贈収賄は罪だが日本の文化との線引は難しいのでは

マジックザギャザリングの大会で1000人集まって8回戦って256人じゃないんだから、何かがおかしい。
審判が対戦カードを決めて勝敗数が同じ者同士をマッチングさせるルールで同点の場合は今まで対戦した相手の勝敗数が最も高いものが勝者となる。スイスドローのオポーネントマッチパーセンテージと言われても多分誰もわからないから平文で書いてみた。
そして俗説では強い相手と当たって勝つほうがオポーネントが良くなるから有利と言われているが、全勝はオポーネントに関係なくほぼ間違いなく優勝なので、実は弱い相手ばかり引くほうが有利である。このため、主審に海外旅行の帰りに空港でタバコをカートン買いして送ったというような話は時々耳にするが、簡単に言うとこれはトーナメントを有利に導く贈収賄ではないかと。しかしまあ、公職ではないので贈収賄を罪に問うことは出来ないかも知れない。
収賄と言うととても悪いことのようにテレビでは報じられるが、日本ではお中元とかお歳暮とか、子供へのお年玉とか、そういうものの額で便宜を図ってもらうというのはある意味常識である。俺はそういう文化にはあまり馴染めないが、ハムが届いたり、ある時に人の家を訪ねるのに菓子折りを持っていくことは時々ある。それが度を越すと犯罪になるのだが、そういう文化に馴染んだまま出世してやり取りの額が大きくなっているのに金銭感覚が麻痺していたってことはあると思うんですよね。
そんで法律がどうだと言うと、額がいくらなら犯罪とかでなく、こういう役職の人とは1円たりとも贈収賄をしてはいけません、というような条文だったはずだ。だけどカードゲームの大会の審判は法律で明文化されていないから良いのか、というとまあ法律的には大丈夫だから「良い」なんだよな。なんかゲーム外ゲームみたいで虫が好かないが、勝つためには手段を選ばない人間というのは漫画の悪役みたいなズルをするのではなく、にこやかに多方面に贈り物をしているというのが実情かもな。カイジとか読んで悪巧みを考えても勝てないわけ。
ずっけーよな、つまらんよなと思うのは俺がやはり業界の人間関係をきっちり把握できていないからで、優勝して写真が載ってもその後の出版社との人間関係でどんなことを書いてもらえるかも変わってくるのだが、悪役でも雑誌に顔写真が載っていれば子供の人気がありそうで羨ましいぜ。贈り物というのは本来は善行であるはずだが、見返りを約束してのものだと悪になる。だから明確には示さないのが普通だから、証拠を取るのは難しい。捉えるのが難しい割に動いている額は政治と比べて小さいので警察沙汰などには出来ないが、庶民感覚としてゲーム大会の賞金で100万円は大きすぎる。
3億円強奪事件で過労死した刑事がいるらしいが、100万円なら確かに働いて貯めたほうが確実な額ではある。ただ、それを馬鹿げた手続きでアッサリと儲けてのうのうと生きている人間がいると思うと、真面目に働くのが少し馬鹿らしくなってしまうんだよな。