レーダーチャートは何の役に立つか

 ゲームの強さを六角形にして考えるということを姪に教えてあげたいと思ったのだが、まあレーダーチャートの各要素が何でありどう測るかというもっと難しい問題があるので、俺の高校の頃の成績を例に出して「俺の屍を超えて行け」とエールを送ることとした。

 多少乱雑だが、こんなもんだろう。国英が得意教科で文系進学が普通だが、特に父親に「文系出て何になんねん?」と詰められて答えられず「理系に行け」と言われた。

 模試の総合偏差値は60程度で関東ならMARCHでまあ関西なら関関同立程度は通るんじゃないかなと考えていたのは国語の先生や母親だった。しかし俺は自信が無かった。

 簡単な話、模試の総合得点は全部の六角形で図の右寄り赤い線分と中央を結ぶ四角形の面積で得点を稼いでおり、センター模試で良い判定が出ても国公立の二次試験では左の青い線分と中央で囲った貧弱な理系力で勝負となる。冷静に考えて負けるよね。

 とすると、フリーターして合格した専門学校の偏差値が37であったとして、偏差値60からえらく落ちたなぁと思われても、案外適格だったのかもしれない。

 それでもこうして文章を書くのにパソコンを使っている以上は文系力で戦っていて、プログラマーを退職するとそこには理系力偏差値37の普通以下の勉強のできないオッサンが途方に暮れているという図が浮き彫りになるのである。

 本当に数学というのは俺の世代では軽視されていて身長182cm体重75kgがどの程度かというと標準体重は身長マイナス110なんていうセンチメートルとキログラムの足し引きが保険体育で平気で教えられる時代ではあった。

 まず、体積を比重を考えなくてはならないので、体重を身長で割ると0.412だ。その中で体幹と四肢に頭部など全部重さが違うわけで、これも何をどこから測って良いかなかなかに難しい問題ではあるが、その難しさを乗り越えてこその理系力だと思う。

 そういう風に理系的に考える癖がついて、不服だった偏差値60から偏差値37への転落は反対に勉強を積むことで当然であるという風に思うようになったわけで、高校当時、専門学校入学当時と違って、いま競プロやOSSで技術者偏差値を測るとまあ50は超えている。

 それでも本職として活躍して日の目を見られるのは本当に上の上のひと握りひとつまみなのだろうなとも思い、ああこれからどうしようと思いながらもブログは続けます。


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