落書き1日1ページくらいから始めようかと

 子供の頃は絵を描くのが好きだったけど、いつからか全く書かなくなった。

 このブログの過去ログにも絵に挑戦したことが何度かあったが、そもそも文章を書いている俺のことを知る人はほとんどいなくて、そこにある日絵が貼られていて、例えばゲームの写真とかも遠慮なく貼っているので、自分で描いたと言っても信じてくれる人がネットにもいなかったろうし、リアルでも知る人もない。

 そして体裁よくしようと上手い絵を描くのがしんどかった。プレッシャーだった。

 だけど、子供の頃に楽しく描いていた絵と言うと、こんな感じ。

 これくらいの絵なら短い時間で描けて、簡単で労もそこまで厭わないわけで楽しい。

 仕事として、コンスタントつまり継続的に絵を描いていこうと思うと、ちょっとゆるくないと続かないと思うから、ゆるく描いてみたけど、これは幾ら何でもひどいかも。

 まあ、明日また描こう。

 てかカメラを持ってから絵を描く意味はほとんど失ってたんだけど、このところ絵を描くのはスーファミのワーヒー2が欲しくてポチってまだ届かないから届くまでに絵を描いて辛抱しているのだろうなと。俺が子供の時に絵を書き出したのも買ってもらえないオモチャやプラモの絵から入った気がする。

 そうそう、オモチャにもプラモにもなっていないファミコンの高機動戦闘メカヴォルガードIIとかをノートで具現化しようとしたし、ゼルダの伝説の箱絵のリンクとゲームのドット絵があまりに違うので自分で絵を描いて埋め合わせようとしたけど、ほどなくしてゼルダのマンガを買い与えられていつの間に漫画家さんが描いた?将来漫画家になりたいなどと親父に言うと「しんどいぞ?毎週15ページ描いてもらえるお金はちょっとらしいぞ?」と言われ「あー、15枚も描くのかぁ。でも1週間あるんでしょ?それで食べて行けるならそれも良いかなぁ」みたいな話をした記憶がある。

 問題は1週間に15枚書いて原稿料をもらえる人気漫画家になれないという未来線での話である。テレビで岸田露伴先生の活躍を見て俺にも飯豊まりえちゃんみたいな担当が付いたらなぁ、とかウカウカしたことを考えながら、ノートに下手な漫画を描く。

 ブログは文章で、俺がマンガを描いたとして、マンガ雑誌と文芸誌ならマンガ雑誌の方が発行部数が多いからブログをマンガ絵に変えたら集客力が増えるかなどと簡単な数字の比較をしたとして、しかし現実問題俺の文章に少しは読者がいてくれて、写真もまあまあ上手く撮れていて、そこを明らかに下手な漫画で上書きしたら反対に個人の作家としてあるのかないのかと言うと、幾許かはある人気を捨てることにならないかと。

 そうするとマンガも文筆と写真同様の集客を考えると、競争相手が強い分だけ負けるのだろうなぁと思うのだけど、これ俺の野球理論でマイナスポーツの優勝者よりメジャースポーツの中堅負け組の方が基礎体力や技術点に於いて優れているという持論があって、まあ狭い世界で申し訳ないが、対戦ゲームも競技人口が多いものを選択してきた。

 その一方で、じゃあなんでワーヒー2とか今更始めるのという矛盾はあるのだが、理屈をつけておくと、競技レベルが高くても会場に集まれる人数とかスケジュールには限りがあって、SMAPや嵐の「一強」時代には結婚どころか公演の末席すら取れないファンがたくさんいて、その点で売れないバンドにも「席が取れる」というファン側のとてつもないメリットがあったという話を添えて、それを考えるとゲーセンでのカプコン対SNKの時代にはADKは「空いている台」として一定数の人気はあったと振り返る。空いていて、乱入対戦がないのは競争が無いようで、その分だけワーヒー2はコンピュータが強く、ひとり用で遊んでいたプレイヤーでも案外と強く育ったのではないかというのは近年のハイタニ氏の活躍を見ると、そういう事かもしれない。


🄫1999-2023 id:karmen