今日はさらにカプエス2(Aベガ山崎ブランカ2をやってみた)

 ストIIの頃からブランカが苦手だった。ストII8キャラは全キャラ使えると言いながら、ブランカだけは良く分からない。じゃあ7キャラしか使えてねぇじゃん!と内心では思うものの8キャラ使えると言ってきた。俺のブランカザンギエフより弱かった。

 ブランカが分かりだしたのは、弾ジャンケン理論を煮詰めてから「読んで飛ぶ」に全精力をつぎ込んで「待つ」という戦法を試みるようになってからだ。弾で削りに行けない分、待っているのは不安だが、相手の削りが弾である以上は飛べば勝てる。

 それが今日朝イチのカプエス2でサガット不知火舞に負けたとき「舞ブランカってブランカで飛ぶと楽なんだよなー」と思ったのが発端で、サガット山崎は両者ジャンプ軌道が低く、弾キャラに中距離で飛びやすいのが弾キャラ使いとして強みなのだが、コンピュータ舞が結構あばれ系なので、ブランカは弾キャラにじっくり待たれるとこちらも待って弾を飛ぶしかないが、暴れてくるとなるとローリングの的だし通常技も強いしで、そういうのがチームに入っているの方が良いと思うようになった。

 過去にも世間というかネットのAはブラベガという意見と大会結果からブランカどうなのかなと騙されたと思って使ったことはあるが、結局使いこなせず外した。それがいつしか必要性から入れたほうがいという合意に至ったのはすごいことだと思う。

 レシオ1ブランカ先鋒でギースまで勝ち抜き、ギースに負けて山崎登場、ラスボスがノーマル豪鬼になっちゃってベガまで出てクリアで踏ん切りが悪く、あとからもう1回プレイして今度は思い切ってブランカ2で大将にしてベガ山崎ブランカの順で相手ベガまで勝ち抜き、ベガ相手に山崎登場で優勝後ゴッドルガールを引き、ゴッドルガール相手に先鋒山崎中堅ブランカで勝利してクリア時に大将レシオ1ベガを丸々残すという理想的展開に。

 思えば関西でUMA氏がときど氏を真似てAさくらブラベガをしていた頃に天神橋筋商店街の大会決勝でこちらCサガット相手Aベガ体力4割というところでベガ全キャンダブルニーしびれ切らして先撃ったのをガードしてこちら返しの小足レベル2レイドで勝ち確と思いきや、反撃の小足のタイミングが遅くてガードされその後もつれてオリコンで死ぬというひと幕があったのだが。あの時も自分の小足ミスが敗因だと考えていた。

 しかし真の敗因はキャラ選びなどから無数の積み重ねであり、そこからキャラをすっかり入れ替えてA使いになるのに何故こんなに時間がかかったのだろうと考えると、ストIIからカプエス2までただの博打を博打と認めずしつこく続けてシリーズ化まで付き合ったから、それで他のプレイヤーと特に自分より年下の層とも続編で戦うことが出来て、それで視点が違う所から攻められているから理解できずに負けたと言ってよい。

 そういえばストZERO3もZナッシュで意地を張っていたが、PS2のストジェネでⅤ豪鬼でクリアして、ゲーセンでⅤ豪鬼同キャラをして、そこで敗れたところで意地を張らずに負けた。Zイズムなら勝負どころが分かるので勝った負けたの感覚があったが、Zケンで勝ち抜いているところにV豪鬼が乱入してきて、3ラウンド先取で2本取って3本取り返されて負け、100円2クレだったので余った1クレでV豪鬼デビューして、同キャラは最後に負けたのは覚えてるけど、1本くらいは取ったのかもうあまりそれ以外は覚えていない。Zケンはやりこんで頭にインストールされてて、ボタン何押して画面がどうなってめくり中キックをガードさせてから後退で引っ張ってキック投げの膝蹴りで勝った、返しのラウンドで豪鬼の天魔空刃脚から投げられたとか覚えてんだけど。V豪鬼はその時がデビューで対戦しながら「ふーん、そうなんだ」と思ったのは覚えてる。

 そう考えるとカプエス2もA同グル対決はやってみないとまだまだ分からない。待ってためて、それでさばいて勝てる相手には勝てるだろうけど、お互いそうなると何が決め手になるか論理的にはさっぱり分からない。弾ジャンケンがジャンケンで循環論理になるように、同キャラ同グルーブなんて本当に色々なジャンケンがあるだろう。

 その意味でUMA氏なんかは関西唯一のAブラベガでひとり勝ちだったと思う。今でも格闘ゲーム界隈ではカプエス2でも新しいほうで、ストIIXで遊んでいる人が、そうですよそれがですよ、今時ハイパーストIIですよね。ストIIXとハイパーのXキャラはちょっと仕様が変わっているとか、あるらしいんです。

 その流れで考えると、ついにストII8キャラのうちブランカも十分理屈が分かってきたのでターボブランカスーファミターボで遊ぶとかも面白いのかなと。

 使えるってレバガチャしてボタン押すだけやんって思われるかもだけど、やりこんだゲームのやりこんだキャラは画面とスティックのI/Oが脳内というか網膜というか、想像と実機挙動がシンクロしてて、思い通りに試合が運ぶんです。その状態までやりこんだゲームでもし負けたときは成り行きまでとてもよく覚えている。けど、まあそれも「いた」かもな。歳です。

 自分が若い頃は若さは才能で年食うと経験になるとか、大局観がどうのとか、将棋の本とかも参考にしたりしてストIIやってたけど、最近はコンピュータ科学とかも使うようになったしネットの利用で情報との関わり方も違うし、年功序列制度自体もたぶん昔ほど支配的でもないし。

 その意味ではゲームの中ではどんな風に変化してても、変わらず古いゲームで遊んでいる人であり続けて周りが安心しているって状況も案外と望まれるものではないかと。


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