10年くらい前からプログラムを変えるより法律変えたほうが早いと考えている

俺の20代30代の仕事は企業システムの改変を請け負うプログラマだった。

まあ、子供の頃からファミコンに興味があって、俺より年上にはマイコン少年がいたわけだけど、マイコンからファミコンの時代になってプログラマが減ったと言われた時に大学に落ちたのが塞翁が馬となって専門学校でアセンブラからプログラムを習うことが出来た。

少なくとも俺の周りには俺よりプログラムを組めるやつが居なかった。だが俺はゲームプログラマーになりたかったのに学生時代に国家試験に通り一般企業の企業システムの取扱をするようになっていた。何千行にも及ぶ企業システムをモニタに映して読み込み、改変作業をして納品して報酬をもらうのだが俺に実際に入ってくるのは給料なので、複雑で単価の高い仕事をするほど会社は儲かるが俺の給料はせいぜいが2倍止まりだった。

プログラムの分からない管理職からは毎日会社に来て画面をスクロールさせて文字を読み、ある日カタカタと数行改変して会社から何百万の請求書が来る。とんでもない仕事だと思われた。データベースの打ち込みなどなら、紙の帳票をキーボードでコンピュータに打ち込むだけとかなので、そういう仕事の人が忙しそうに手を動かしていると「よく働く」対して俺は「画面を眺めて時々寝ている」だった。

だいたい、そういう仕事は専門の会社がシステムを引き取って、内々に作業するのが定番なのだがバイト上がりで常識のなかった俺が人前で鶴に化けて織物をしたような驚きだった。

楽そうだと思われた仕事の単価は段々と安くなり、俺は何故か燃えるバリバリサラリーマンとしてこなしてやろうと意気込んでいたが、同業他社でシステムエンジニアが過労で倒れた話などをよく耳にしていた。そして俺自身も最後には潰れた。

だが、冷静になると企業システムが複雑になるのは法律で手続き化された会社業務の自動化を目論むからであり、会社業務が自動化されると役人や管理者が手持ち無沙汰で用済みになる。だから役人側が業務の手続きを複雑化させてコンピュータに取り上げられまいとしたのだ。

そんなことで労働者であるプログラマが過労死するくらいなら、何千人といるプログラマシステムエンジニアを殺すより、国会議員が300人ほど起立したら法律を変えられるのであるからそっちのほうが省エネじゃないかと俺は思い始めた。

そしてフリーライフの竹山社長は俺の良き理解者であったが、転職先のエルアンドエイチの本山社長は俺は扱いにくいので同等の能力を持つ別人と取り替えたいと常々思っていたようで、たくさん新人を取って人事に「どんな人取ればこの仕事できるの?」と尋ねていた。

俺は大学には落ちたがその後35歳時点で15年勉強していて大卒とか院卒がどんくらい賢いのか疑問視していたから、ある日「法学部の人でも取ってみればどうでしょう」「分かってる?法学部って給料高いんやからね?」「だけど社長いつも俺の給料高すぎるって言うじゃないですか」と。

それから俺は業務代行のような仕事から工場での機械制御のプログラムに仕事を鞍替えした。憧れのゲーム会社も思っていたクリエイター職でなくゲームを作れないゲームクリエイターが「こんなゲームを作りたい!」とお願いしたらお金で作ってもらえるという注文生産の会社で本当に俺が作ったのに他人が作ったことになる経験もした。悔しさ以外に何もなかった。ゲームの売上から見込んだ経済効果は億単位だが、それまでの企業システム改変の取り分が会社3:俺7くらいだと聞かされていたが、その真偽の前にゲームの仕事は会社99:俺1だと分かった。

そんな事を思いながら、テレビで大阪維新の活躍を見ていた。だが維新が選挙で自民党にいじめられているのを見ると、プログラマがシステムより法律を変えて欲しいと願っても法で守られた既得権益で過ごしている人だって国会議員以外に省庁の職員や役所などの地方公務員だってたくさんいるわけで、その仕事の全容が分かるまでは本当に天秤にかけてシステムを改変するのと制度を改変するのでどちらがローコストかは判じられない。正直って分からない。

だからというわけではないが、議員選で維新を押しても都構想には反対に回っていた。税金のムダがなくなれば浮いたお金の使いみちとしてゲーム機などの無駄な消費が増える。

そんな今日は最新型のプレステPS5の発売日らしいね。少なくとも俺はまだ手にしていない。大阪夢洲IRリゾートとカジノ関連法案ってのも結局は政治家でなくゲーム会社が働くんだよな。

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