今日の戯言ブログは高校野球を見ながら昨夜のNHKを振り返る

 NHKの特番ムーランルージュのアイドルと太平洋戦争の学徒出陣が順番に放送されるのを見て、名前と写真から組み立てた創造と再現映像とのギャップが埋まった。

 いやアイドルの方はAKB48の劇場がそもそも再現のために作られたものであるというので想像と再現VTRの間にワンクッション補助線があるわけだが、学徒出陣を巡るVTRの中でとりわけ当時の大学生が残した手記の分量がすさまじいと感じた。

 今時はテレビがあるので、本やノート以外でもテレビで知っていること、まあさらに言うと現代的なガジェットを駆使して知ることもあろうかとは思う。当時はそういうものではなく文筆の占める比重というか割合が非常に大きく、学生はひたすら本を読み文字を書いたということなのだろうと思ったわけです。

 今時の子供が鳴りたい職業もYouTuberとかが挙がるのは月並みに言って映像の世紀なわけですが、こうして活字メディアを使っているのも旧制高校の出身で、皆がテレビを見ているときに何故か不良と混ざってゲーセンにおり、そこで取っていたのがビデオデッキやパソコン通信の時代に安い広告媒体となった雑誌活字メディアで、文章中心の考え方で得意科目は国語と英語の語学で憧れていたのはシンガーソングライターの桜井和寿というどうしようもない「オクレ」の物書きが最近物を書かなくなった若者の書いたものとして高齢の諸先生方が読んでくださったことで、奇跡的な通信が起こったわけです。

 そこで帝国大学の書庫を秘蔵映像として拝見したあとの感想は「もっと書け!」と叱咤激励をいただいているのかも知れないなと。

 あとは野球ですよね。今も目の前のテレビで高校野球が続いていますけど、どちらが勝ったという勝敗の二値から得失点差にトーナメント表、それが日本地図でどの県とどの県が戦っているかという見方をすると、米どころと港湾都市と工業地帯ではどれが強いかみたいな観戦の仕方に代わり、まあもちろん諸監督先生をはじめ選手ひとりひとりの努力というものは個々人にあるとして、それは分からないけど野球チームが強くなるにはスポンサー力が必要で、選手家族や学校の収入つまり授業料はどっから出ているかとか考えると、普通にカネのある町が強いのかなと思ってしまうし、実際その傾向はあると思うんです。それはそういう風に分かろうとすれば中学くらいでも理解できそうだけど、なかなか小中高の勉強でそういう頭にならず、語学のみでは分析力不足で闇雲に乱読して書きなぐって、近現代の考え方までたどり着けずに卒業してしまった。

 そんなことをいまさらに高校時代を振り返って何もわかっていなかったけど、これらのことは教えてもらったことでもなく、自分で勉強して組み立てて考えてきたことなので分類してカテゴライズして出した答えをSEKAI NO OWARIにBAD HABITと言われてもやめらんない。


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