ギターマガジンを読みこんでみた

 ギターマガジンを「ぼっちざろっく」表紙に釣られて買ったのは7月の事。

 こういう雑誌って好きなミュージシャンのプロマイドみたいなもので写真が見られれば良く置いておいて眺めるものかなーと思うのだけど、信じてもらえない本当の話として俺はギターを独学で覚えてGoGoギターという雑誌や幾多の音楽教本を本屋で買って覚えたことがたくさんある。

 それで暇した時にこのギターマガジンには何が書いてるのじゃ?というのも譜面や教本的部分ではなく、インタビューまで読み込むようになったわけで、ギターを弾けるようになって「俺ギター弾けるし流行りのミュージシャン批評なんて」とそれまでの人生の暗部をひっくり返したような性格になったことあんだけど、話は話で出来た方が良いよねーと思うと気になる人のインタビューにも読む価値を見出したのであった。

 そんなわけで三井律郎さんのインタビューがギタリストとして「ぼざろ」の後藤と喜多ちゃんのパートについての言及もあり気に入って読み込んだのであった。見開き4ページほどであるが、下北系やギターロックとジャズの絡みの話もあり納得した。

 あとはまあ、高校の頃の俺は痩せていて、30代に太ってしまったのだが、いま身長cmマイナス体重kgが113という所まで来ている。いや素直に言って182cm75kgなんだけど、ひと月1.0kgペースで落としたので、最近やたら食事の後にも空腹感が残ったり、便通の事情が変わったり、そして良いことは本を辛抱して読んで勉強する集中力がちょっとだけ回復したこと。鬱で本を読めなくなる人も多いらしく、自分もその気はあったが無事に見開き4ページはやっつけたのだ。

 思えば電車で読書していた20代も本を読んで活字を情景にする内に妄想に入り、その間に字を目で追って「なんだっけ?」ってなってちょっと巻き戻って読む。そんなことの繰り返しだったと思う。その想像と目で追う速度など、読み方がちょっとずつ変わるんだけど、最近苦戦している「アクロイド殺し」はイギリスの風景想像できねーからは入れねーだし、三井律郎がすっと読めたのは対象読者がぼざろ視聴の上ギターに興味ありしかも下北にエフェクターにジャズも入るとなると知っていることだから良く読めるのだ。

 そうこうしながらも昼にはスーパーに買い物に行き昼飯のカツ丼弁当以外にパイナップル、ラッキョウ、ちくわ、ポテチ類、カロリーメイトウィダーゼリーの買いだめなど、食生活も高校の頃に好んだものや母親が出してくれていたはずのものも思い出して加えている。食費の使い方としてはアンバランスかもだが、俺は進学校に行かせてもらっていて、難しい授業についていくための勉強をしていた。勉強と学問はどう違うかというとただ学問をするのではなく無理目に努力することを勉強とするのが元々の言葉らしい。そのちょっと絞れた感じで細身で勉強できる奴は傾向的に多かったが、まあ文武両道的なのもいたけどね、自分に関して細身の頃に帰りたいとか思うのよ。

 専門学校では有本と岡田でホソチビデブの三バカトリオでよく遊んだ。そして俺はデブの有本をバカだと思って付き合っていたが、アイツの食うものを真似して食ったら旨かったのでそれから食べ物の好みが少し変わった。ゲームに関してはレベル上げ頑張り屋さんだったが岡田が何食わぬ顔でレベル99にしているのがアクションリプレイ系の改造ツールだと証拠を取ったわけではないが、授業で2進数を習っている時から「16進だろ?」と真面目に授業を受ける俺をバカにしてきていて、そして16進でバイナリを読むのが改造ツールの主流なのでそういうことだろうと考えるに至った。

 そうして30代の終わり頃の俺というと「デブズル」になっていたのであった。

 それでも努力を続けるということを信じられたひとつが10年以上続けたギターであった。ただそれも現代音楽にコンピュータ音楽の一角はあり三井律郎さんのインタビューにもDTMに関する記述もちょっと触れられていた。

 どうしてもギターを弾いている時に何かで音楽をかけて当てぶりという嫌疑をかけてくる人はいたが、そういう人との付き合いが疎遠になっただけで嫌疑が俺に届かないようになるSNSのブロックみたいな仕組みでそこそこ快活になっているのだが、「俺弾けるし」と高く止まるから俺が離れて相手も逃げたのであって、プロの作曲家でもギタリストでも「DTMもやってますよ」という隙をもつことが懐を広げているのだと思う。


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