今日の餓狼伝説スペシャル(ネオジオ版を山田十平衛でクリア)

和室のファミコンを片付けて物置を探しまくってネオジオをセットアップ。

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エミュだとUSBジョイパッドなので、レバーが欲しくなる。PS2のレバーをUSBに変換するアダプタを格闘ゲーム仲間にあげてしまい、久々やりたいと思うけど返してというのも何だし、また買うのは勿体無いしで物持ちの良さを発揮してネオジオを出してきた。

久々に持ったネオジオコントローラのデカイこと。PS2はホリのミニスティックで、最初はデカイのがゲーセンみたく手に馴染んだけど何年もゲーセン行かないでミニスティックで遊んでたら今度はネオジオスティックをデカく感じたわ。ボタンの目押しもパッドの親指ともミニスティックとも何か感覚違うしな。

ファミコンを片付ける前にグラディウスを1回遊んだら3面で死んだので多分疲れてる。そんでも餓狼伝説スペシャルはレバーだと良い調子でクリアできたよ。山田十平衛での面白いパターンも色々と組めた。

まだまだ目指す高みはあるのかもだけど、やっと餓狼伝説スペシャルをマスターしたって感じがしたよ。どっかで腹くくって腰を据えてやりこまないと、いつまでも気持ち悪いままだったんだよね。

餓狼伝説スペシャルを山田十平衛でライン待ち無しで

餓狼伝説スペシャルには「ライン待ち」という必勝法があってですね。彼氏彼女からLINEが来るのを待つわけでなく、奥行きのある画面で相手が手前なら奥で相手が奥なら手前で待って、軸を合わせてくるのをひたすら迎撃するという戦法です。

これをやると最初にほんの少しでもリードしたほうがかならず勝つし、どちらも勝負を仕掛けなければ引き分けになってしまうんですよね。

だけどちょっと待てと。ライン待ちだから待ってんだけど「ちょっと待て」は反対だな。ちょっと攻めろと。ライン待ちをすると3種類くらいしか技がないじゃん。それってファイプロでキックで勝って投げ合わないのと同じだろと。プロレスゲームなら組み合って投げるのを楽しむように餓狼伝説スペシャルなら同じラインで必殺技やジャンプ攻撃やパンチ・キックで戦って初めて面白いだろうと。

そんで、同じライン縛りで誰が強いとかコンピュータをどうやって攻略するかとかやってるんですけど、今ハマっているのは山田十平衛でキムが俗に最強と言われているので山田十平衛VSキムカッファンは対戦でも結構やりこんでいるんですね。

それでコンピュータ戦はまだ研究が浅くて、キムから始めてテリーに負けたのでテリーから始めて、テリーで始めてジョーに負けたからジョーで始めて、ジョーで始めて山田十平衛同キャラに負けたから同キャラで始めて、そこでキムもテリーも破ったのにジョーに負けてジョーをどうしてくれようかと考えていたんですよ。

そうすると見ていた人が「どうして負けた相手から始めるんですか?負けた相手が順番的に最後になるように選んだほうが結果として長く遊べるんじゃ?」と。知らないようだから伝えると「コンピュータの強さは一定ではなく、同じキャラでも後の方に出てくるキャラのほうが動きがいやらしくて強いから、勝てないと思ったキャラを前に持ってきて先に潰そうとしているんですよ」と。

それでジョーに負けてもやっぱり同キャラから始めるのは山田十平衛の同キャラはプレイヤーだと一定時間溜めてからしか出せないタメ技をコンピュータはタメ無しで出してくるから、後ろの方に山田十平衛が来ると絶望的に強いんですよ。だから最後に来るように組むのも作戦としては分かるし、実際そうした方が10面まで進めるかもだけど、最初に相手として選べる10キャラのあとにアクセル、ビリー、ローレンス、ギース、クラウザーと15面あるので出来ないうちから全面制覇を目論んで強いキャラを先に潰そうとしていたんですよ。

でね、ライン待ち無しで攻略してもコンピュータ戦の後半のテリーとかコンピュータの方から煎餅手裏剣をライン移動でかわして追いかけたらライジングタックルって、それライン待ちやん!って。

ストIIのコンピュータはジャンプ攻撃や小技からの投げで必勝なんだけどストIIダッシュのコンピュータは投げを投げで返してくる代わりにジャンプ攻撃からの足払いを必ず食らう。そんでストIIターボでハマらず強いコンピュータが完成したんだよね。

