北米ZERO3チャンプのアレックス・バイエはその後に麻薬中毒になったらしい

最近、酒量が増えている。

酒を飲んで消灯してから真夜中に起き出してカプエス2のトレモ。

この時点で多分他の人から見たら病的なんだろうな。

昨日はアーケードモードでラスボスでオリコン落としたのが悔しくて、それで酔いが覚めるまでトレモやってから日付が変わる前にアーケードモードやって神豪鬼をレシオ2ベガ先鋒で飛び込み大キックから小キック連打ダブルニー、オリコン発動サイコバニッシュ連打というプロレベルで見ると普通の、しかし凡人レベルで見ると異常なコンボで仕留めた。

その時の高揚感ときたら夜中にパソコンをカタカタ打ち込んで興奮を長文で伝えようとするんだけど、何かおかしい。証拠がない。文章なら誰でも書ける。俺は何故プレステを持っているのにゲーセンに行っていたかというと人に見せないと安心できなかったからで、凄いプレイをゲーセンで人に見せることそれ自体が快感だった。

だけど、見ていた人が凄いと思ってみていたわけではない。実際に通信対戦で戦った相手は「そんなん反則やんけ」と絡んできたり「小学生みたいに夢中やな」と負け惜しみを言ったりで「凄い」なんて言ってくれるのは同程度かそれ以上にやり込んでいる変人だけだった。

なんというか、そんな逆境に耐えれたのは子供の頃にウルトラマンを見て育ったからだろうと今になって気付く。変身できることは地球のみんなには秘密なんだ。そう、ウルトラマンを思い出さないとね。

もう15年くらい前の話になるけど、飛行機で北米までゲーム大会に行く時に、その前の大会のチャンピオンが自分の田舎に帰ってから麻薬中毒になった話を空港で通訳の人に聞かされた。

北米での大会というのは日本人にとって異常な体験だから。日本の大会では野次が飛ぶけど、北米だとものすごい歓声が上がる。日本人は厳しい目で見ていて、技術的に優れていると観衆が判断した時にはドヨドヨしたりシーンとなったりするものだが、北米ではただの拾い勝ちでも拍手と歓声が起こる。

北米で勝っても家族の理解なんて得られなかったと思い込んでいたけど、帰ってきた時に親父は「よく死なんと帰ってきた」と心配が解けたように泣いた。大会などどうでも良くて、北米で外国人に日本人が射殺されたというようなニュースを見て不安だったんだろう。そういえば昔の日本で「夢の国」と言って朝鮮に労働者として送り込まれた人々がいたらしいが、アメリカは当時は日本では銃殺とかされるヤバい国と宣伝されてたな。

ゲーム大会で出会った人の多くが帰りの空港まで見送りに来てくれたんだ。中には「どうして帰るんだ?もうアメリカにずっと居てもいいんだよ」という人も居たけど、財布には日本円で2万円くらいしか残ってなかったし観光ビザだし日本にローンと仕事が残っているから、というのを英語で上手く伝えれなかったな。

ほんとに温かい体験だった。でも、どこか非現実的で頑張って忘れて日本の生活に戻らないとって頑張ってきた15年だった。オリコンが決まるとか決まらないとかそういう話じゃないけど、俺がアメリカ遠征に誘ってもらえたのはストリートファイターという特技があったからだと思ってる。

その特技が鈍ると全て遠い過去に思えて酒の量が増えるんだけど、練習して自身を取り戻すと、ああ、俺にはそういう体験があったんだなと鮮明に思い出したんだ。