガーダンの槌の能力は結局のところカードを山札から出すか墓地から回収するかでジェイムデー秘本のようなものである。そこに予言などの引き増し能力を追加するのは回ると強いフィニッシャーを早く引いてくるのに役立つが、回り出してからそのカードを引くと消化しきれない手札とマナ能力を抱えることとなる。もちろん、その状態でも大気の精霊と稲妻をたくさん持っているようなもので、相手にアタックして手札から全部打つと勝てるし、勝っている戦場にポツーンと灰色熊に等しい天望の騎士がいるという戦況は決して悪いものではない。

 それはそういうデッキで、回りだすとオーバーキル気味で事故って負けるときは負ける。そこを前向きにもうちょっとそれぞれが噛み合ってケンカせず勝つようにすると、今度は自己こそ減るものの贅沢な感じとか土地6枚とカード1枚だけでも勝ってしまいそうな局面は無くなる。そこは強弱が単なる線形上昇にならず伸縮するものというデッキ構築のいちばん難しいところではある。

 そう思ってディープマジックをもういちど読み込むとネビニラルの円盤が4枚入るところからデッキが出発しており、たぶん絶版でクッソ高いんだろうなとヤフオクで値段を見ると再販がかかって50円で捨てるように売られていた。

 そりゃね、サバンナライオンに別名の先兵の精鋭や勇丸がいることを考えると、複雑なコンボえっきではなくサバンナライオンと平地を2:1くらいでたくさん入れたデッキでも相手が円盤のターンまで我慢するとして

 ・1ターン目ライオン召喚(土地1枚セット)

 ・2ターン目ライオンでアタックして2点(土地2枚目)ライオンもう2匹

 ・3ターン目3体ライオンで6点、4ターン、5ターンで20点

 この時点で6枚手札が余るので、そこに味付けをするのがウィニーの仕事。

 それと似たような考え方が稲妻に類するカードを集めた焼殺デッキである。

 そうすると、まあ白青赤にこだわる俺は青赤2色の認識の人もまだまだいると思うけど、青の仕事はまあ対抗呪文、引き増し、バウンス、コントロール奪取くらいなのかなぁ。MTGの中では目一杯トリッキーな色だけど、もとが結構簡単やからね。それに手札の読み合いはポーカー的だけど、戦場に能力付きのパーマネントが山ほど並んだ戦況を経験すると、そっちのほうが考えることが多くて難しいわけで。

 そういうのを神の怒りやネビニラルの円盤で片付けて、真剣に並べ合いに付き合ってこなかったものが神不在となった以降のスタンダードに苦しんでいたのだろう。

 そういう世界をとりあえず「焼き」で解決しようという所まで来ているんです。手持ち目一杯の焼きと、あとは何かなぁ。

 デッキからカードを引いて健全に消費していく方が進んでいる感じはするんだけど、元のデッキの良さは宝の持ち腐れとは言わないけど、能力付きのカードが場にいるのにそれにマナをつぎ込まず手札からも行けるさあどれから起動するというような贅沢が面白みだったわけで。

 それらは仮想敵を考えないと回るキワキワまで詰めていこうとするものだけど、実際のデュエルは相手から邪魔なども入るから、それ単独ではオーバーキルに思えても邪魔が入ってくれると丁度というか、ちゃんと勝てるデッキである場合もあるのよな。

 そう考えると、典型的な仮想敵のアーキタイプを用意して対戦ダイヤグラムを作り、その結果としてというか用意の時点で相手のデッキを実物で用意できるならダイヤグラムが完成した時点でいちばん強いのを取ればよいわけで、そうできない理由は仲間とカードが足りないということであって、奈良のベンテンドウや八木のひばりやに攻めて勝って景品を取ってインチキ魔術師の汚名を浴びたり子供に負けて色々やってるくせに弱いと言われたり、とかく奈良で全国優勝の仲間を探そうとするのが作戦として弱い。

 旅に出るというもっと以前のやり方は全国優勝を目指すやり方としては正しかったがカメラなど当時は高級品で持っておらず、全国レベルでも家に帰ると親兄弟は何も知らないというのが歯がゆくキューピー堂のおばちゃんなどは他の客に口車でだまされた状態になっており、奈良は奈良で全国とは別に攻略の難しい土地柄で奈良の金持ちがカネでカードを買って勝ったみたいに他府県から解釈されるというのもそれはそれで歯がゆく。

 そもそもがインチキの巣窟みたいなところにどうやって勝つかという問題をスーパーファミコンファイナルファイトの攻略法みたいにチンピラの群れは弱いヤツから書く個撃破してゆくという意味では、地方のインチキおもちゃ屋は遠征に行くたびに1店ずつ閉店に追い込んで、MTGの大会を運営しているDCI(デュエリストコンボケーションインターナショナル国際魔術師会議)も既に潰れているのだが、勝つためには相手がいないと始まらないという最悪の終わり方だったので豚は太らせて食えみたいな感じで後で食べるための豚をペットとして可愛がって餌をやるみたいな畜産みたいな大変な仕事をするつもりで、そういえば憎たらしいこともあったけど博徒には一宿一飯の恩といって博打でカネを取り上げてもすっからかんには宿と飯を用意するみたいなところがあって、今俺はそこを全部取り上げてやっつけてしまっている弱い者いじめみたいになってないかと思うけど、全国優勝とかは取らしてもらえないわけで意地の張り合いをしている。

 まあ、俺自身もこうしてけちんぼになってカードも買わず大会への積極参加をやめると誰がどこでどんな大会に勝ったとかそんな情報もすでに興味が無くなっていて、翻って俺が何処かで何かをなしてもテレビのニュースになるほどでなければ知ってもらえないという格闘ゲームの時に悩んだことと同じで、そのテレビすらもうるさいと消されたりチャンネルが違ったり、いちど出ても興味が無ければ名前のテロップも出ないで忘れられるし、興味のある人は反対に既に俺の事は知っていて仮想敵とされているという現状は理解しなければならない。

 ベンテンドウはおもちゃ屋だったがカードゲーム関係だけ新大宮でまたやっているらしい。同じグループかどうかは定かでないがオウム真理教が名前を変えてアレフになったみたいな話だとは思っている。麻原よりもそれを祭り上げた賢いやつがいるのだろう。ベスト8でも自慢にしていたこともあれば、それは1000人中の話でそもそもが8人しかいない大会ならドベでもベスト8であるみたいな頓智を食らい、8人中なら1位になったことは何度もあるが32人中3位で本当に心から1位が欲しくなったが、それからベンテンドウが店じまいで遊び仲間も連絡が付かなくなった。

 とにかく、欲求不満というか心底から何かに腹が立っている。ふつふつと怒りといら立ちがこみ上げるが、その矛先というか原因が客観的に説明をつけるのが本当に難しい人間関係の行き違いのようなもので、全く埒が明かない。たぶん黒い睡蓮が100円くらいでもし買えたらそんなに腹は立っていないと思う。本当に30年前のアメリカだったら3ドルくらいで買えたのだろうか。そこがノンフィクションなのか、日本で米国産であるとして巧妙に仕組まれたインチキなのか、そこらへんにも興味がある。


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