書いてラクになりたい

書いてラクになりたい。


コンピュータプログラムを覚えてテレビゲームを作りたいという他に、コンピュータ将棋を作りたいというのも夢であった。ファミコンにブリーダーというロボットの人工知能を組み立ててロボ同士戦わせるゲームがあって、友達とよく遊んだ。人工知能任せなので自分はプログラム以外の操作をしないのだけれど、友達はいつも負けると「ああ、自分で動かせたらな」と言うのであった。両方自分で動かすストリートファイターのようなゲームでもよく遊んだ。


そんな俺がコンピュータ将棋のプログラムをはじめに書いたのは将棋好きの友達が相手がいなくて困っていたからであった。自分で相手しても簡単に負かされる、有段者の強いヤツなのだ。それでも、何度でもやろうという。何度もヘボ将棋で相手するなら、自分で将棋プログラムを組んでみて、それを相手にしてもらったら勉強にもなるだろうと考えた。


コマンドプロンプトで遊ぶタイプの将棋盤でモンテカルロ法と駒得を必要最小限に搭載した。この初号機には後手の飛車が自分の駒を飛び越すという重大なバグがあった。2号機には後手が先手の歩を取ると持駒が香車に昇格すると言うバグもあった。それでも文句を言わずにその友達は何度も遊んでくれた。


それで駒得とモンテカルロ法以外に何があるかと言うと全幅検索と定跡データベースにコンピュータ並列化あたりが思いつくのだけれど、趣味の時間範囲内というのと予算の問題で個人で研究出来ること、素人なりにも結果が出せそうなことと言うと限られてくる。


何をラクになりたいかと言うと、やねうらお先生が電王戦に出るというので、できれば味方につきたいとは思っている。そうすると、二人しか知らない将棋のマル秘テクニックは俺としては黙り殺したほうがいいのだ。それをあと1年も続けるとなると、何だか息苦しい。息苦しいということだけでも書いてラクになりたかった。テクニックについては触れないでおこう。これはブラフの反対の効果をもっているんじゃないかという気もする。


なんでもいいけど、ネットでのやりとり以外に直接ネットの有名なプログラマーと話をしたというと、やねうらお先生くらいのものなので、単純にそこは応援かなと。貰ったアドバイスとしては思考部より画面作りましょう、というのが主軸ですが、GMailで何度かロジックの話もしました。でね、そのGMailがクラック食らったので、なにかこう安全なやりくちは無いかと思ったんですよ。そうすると、案外誰が読むか分からない所に途中までの成果をオープンに置いておくということのほうが隠してコソコソするより安全なんじゃないかってね。ポンと書きはじめてみたんです。


さあ、黙っているよりは幾分ラクになったぞっと。