「私ら知りたいのは結局勝ったか負けたかなのよ!」

 まあ、最近ずっと家でPS2で鉄拳5をやっているわけですが。

 鉄拳王だの風神だの勝率だのと文句を垂れて結局勝ったのか負けたのか。

 わけのわからないのはこちらのほうで、結局というのは「勝負一局がどう決まったか」ということであるので、勝率以前に5回勝ち越して一段上がっているというのは結局勝ったのか負けたのかって五局は少なくとも勝っているんですよね。

 一局をも無視して「結局」なんて言葉を使う女は本当は勝ち負け以前に言葉も分かっていないってことなんです。

 多分、駄菓子屋ゲーセンからクリーニング屋になったキューピー堂のおばちゃんも「五勝一敗(ごしょういっぱい)」という男言葉が分からなくて「五回勝って一回負けた(ごかいかっていっかいまけた)ってことなんですよ」と説明しても「んでけっきょくかったんかいまけたんかい」としか返さないんですよ。六局やったんですね。義務教育が中学以上になったのが昭和何年からか知らないんですけど、小学校でも分かる勝敗と数が分からない。

 それでゲームセンターで100円も50円も儲からなくなってフランチャイズのクリーニング店になっているわけで、それはゲームセンターとしては廃業していて負けているということがまだ分かっていないんじゃないかとすら思いますね。

 まあ、鉄拳5も勝敗数が記録されるわけではなく5回同段勝ち越しで1段あがるので入門性から9級8級7級6級5級4級3級2級1級初段二段三段四段五段師範皆伝拳達拳豪拳聖修羅羅刹風神雷神神鉄拳王と、9級から風神まででも23級段115局以上は少なくとも勝っているわけです。負けている分があるにせよ段位が上がるには勝ち越さないといけないわけで100敗しているとしたら、さらにもう100勝合計215勝はしていて、115回勝ち越しなわけで。

 道中を全く知らないで、話の中でポンと「鉄拳王」というのが出て「それどうやったら成れるの?」って隠しアイテムを取るみたいに何かひとつフラグを立てれば良いって、まあコンピュータの内部では鉄拳王の1ビットのフラグが立っているだけだとは思うんですが、それまでのことも考えてみて欲しいわけです。

 まあ、ゲーセンの対戦格闘のコーナーに入ること自体変人的だし、「知る人ぞ知る」でとどめておいたら話もはじまらないわけで、鉄拳王になったことが契機で知れ渡ってから、こき下ろされて負けているところだけを報じられるというのは辛いものです。

 バーチャファイター4と5を合わせたら結局どころか1000局、カプコンやSNKの時代から累計すると3万局以上は勝っているんじゃないでしょうか。


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