今年のゲーム研究を振り返ってのカプエス2

 今年はバーチャファイター5でジャッキーが天帝になるところからスタート。

 そしてマジックザギャザリングの引退原因は店の言い値でカードを買うと高すぎて、店持ってる兼プレイヤーみたいの強すぎだろと思ったけど、店するのも本人の力なので、こっちはコンピュータで対抗じゃ!と決めて何年もカルドセプトというゲームで我慢というか我慢の感覚は無く代わりに遊んでいた。楽しかった。

 それが不意にカードゲームに関しても定観のようなものが出来てきて「今ならやれる」と思って、デッキを組み替えて満足するに至った。エクセルで計算して最強デッキを求めるみたいのは、デュエルの成り行きをダメージだけでざっくり計り、赤単かウィニーが最強というある種の常識と一致した。これはガスの研究所でオートメーターを集計してみると、寒い冬場にガスの消費量が増えて儲かり、夏場は売れないという論理的に小学校の理科でも分かりそうな結論と集計したデータが一致したのと似て感じた。

 その上で、カプエス2も研究というよりほとんど遊んできたわけだが、遊びとしては腕とハンデを加味して対等に近いシーソーゲームがスリリングで面白いと感じるか、それともドラクエレベル99でギガンテスがザコのようだぜ!というボロ勝ちが面白いかという軸にまず分ける。

 ボロ勝ちが面白いにしても、サガットタイガーレイドで事故ゲーされるのとか、サガットが強すぎて面白くないというのは、裏を返すとサガットで戦えば誰でも結構面白いという事にもなる。ベガのオリコンはそれなりに難しいが体得できたのも今年の変化。

 それらをまとめて「サガットで誰でも結構強い」「ベガのオリコンが出来た」からサガベガブラにいちど行きついたが、ブランカが皆強いというものの使って面白くなかった。そしてトップグループではベガブラと何かのキャラ、サガブラと何かのキャラで小型中型のキャラを取るのは競技的にどうこうより、ちょこまかと動かして遊ぶアクションゲームの面白さを捨ててまで強キャラに寄せると遊べないというのもあるようだ。

 そこから導き出した今日の結論はAサガット山崎ベガ。誰もがやりそうで誰もなぜかやってない。まあサガットオリコンとの相性が並程度だし、山崎のオリコンは難しい。けど、使ってみてこのチーム強くなれば色々なゲームの強キャラ厨房が真似そう。

 どうなんかな。強キャラで手軽に勝ちたいと考える人には運用の難しすぎるチームなのかもしれなくて、それはストZERO3のⅤ豪鬼も同じで、ゲーセンで操作も100円負けるところから初めて日々の楽しみとしていた人からプレステでオリコン練習してきた人とは隔たりがって「Ⅴ豪鬼って強すぎる!」と言っても反対にⅤ豪鬼を取って分からせることが出来るかというと、オリコンが難しくて出来ないという問題と同じだな。

 その意味ではストIII3rdのケンや春麗スパコンとボスキャラ格の豪鬼ユリアンの強さが近いというのは対戦ゲームとしてはまあ初速で見たら良いバランスだったような。それでも俺がストIII3rdやめたのはキャラ何でもありでフリープレイ対戦会するとヒューゴ同キャラのグダグダになって飽きてやめたんだけど。

 けど記事中盤に書いた、カプエス2で強キャラ強グルーブとはいえほとんどの人は使って面白いキャラ、絵がかっこよくてチマチマ動いて操作の感度の良いキャラを入れるというので「強いヤツ決め」が一段落した後も、ファン同士で手加減しあって同じゲームを長く遊ぶ人たちがいる。俺はそこで決まった強いとされている奴をたしなみでこそッと練習した強キャラで負かしてマウントするので自尊心を満たしてきて嫌われた。

 それがカプエス2ではキャラやグルーブの多さから、やりこんでいる人をちょっと攻略本知識とかで負かすということが叶わなかったゲームだよな。勝っているようで、皆が何して遊んでいるのか良く分かっていなかったってことも分かった今年だと思う。


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