ソリティア的な面白さ

カルドセプト楽しいっす!昨晩は「リンカネーション」を回していました。どうしてみんな使うのかというと、朝になってネットを見るとセガサターン版ではDS版より効果が強く、そこで「リンカネーションは強い!」というカードの名前がひとり歩きして続編でも使われる。ドローの枚数が減ったリンカネーションでもりボルトでも使う人いるよね。使ってると分かるんです。スパイダーソリティアとかでも、山札からカードがパパッと配られる時ワクワクするじゃないですか。同じように手札6枚でリンカネ打ったら、ドキドキする。手札が刷新されるわけで。1枚ディスアドバンテージつまり手損だとは思うんですけどね。

あとしつこいようだけど、全国大会の優勝ブックにかなり近いカードプールが出来てきた、つまり揃ってきたということですね、真似て試してみました。なんか弱そうだと思っていたけど、DS版だしあの頃は全部揃えて究極デッキ対決!というのではなく引いたものでやりくりしていたのかもしれませんよね。HWX4枚とか入ってるけど、それも友達みんな集めて「大会出るからオラにカードを分けてくれ!」ってやったのかもしれないし。

まあ、憧れですよね。チャンピオンにスポットライトが当たって「自分もなりたい!」って。ギターも始めたきっかけそんなんだし。ただ、ギターは続けるうちに自分の楽しみも見つけ出せて。同じようにカルドセプトもひとり遊びとしての楽しさに気付けました。趣味。

リンカネの話を真面目にすると、カードが色々ある中で特定のカードだけ何度も使いたいブックに4枚でも足りない!って時に圧縮する意味で有用だとは思うんですけど、あんまりやるとワンパターンで飽きやすくなるかなとも思うんですよ。だから自分でクルクル回すひとり遊びの楽しさと対戦型で相手に使われることを考えると、まあ落とし所として弱体化かなと。

特に強力な足スペルHWXをリンカネ入れることでゲーム中に何度打てるか、チャリティとどうちがう、ヘイストやHW6を代用として入れるのと圧縮してモノホンを引くのとどう違うなどは確率計算がかなり入り組むんですよ。そういう時に足スペプラス1枚で50分の1アップ、リンカネ1回で分母マイナス5として概算すると、まあ出るかなと。そうしないのは計算よりもゲームを通して遊びながら「ああでもない、こうでもない」と回して遊ぶのが楽しいもんですよね。

意地悪しないで概算を書いておくと、50枚中足スペ10枚リンカネ2枚で10/40で25%とそのリンカネ自体が足スペルで12/50で24%と1%違うだけなんですが、リンカネで回す感覚が楽しいのと、回すのに1ターンと70G使ってることのデメリットも合わせると相当に近いんです。

1%でも強くしたいという思いはわかるけど、確率が1%上がっていても背負っているデメリットにちゃんと目を向けると、ドローサポートより類似の次点のカードを投入する方がってのが俺の以前からの考え方なんですよね。ただ、際どいので綿密に計算したら答え違うかもって思ってた。そこは好みもあって、人の趣味を「こっちのが強いからこうしろ!」みたいなのも違うかなと。黙って研究します。俺はリンカネで捨てるカードのデメリットが気になるタイプ。

デッキの大半がゴミカードで、目的のカードを手にできれば他は捨てても良いという思想の中でリンカネが重宝されるのは分かるんですが、そうすると山札からカードを引いて双六を楽しむというゲームの前提が崩れてしまうことの寂しさ見たいのは感情論かもですね。


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