芋粥@芥川

「ニンジャガってどうよ?」
「うーん、芋粥@芥川」
何の話をしているか、さっぱりわからない二人の話。
ニンジャガはファミコンソフト忍者龍剣伝の北米版ニンジャ・ガイデンの略称。
(この会話の中ではファミコンでなくXBOXにリメイクされた作品のことを指す)
芋粥@芥川は芥川龍之介の作品「芋粥」のことであり、どうしてニンジャガが芋粥になったのか、これから説明する。
その前に、芋粥がどんな話なのか、あらすじを読んでみよう

芥川龍之介 芋粥 あらすじ(Wikipediaより)
この物語の主人公である五位(位階の一つ。名前は明かされていない)は、だらしのない格好をした侍である。彼は、周囲の人々からも酷い仕打ちを受けていた。しかし、彼は怒りもせず、「いけぬのう、お身たちは」と言うだけであった。そんな彼は、とある夢を抱いていた。それは、芋粥(山芋を甘葛の汁で煮た粥)を飽きるほど食べたい、というものだった。その望みを聞いて、藤原利仁という人物が、その夢を叶えてあげることになった。しかし、実際に大量の芋粥を目にして、五位は食欲が失せてしまうのであった。

忍者になるのは子供の頃に抱いた数ある夢のひとつで、その発端は確固たるひとつのものではない。
小学館の子供向け読み物で紹介された忍者はシダの葉を毎日飛び越して修行して、葉の成長とともに跳躍力が増すというエピソードだ。
もちろん、ファミコンソフトも忍者くんや忍者龍剣伝で壁を走って登る夢を描きながら遊んだ。
特に好きだったのはアスキーの忍者増田で、語尾はすべて「ござる」のゲーム解説が楽しそうだった。
黒装束に身を隠し、妖刀ムラマサを携え、トカゲも悪魔も一太刀で首をはねる。
アップルコンピューターが定義した日本の美学だ。(ちょっと嘘)
どんな夢を見ながら遊んでいるかは誰にも秘密で、ガンダムのプラモデルなんかは、部屋に飾ってあると、好きなんだと親兄弟に伝わるけれども、忍者が好きなのは親しい友達でも知らなかった。
それが忍びの掟だ。
短く書くつもりが、既に画面に収まりきらないほど長くなってしまった。
発売日に日本橋ソフマップ3番館の壁一面に並べられたXBOXのニンジャ・ガイデン。
テクものニンジャガは食べきれずに残してしまった、もてなしに応じきれないやるせなさ。
それをひとこと「芋粥」と言ったのだ。
同じはてなダイアラーに伝わる事を願う。