世の中のほとんどの人はおかしいこと我慢してるんだよね

 そんなに読まれるわけでもないブログを毎日書いていると、書くのが当たり前になってつらつらと文章でモノを考えるようになっちゃってんだけどさ。

 読んでる人に何を伝えたいって相手のことも分からず書いているわけよ。そんで読者の方のひとりが自主出版の本出したって話は入ってんだけど、もらえるわけでもなく買ってくれと頼まれるわけでもなく本の値段と通販の案内がしれっとネットに置かれていて、そりゃ気持ちとしては買ったら喜ばれるだろうけど、それって世の中のあらゆるものが同じなわけで、スーパーでいつもより余分にお豆腐としば漬けを買って見たさ。

 もう、物書きって言って良いのかは分からないけど専門学校の時にいちばん苦手だったワープロの授業、今では人並み以上に相当に速く打てるんよね。口で言うより手で打った方が早いくらいで、世の中広くどこでもそうってわけじゃないけど、あるとき職場で隣にいるプログラマが止まって悩んでいたら自分のパソコンで手でプログラム打ちながら隣の人に聞こえるように「メムコンプ」とか「ストラコンプ」とか言いながら仕事してたさ。

 何のことか分からないと思うけど、俺の専門卒って学歴も世の中では馬鹿にされているかもしれないけど、コンピュータで仕事するっていっても便利に使う会社とそうではなく便利に使えるようなプログラムを苦労して組んで使ってもらってお金もらう会社があるのさ。そして便利にするためにプログラムを組んでアプリのカタチにして納品する、そういうソフトハウスって言うんだけどね、今でいうITと同じかどうかは知らないよ。タッチでポンと出来るわけじゃなく日がなプログラム組んでるのよ。

 んで分かる人はいいさ、仕事がある。けど何も分からない人でも雇われてやっていて、俺が若い頃はそんなの全部首切りして俺にそいつらの給料分も全部振り込めって社長に怒ったさ。そうすると社長が「給料上げるから」ってなだめてきて、おれのきゅうりょうは1.5倍から辞める前までいくと倍くらいになったけど、何人分も仕事させられてさ、俺から見たら右か左か分からないけど会社員てのも公平給料とか言い出すから全部左に見えたさ。

 それで自分のパソコンは自分で打ってて横が動かないけど、C言語が分からないからmemcmpとかstrcmpとか打って欲しいんだけど読み方分からないから自分で「メムコンプ」とか「ストラコンプ」とかフリガナ振って口で言って打たしてたさ。

 そうしたら静かだった会社が小うるさくなって経理のおばあちゃんが「もう!意味わからないわよ!うるさい!」ってキレだして、Javaにして「ストリングコンペアー」とか「メモリーコンペアー」とか意味の分かる英語にしましょうかって提案したんだよ。そしたら「ちょっと出来るからって!」って皆キレだして、部長さんが「この子口で仕事しよる!」ってキレだしたから、それからもう人と話しないで全部黙ってパソコンに打ち込むようにしたさ。

 でもね、考えたら考えていることをみんながみんな全部しゃべるんじゃなくて、いう事言わない事考えて我慢するんだよね。そうすると、世の中のほとんどの人ってのはおかしいと思う事山ほど抱えてても黙って仕事してるさ。

 キュリー夫人って小学校の時習って極端な変な人だなって思ったけど、ガリレオは習った時に自分の意志を貫く偉い人だなって思ったもんだけどさ、今ではキュリー夫人もそれはそれで苦労されて大変な人だったんだなって思うけど、そういう逸話はみんな子供にモノを考えさせる作り話のひとつかも知れないよって思うようにもなったさ。

 俺のこの話も体験談だけど、あんな会社ビルの密室でほとんどの人は知らないわけだからビデオ撮って見せるでも無いと、みんなから見たら俺の作り話に見えるかもだよね。


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