音楽活動からゲーム音楽を経てカプエス2に戻る

 ここ3日ほどギターをクリーンサウンドでの弾き語りから、イントロや間奏の研究に変えて、それでシンセでドラムとピアノでバックトラックを作ってギターと合わせるということをしていました。

 そうしている間に、やりたい曲を「分かる人が聴いたらそう聴こえる」くらいの完成度でもっと上手くなんなきゃなぁ、と道のりの遠さにため息を漏らしながら、案外と進んでいるとも思えるようになって、ふとゲーム餓狼伝説スペシャルの音楽ギースのBGMが高校くらいかな、めちゃめちゃ印象に残ってるんですよね。

 それをギターで弾こうとして見て、出来なくて、シンセでピアノみたいに両手で弾こうとして出来なくて、左手部分のベースを弾いて録音してバックトラックにしながら右手でメロを弾くと「それっぽいもの」が出来たんですよね。

 ストIIと餓狼のキャラはキャラクターそれ自体の魅力に加えて登場ステージの背景とBGMまで含めて「居場所」を想像させるキャラクターメイキングが成されている。

 ダックキングとか、ダルシムとか、ガイルよりもケンも好きかなぁ。音楽で行くと、色々のアーティストに夏ソングとか冬ソングとか入っていることがあって、夏定番BGMとか冬定番BGMがあるけど、ストIIダルシムはインド定番BGMで昔にインドからの輸入盤CDを買って聴いて見たら70分1曲で延々ダルシムステージみたいな音楽だったこととか思い出すんですよ。

 ギースもヘビィメタルを思わせるベースギターに何故か和の尺八とかが入っていて、めちゃくちゃかっこいいと思いましたね。

 そこまで含めて、PS2のカプエス2をまた遊ぶんです。各キャラの出身ゲームを分からないと、キャラ絵だけでは多分何に夢中になって遊んでいるか分からないファンゲームだと思うんですよね。

 そんなわけで今日のカプエス2はAギース・ガイル・ベガ

 んー、ファイネストでGルガール引いて2コンティニュークリアの後にGP1400で決勝まで進んで豪鬼エンドと微妙な記録ですが、ギースしばらくやっていなかったので新鮮に遊べてます。ボスキャラで強キャラなので、そこそこの腕でも勝てて、勝ち負け基準だと勝って満足ではなかなか上達しなったですよね。

 もっと、ギースでも1発も食らわないように、それでいて飛び込みコンボとかのパターンハメではなく、強キャラでしかも上手いみたいなとこ突けたら理想ですね。

 音楽において「やりたいことがあって、このままでは死ねない」みたいな気負いがだぶ抜けて、昨晩はよく眠れました。また、ゲームでもしようと思えるように戻って。

 そして、音楽雑誌を読んで活字で育ったのが、ライブハウスに行ったりiPodに曲を詰めまくったりして、今は楽器もするけど、その中で楽譜のない音楽雑誌ってホントにどうしようもなくて(ランキング形式の「CDで~た」とか)

 その意味ではゲームもプログラムの載っているベーマガではなくファミ通とかファミマがから入っていて、近所の本屋でまさに悪貨で良貨が駆逐された状態からの独学と言うのは地獄か極楽か。カネ出して雑誌読んで文句たれるのは極楽だけど、それで文字で勉強しているというのはひどい状態で、プログラマーをしてから既にプログラムされているアプリの使い方を覚えて楽譜読んで絵を描いてという直感的な練習や勉強をしてみると、そりゃ文字打ちは難しい漢字がキーボード2発とかで出るから楽なわけで。

 それと比べて、デジカメで写真撮って加工するのは楽だけど、絵を描くってコンピュータになったら何か楽なのかって、鉛筆で描いてデジカメで撮ってパソコンはセルや絵の具の代わりに彩色に使うって絵描きさんがほとんどで、その前身には白黒のマンガがあるわけで。

 マンガの絵がボタンで動いてそりゃゲームは面白い。新しいのは多分もっと面白い。

 打ち込んだり、描いたり、奏でたりも楽しめるけど、それで自己満足の域で終わらせるのと、人から評価を受けるところまでを比べると、何やってるか分からないプログラミングって給料以外に評価されたことが無いかというと、同業者界隈で「エレガント」とか「クソコード」とか正反対の評価も方々から受けるわけですけど、そうじゃない何も分からない人からしたら個人製作のゲーム作者としてしか知られていないわけで。

 そうすると、餓狼伝説スペシャルは面白くても高校の時1994年ごろにはあまりに難しいからコンピュータ戦はつまらないと思っていたし、絵を描いた人も音楽を作った人も知らなかった。

 それでカプエス2の頃2001年にはキャラが版権になって会社から買い取って別会社で制作されているわけで、しかし餓狼スペシャルがそうではないかと言うと餓狼伝説の初代があって、あれにもテリー、アンディ、ジョーとギースはいるわけで。その中でも餓狼スペシャルのギースは餓狼伝説からしたらオマケなわけで。

 まあ、オリコンギース始めたばかりなので、これはこれで上手くなりたいと思います。作った人の方が偉いみたいのも、労使関係から来るフラストレーションの捌け口みたいなもんだと思っていて、現代は資本家が労働者を雇って製品を作って利益を出している時代から、一部の資本家が富を独占する構図ではなく多くの消費者が民主主義で参政権を得て働いている人がワーキングプアという社会。

 偉くなりたいというのを原動力に遊ぶ金があるのにわざわざ貧しい道を行くってのが、何かこう人生の作戦を少し間違っていて、ときどの東大卒プロゲーマーから学ぶのは学歴あっても雇用されるよりゲームで遊んで自己実現した方が良いという筋道で。

 まだまだ、俺の人生で俺自身の自己実現は果たせていないんじゃないかなって思う。


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