その後に出たのが餓狼伝説スペシャルだから、何となくストIIのノリでコンピュータに投げハメは効かないだろうと思っていたけど、山田十平衛なら煎餅手裏剣をガードさせた後やライン移動攻撃の後などに投げハメに行けるポイントもあって、スキの無いように見えるキャラが実は投げハメで倒せたり、返してくるキャラもいたりと奥深い。

そういう風にコンピュータが強いゲームで、ゲームセンターでは対人戦が主流だったし、その対戦にライン待ちという必勝法があるから、餓狼伝説スペシャルのためにネオジオを買ったって人も俺の周りにはいた。結構いた。

それで俺の当時の持ちキャラがダックキングで、ダックキングには永久コンボとライン待ちに必要な空中投げが揃っているので、それらでコンピュータをクリアしたけど、ストIIのように全キャラやり込んだわけでなく、ライン待ちも永久コンボもなしでは餓狼伝説スペシャルはあんまり詳しくないかなって思って最近また掘り下げているんだ。

山田十平衛は煎餅投げているだけでつまらない」って言われる事もあるけど、ルールとしてライン待ちを反則か有効か決めるのでなく、ひとつのゲームの中でライン待ちばっかでもなく、煎餅ばっかでもなく、色々の技を全部決めていくパターンが組めたら見ている人も今よりは楽しいんじゃないのかなって。

そのへんの見せ方を軸に捉えている人はキム対ギースとかになるんだけど、今は何か狙いがあるわけではなくスーファミ版を初めてワンコインクリアしたキャラが十兵衛なので、ゲーセン版を同じように越せるか試したってとこまでです。

何故オタはネルシャツにGTホーキンズの登山靴なのか

自分のカネで自分の服を買うようになってから、サブカル的な新しい意味でのオタクでなく少し古い蔑称としてのオタクが何故そんなに下げずまれていたか考えた。それは一億総中流でテレビやビデオが高級家電であった時代に機器類には恵まれて学問も出来るのに、服は母親から買い与えられたものだとひと目で分かる母親から愛されず父親が機械好きというステレオタイプに面白いほどハマっている存在だったからなんだよね。

俺は人をタイプ分けするのが嫌いだと以前書いたことがあるけど、だけど自分の父と母があまりにも社会の類型にピタリとハマり、自分がその影響でなりたくない形の類型に押し込まれようと他者からの圧力を感じて必死に反発した経験があるんよね。

何故ネルシャツに登山靴なのかというと、ファッションにはフォーマルとカジュアルがあり、百貨店のような高級店とスーパーの安い服があって、母親が本人のために百貨店で高い服を買うのに息子にはスーパーで安い服を買って与えている。その安い服が安いゆえんは定量的に生産された服からフォーマルの上物とカジュアルの上物が売れ、売れ残りからドキュンが着ているボタンのないジャージとは違って一応襟やボタンがある上等そうな服を選んでいるのだけれど、そもそもが野外活動用の特殊な用途の服であり、ニーズがなく余っているので品質の割に安く売られているのが防寒具のネルシャツと登山靴のGTホーキンズなんだよな。

だけど、最近では俺はそういう安物買いを楽しんでいる。ジャージを着ているとドキュンでネルシャツを着ているとオタクなら、ネルシャツの上にパーカーを羽織ればどうだとバーゲン前に色目の良いものを選んで、それを着て心斎橋のアメ村あたりを歩くと新しいファッションとして認識されて、真似するやつが出てきて、流行った暁には百貨店の紳士服に何万円もする上等のパーカーが並んでいるのを見て、買う人を見て、バカだなぁと少しの優越感にひたれたからだ。

そういう風に子供は最初は親の所得の問題で何らかの類型にハマっている場合もあるけど、やがて自分で経済活動をはじめると差別化のためのファッションと都会志向とか仲間意識から来る同化のためのファッションを選び始めて、あるものは新しいコミュに入るために変装のためのファションを選択することも出来る。

だから、子供の頃に着せられたものに馴染み、良い年になってお金も持っているのに上等を買わず、内向的な趣味にお金を使って母親に与えられてものと同じような服装を自分のキャラだと自分で囲いにこもって何処で服を買えばよいか分からないオタクが電気製品を買いに梅田のヨドバシカメラに行くと同じビルにコムサデモードがあるのでコムサの黒服を着ているのが実は成人したオタクであるというタイプ分けの目線を持っているんだけど、まあでも日本には服屋さんも増えたし最近じゃオタクの聖地大阪日本橋にまでコスプレ系やオタクのネルシャツがファッションのひとつの形態とみなされてオタク的シャツを専門に取り扱う服屋さんも出来たので、そろそろこの話題はもういいよね。


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