あらためてフランス国旗トリコロール「自由平等博愛」デッキ

 なんかデッキ調整を繰り返すうち反対に自信は無くなってきているのですが、フランス国旗の「自由平等博愛」の精神をデッキで表現しました。色だけやん!と思われるかもしれないのは、そう白には天秤というカードがあってそれが平等の象徴なのですが持っていなかったのです。残念!そして白騎士ではなく緑マナでパンプアップする「天望の騎士」というカードが手持ちマックスの3枚入っております。過去ログを読むのが面倒な方に説明しておくと、カードをあるトラブルの怒りから関係者の住所にドカッとダンボールで送り付けスッキリした後に、じゃあスッカラカンから幾らくらい出せばトーナメントに出られるのかということで1ボックス相当のカードを買って、ドラフトの戦利品と合わせて何とか60枚揃ったところに先兵の精鋭と天望の騎士が入っており、可愛げな坊ちゃんのレアカードの塊に先兵の精鋭1ターン目からスタートして神の怒りを打たれる前に天望の騎士パンプアップで20点ちょうど与えてしまったんです。

 まあ、3ラウンドあるので神の怒りと悪斬の天使などで2ラウンドスコボコにされてラウンドとしては負けましたが、ワンパン決めたのは気持ち良かった。

 そんなデッキでも手持ちのDCIポイントが高かったためか、8回戦中7試合目だったかな、中央付近のテーブルで稲妻をめぐるファストステップの攻防に無言でカードを示すだけの相手に怒りが沸々と来たのはその案件が引き金となって、今までのルールをめぐる論争やそれを新しく始める人に説明困難だったことなど、様々な堪えてきたことにもういい加減にしろと思って長机を拳骨で思いっきりぶん殴りました。

 それ以来、大きなイベントには行かなくなり、地方のおもちゃ屋に何度か行ったくらいですが、天望の騎士をそもそも英語表記が基本のエントリーシートに日本語で先頭に書いて、次のセットで例年は白の構築済みセットのレアは天使なのですが、何と1マナ1/1の「闘争の学び手」がキラレアで収録されていて、フォーミーだと思いました。

 その後は大阪に行った時にまだ取り扱っている店を見つけて基本セット2021をワンボックス買いました。ロシアのウクライナ侵攻の前日でした。俺の気持ちはフランスなんだけどねー。まあそしてフランス周辺の国とかEU圏の地方でもナポレオンを王様だったと思っている人などいない地域もあるそうで。

 それからナイトバーサスドラゴンとかいうセットも出たと記憶しています。

 これでもタイプ1と言ってもコモン13基本土地9の40枚中22枚はありふれたカードなわけです。まあ絶版のコモンと現行のレアどちらが手に入りやすいかというのは争点になるかも知れませんが、先に書いたトラブル以来店でパックで買って剥いて出たカード以外をトレードや単品購入をせずにどれくらいデッキになるかという実験のようなことをしています。

 ただ、それが自由平等博愛の平等の正しい受け止め方かどうかは分かりません。自由だって支配からの逸脱にそう思うだけで、気づけば自分たちが為政者の側だったりするわけです。革命ってそういうものだからね。そしてひとたび赤の博愛から緑の自然と生命に行ってみたこともあるのですが、自分の心は赤に既に奪われているとも思います。

 このデッキに入っているボガーダンの槌だけは、思い出のカードとして手放さずに持っていたのを部屋の掃除で見つけたものなのです。これはミラージュのレアカード。

 デッキ調整の合間にネットで動画を見ていたら世界水泳のコマーシャルが入っていました。水泳選手のようなプロアスリートに比べて俺らMTGそこまでやってるわけちゃうやん、と。

 ただし、本気で勝ちに行く取り組みで費用が優勝賞金を超えてしまったら本末転倒だけど、近代スポーツって既にどれもこれもそういう状態で後援者がいないとプロもプロとして成立しない感じがするんですよね。勝ちたい気持ちと引き際との見極めが重要。

 まあMTG勝とうとしてどんな取り組みが考えられるかみたいなとこ、ぶつかって頑張るその対象は何になるのかみたいなところが案外と難しいってのはあると思います。

 俺あるあるだと以前はデッキデザイナーみたいな世界のどこかにいるスタッフという立ち位置がお好みで、チームもそれに乗ってくれていたことがあるんです。あるんです。だから今回もこのレシピを書き上げるくらいの仕事でひと仕事した気ではいます。スポットライトが当たらないところの方が仕事がしやすい仕事も世の中にはある。そのへんはもう、世の仕事のおさまりように対する無いものねだりみたいなものなのかも。


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