クリスマスが今年もやってくる

竹内まりやの三枚組ベストを最初から最後まで聴くとひとりの女性の一生に同伴した気分になるのよな。アイドルとして誰かの書いた詞を歌っていたのが結婚して自分で詞を書いて大人の余裕が歌詞世界で表されてて、聴いている俺はずっと年下だけど三時間ほどの間に最初はアイドルと一緒になって暮らして時に「駅」や「シングルアゲイン」で嫁が過去の恋人と再開を果たしつつも「毎日がスペシャル」や「ハーリーパーティ」では自我同一性を確立したOLのようでもあり、すてきなホリディではそういった過去を抱えながらも家族をまとめるしたたかさも感じられる。人生の扉でおばあちゃんになって舞台から姿を消す。


そんな風に長い間活動しているミュージシャンのレコードをデビューから現在まで全部聴くことで養われる人生のバランス感覚みたいなものは本と読んで得た知識とはまた違う人生観を与えてくれる。地図でこれから行く道を調べておくような感覚。

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